AWS、Q&A掲示板に質問を書くと生成AIが数秒で回答してくれる「AWS re:Post Agent」投入

今回は「AWS、Q&A掲示板に質問を書くと生成AIが数秒で回答してくれる「AWS re:Post Agent」投入」についてご紹介します。

関連ワード (反対票、掲示板、生成等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


Amazon Web Services(AWS)は、同社が運営するQ&Aのための掲示板「AWS re:Post」において、質問に対して生成AIが即座に回答してくれる新機能「AWS re:Post Agent」を投入したことを発表しました。

「AWS re:Post Agent」投入

仮想アシスタントが質問に数秒で回答

AWS re:Postは、2021年にスタートしたAWSのQ&Aにフォーカスしたコミュニティ向けの掲示板です。AWSのユーザーやエキスパートが掲示板上でAWSに関する質問や回答をやり取りできます。

参考:[速報]AWS、AWSにフォーカスしたQ&Aコミュニティサイト「AWS re:Post」公開。AWS re:Invent 2021

今回発表されたAWS re:Post Agentは、この掲示板上で仮想アシスタントとして質問に回答してくれるというものです。回答はその後、専門家やコミュニティからのレビューやフィードバックを受けることで正確性が担保あるいは強化されます。

下記は「AWS re:Post introduces re:Post Agent | AWS re:Post」から説明を引用します。

When a question is asked, re:Post Agent provides a response within seconds, sharing relevant code samples, documentation links, and step-by-step instructions along with source citations. Customers with a Premium Support plan continue to receive prioritized responses, with re:Post Agent answers to their questions receiving expert reviews from AWS Support.

質問があるとre:Post Agentは数秒以内に回答し、関連するコードサンプル、ドキュメントリンク、ステップバイステップの手順、およびソースの引用を共有します。プレミアムサポートプランのお客様は優先的な対応を引き続き受けられるため、re:Post Agentの回答はAWSサポートの専門家によるレビューを受けます。

Community members can provide feedback by upvoting or downvoting the answers from re:Post Agent. Question authors can Accept the answer, members with an “Expert” reputation status can review the answer and edit it for accuracy. The feedback provided is visible to all re:Post users, giving cloud developers the confidence in the information, while continuously improving re:Post Agent’s responses.

コミュニティのメンバーは、re:Post Agent からの回答に賛成または反対票を投じることでフィードバックを提供できます。質問の作成者は回答を承認でき、「エキスパート」の評価ステータスを持つメンバーは正確性を高めるために回答を確認し編集できます。提供されたフィードバックはすべてのre:Postユーザーに表示されるため、クラウド開発者は情報に自信を持つことができ、re:Post Agentの回答を継続的に改善できます。

掲示板に書き込んだ質問に回答がつかないとがっかりすることになるため、生成AIが即座に回答してくれるのは掲示板の利用者にとっても、掲示板の活性化にとってもよい施策と思われます。

また、掲示板が長期間運営されるようになると、何度も似たような質問が繰り返し投稿されることもよくあることで、人間がこれに対応するのはだんだんうんざりしてくることがありますが、生成AIであれば何度でも同じ回答をしてくれて人間の負担を軽くしてくれることも有用ではないかと思われます。

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