イオンアイビス、HAクラスター製品を導入–「Azure」上の会計システムの可用性を向上

今回は「イオンアイビス、HAクラスター製品を導入–「Azure」上の会計システムの可用性を向上」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 イオングループのIT機能会社であるイオンアイビスは、サイオステクノロジーのHAクラスターソフトウェア「LifeKeeper」と、データレプリケーションソフトウェア「DataKeeper」を導入した。これにより、「Microsoft Azure」上で運用する会計システムの高可用性と安定稼働を実現している。サイオステクノロジーが発表した。

 今回の導入により、イオングループの会計システムは、ハードウェア障害や災害などのリスクにも対応できるようになり、ビジネスの継続性を確保できているという。

 イオンアイビスは、約300社のイオングループ企業の情報システムを担っている。グループ全体の会計システムは、高いレベルの統制とシステムの可用性が求められるため、ハードウェアの老朽化や柔軟なリソースコントロールなどを理由に、2021年から会計システムをMicrosoft Azureへ移行するプロジェクトをスタートさせていた。

 LifeKeeperは、全世界で8万ライセンス以上の導入実績があるHAクラスター製品。アプリケーションレベルでの可用性担保に加えて、DataKeeperと組み合わせることで共有ストレージを使用せずクラウド上でシステムを冗長化させ、システム全体の可用性を高められるという。

 両製品についてイオンアイビスは、サイオステクノロジーのサポート体制が充実しており、安心して導入・運用できると判断したという。また、イオングループは会計システムにSAPシステムを採用しているため、SAPシステムの冗長化に対応している点も評価した。

 2023年6月の稼働開始以降、システムは安定して稼働しているという。Azure環境で発生した2度のフェイルオーバーにおいても、DataKeeperによるデータ同期により、システムのダウンタイムを最小限に抑えることができた。またサイオステクノロジーの迅速なサポート対応も高く評価されている。

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