ゼットスケーラー、ゼロトラストセキュリティを拡張する新ソリューションを発表
今回は「ゼットスケーラー、ゼロトラストセキュリティを拡張する新ソリューションを発表」についてご紹介します。
関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
ゼットスケーラーは、拠点や工場、データセンター、パブリッククラウドなどあらゆる環境にゼロトラストセキュリティを拡張する「ゼロトラストセグメンテーションソリューション」を発表した。
このソリューションは、拠点や工場、パブリッククラウドを仮想的な“島”としてとらえ、任意のブロードバンド接続を介して同社のクラウドセキュリティプラットフォームと直接通信できるようにする。その後に「Zscaler Zero Trust Exchangeプラットフォーム」がビジネスポリシーを適用し、ユーザー、ワークロード、デバイスに安全に接続させる。
これによりランサムウェア攻撃を防止し、ファイアウォール、ネットワークアクセスコントロール、SD-WAN、VPNなどの必要性を排除する。さらに、パブリックIPに関連する攻撃対象領域を最小限に抑え、ランサムウェアの拡散を防止する。
拠点や工場向けには、レガシーな制御系システム(OT)を含む全てのデバイスを数時間以内に安全にセグメント化し、増加するIoTデバイスやOTシステムを保護する。またデータセンターおよびパブリッククラウド向けには、インターネットへのトラフィック、クラウド間、VPC(Virtual Private Cloud)間、ワークロード間の通信を保護し、マルチクラウド環境全体でセキュリティの簡素化と強化を実行する。
ゼットスケーラーは、顧客が同ソリューションを利用することで、ランサムウェア攻撃に対する堅固な保護が可能となるとしている。また、従来のファイアウォールや複雑なセキュリティインフラが不要になるため、最大50%のコスト削減を実現できるとしている。実装はわずか数日で可能とのことだ。現在はAmazon Web Services(AWS)およびMicrosoftの「Azure」をサポートしており、Google Cloud Platformのサポートは2025年2月を予定している。
同社によると、従来のSD-WANやVPNは、拠点やクラウドに企業ネットワークを拡張するため、ランサムウェア拡散のリスクがあるという。またファイアウォールによるネットワークセグメンテーションは、複雑でコストがかかり、十分なセキュリティを確保できないケースもあるという。