豊岡市、公共施設の貸し出しをデジタル化–オンラインで予約、支払い
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兵庫県豊岡市は、公共施設の運用にスマートロック「Akerun」と公共施設予約管理システム「Spacepad」の使用を開始する。公共施設におけるオンラインの予約、支払い、鍵の施解錠が可能になる。1月31日にPhotosynth(フォトシンス)が発表した。
AkerunはPhotosynthが展開するスマートロック。クラウド型の「Akerun入退室管理システム」とともに提供している。Spacepadは、レンタルスペース予約サイト「SPACEMARKET」を提供するスペースマーケットのサービスだ。
豊岡市は、「第5次豊岡市行財政改革大綱」の柱の一つである「デジタル社会を前提とした市役所の実現」のため、今回の導入を決定。2月1日に利用を開始する。
対象になるのは、体育館や、和室、イベントホール、テニスコート、スタジアム、会議室、調理実習室、学習室などの92(鍵の施解錠は60施設)の公共施設。兵庫県豊岡市役所 市長公室 DX・行財政改革推進課の出水氏は「これまで、施設の空き状況がリアルタイムに公開されていないことや、施設の予約は書面や窓口といったアナログな申請方法に限られているため、利用者は日中の施設開館時間に訪問して空き状況の確認や予約をする必要があること、施設の使用料は現金のみに限られていること、施設管理者が不在の際は、利用者は事前に鍵を受け取りに行く必要があるなど、施設使用における利便性が悪い状況だった。施設管理者についても予約の状況を紙の台帳で管理したり、利用状況を手計算したりしているなど予約管理業務の効率化が課題となっていた」とコメントを寄せている。
今後は、スマートフォンなどから空き状況が確認できるほか、予約時に窓口に行かずにクレジットカードやコンビニ支払いができる、鍵の受け取りをせずにスマートフォンなどで扉を解錠し、施設を使用できるなどのメリットを提供していくという。