フレッシュネス、ノーコードで業務アプリ開発–本社・店舗間の情報共有効率化
今回は「フレッシュネス、ノーコードで業務アプリ開発–本社・店舗間の情報共有効率化」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
ハンバーガーチェーン「FRESHNESS BURGER(フレッシュネスバーガー)」を運営するフレッシュネスは、全国158店舗のDX推進に向けて、ノーコードのモバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」を採用した。提供元のアステリアが2月12日に発表した。
Platioは、独自の業務アプリを約3日間で作成・運用開始できる点が特徴で、幅広い業種の企業・団体で採用されているという。現場データと既存システムのデータを連携させ、より高い次元で情報を活用する「Platio Connect」や、企業の独自ノウハウを基にアプリを作成し、顧客に販売可能な「Platio One」など、製品ラインアップを拡充している。
フレッシュネスバーガーは、各店舗の衛生管理強化やブランド力向上を目指し、業務のデジタル化とDXを推進している。その一環として、日常的に発生する本社・各店舗・エリアマネージャー間での品質管理や施設整備といった情報共有を迅速化・効率化する必要があったという。同社はその解決策として、専門知識が不要で低コストにモバイルアプリを作成できるPlatioの採用を決定した。
フレッシュネスバーガーでは、本社の経営管理部の開発経験のない従業員が「フレッシュネスアプリ」をノーコードで作成。同アプリにより、商品の品質や店舗内外の清掃、整頓状況などを簡単に報告可能となり、全国約158の店舗の従業員やエリアマネージャー、本社の従業員など計約200人による本格運用が開始される。
フレッシュネスアプリの導入により、エリアマネージャーが店舗巡回後にPCから行っていた情報入力業務を、現場からスマートフォンで迅速に実施できるようになった。新規報告の登録を伝えるプッシュ通知や現場写真の添付が可能になり、情報の伝達速度や正確性も向上している。
加えて、これまでは電話やメールで伝えられていたエリア状況に対するフィードバックもPlatio上で共有。これにより、他店舗での優れた取り組み事例やフィードバック内容をほかの地域のエリアマネージャーも閲覧できるようになり、店舗運営の知識共有が促進されている。
フレッシュネスは、Platioによる報告・確認作業の効率化に加え、課題やノウハウの素早い共有を通して、全国規模で合理的な改善活動を行う体制の確立を目指している。さらに、同ツールに蓄積されたデータを活用し、店舗運営設計の最適化に取り組むことを計画している。
フレッシュネスアプリにおける報告項目には、バーガーなどの商品がマニュアル通りに作られているかに関する「商品チェック」、店舗内外の清掃状況やポスター掲示などの確認する「店内外チェック」、食品や冷蔵庫の温度、従業員の体調などの日常点検を行う「帳票管理」、修繕必要箇所の詳細に関する「修繕」がある。