EVタクシーの充電運用最適化へ–プラゴらが遠隔制御など使い実証実験
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モーション、プラゴ、大和自動車交通、AESCジャパンの4社は12月3日、電気自動車(EV)タクシーの効率的な充電の運用を実現するために実証実験を開始したと発表した。日々の業務や事業所内の電力需要に適した充電運用の可能性を探る。
タクシー業務は一般車両と比べ走行距離が長く、乗客の乗車場所や時間も予測できないため、EVでの運用が難しいとされるものの一つ。充電にかかる時間も長く、業務中に充電することで営業機会を損失する可能性も課題になっているという。
モーション、プラゴ、大和自動車交通の3社は、2023年10月から、EVをタクシー運用する大和自動車交通の事業所の車庫で車両が稼働していない時間を利用し、電力需要のピークを抑えながら、車両の翌日の稼働予定や電池残量に応じて充電を遠隔制御する実証実験を実施。今回、リチウムイオンバッテリー大手のAESCを交え、より詳細かつリアルタイムのバッテリー情報の取得をすることで、外気温やバッテリーの状態など車両ごとに異なる充電の条件を加味し、高度な充電管理の実現を目指す。
大和自動車交通が運用するEVタクシー5台に対して、車両のバッテリー残量や稼働データを取得し、事業所内の電力需要を加味した最適な充電スケジュールと充電出力を算出。それをもとに、車庫に設置されている普通充電器5台を遠隔制御し、車両を充電する。外気温やバッテリーの状態が充電に与える影響や、充電によるバッテリーの劣化度合いなども検証し、充電管理システムのさらなる高度化を目指す。