シャープ、量子アニーリングで1000台規模のAMRを制御する技術を開発
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シャープは、東北大学と共同で量子アニーリングを応用して、1000台規模の自動搬送ロボット(AMR)を同時に制御可能なエンジンの開発に成功したと発表した。
両者は、物流業界の人手不足に対応するため、2023年からシミュレーテッド量子アニーリングを応用して、1000台規模のAMRの最適経路を生成する計算エンジンの開発を進めてきた。また、このエンジンにAIを組み合わせた大規模物流倉庫向けアプリケーションの研究も進めているといい、需要予測から入出庫管理、商品や作業者配置までを最適化することを目指しているという。
エンジンやアプリケーションに関する研究は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「量子・古典ハイブリッド技術のサイバー・フィジカル開発事業」に採択されたもので、両者は2026年度中に性能評価や実証実験を行い、2027年度内の実用化を目指している。