アジラ、東急電鉄の各駅で共同実証実験–行動検知やAIの精度向上へ

今回は「アジラ、東急電鉄の各駅で共同実証実験–行動検知やAIの精度向上へ」についてご紹介します。

関連ワード (データマネジメント等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 アジラは、東急、東急電鉄、東急セキュリティと協力し、「行動認識AI活用による画像解析共同実証実験」を開始したと発表した。同実証実験では、東急電鉄の各駅構内や施設に設置された防犯カメラの映像を、アジラが開発したAI警備システム「AI Security asilla」で解析し、トラブルや転倒などの異常行動を検知する。

 AI Security asillaは、アジラ独自の行動認識AIエンジンを搭載したシステム。既存の防犯カメラに接続するだけで利用できる。AIが24時間体制で映像を解析し、異常行動や不審者を検知すると警備員にアラートを通知する。これにより、警備員の負担を軽減し、効率的かつ効果的な警備体制を構築できる。

 特許取得の「違和感検知」によりAIが各カメラの映像から行動を自律学習し、通常と異なる動きを「違和感」として検知する。AIが常に映像を監視し、人の目では見逃してしまうような些細な動きも検知や通知が可能だ。既存のカメラをそのまま活用できるため、初期コストを抑制できる。サーバー1台で最大50台のカメラ映像を処理でき、大規模施設でも低コストでの運用が可能だ。ローカルネットワーク内で完結するため、外部への映像流出リスクを低減できる。

 アジラは、個人情報保護法と関連ガイドラインを順守し、データの取得、利用、保存に関する基本方針を策定している。AI Security asillaを通じて取得する情報は、原則として姿勢情報や顔情報が取り除かれた画像のみであり、特定の個人を識別できる情報は含まれない。

 アジラは、AI Security asillaのさらなるアップデートを予定しており、今後も技術の向上とサービスの拡充を図るという。

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