環境アレルギーを滴剤で治療するWyndlyは2022年までに全米50州でのサービス提供を目指す
今回は「環境アレルギーを滴剤で治療するWyndlyは2022年までに全米50州でのサービス提供を目指す」についてご紹介します。
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本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
慢性のアレルギー患者は、説明されなくても季節性アレルギーや環境アレルギーの不快感をよく知っている。アレルギー注射についても、知っているかもしれない。それは、毎週または毎月診療所へ行って注射をしてもらう治療法だ。しかし、まだ知られていない治療法もある。あまり手間がかからないアレルギー滴剤だ。Y Combinatorの現在のコースを受講しているWyndlyは、アレルギー滴剤の普及を目指している。
耳鼻咽喉科の医師であるManan Shah(マナン・シャー)博士はパンデミック以前に、患者に診察を受けてもらい、アレルギーの誘因と戦う免疫システムを訓練するために、パーソナライズされたアレルギー滴剤を処方ししていた。新型コロナウイルス(COVID-19)が大流行して以降、シャー博士はアレルギーで悩む患者を遠隔医療で診療するようになった。それがうまくいったため、シャー博士と彼のいとこであるAakash Shah(アーカシュ・シャー)氏は、アイデアをY Combinatorに持ち込んだ。彼らのやり方がコロラド州デンバーで成功したことを話し、全国に広めたいと希望を述べた。
Wyndlyでは、シャー博士がアレルギーの検査と治療の両方を遠隔医療で行う。アレルギー滴剤は、アレルギー注射と違い自宅で施薬できる。Wyndlyが現在、猫や犬、チリダニ、花粉、木、芝生、雑草などが原因となる環境アレルギーの治療を対象としている。
「他の方法があることを知らない人がとても多い。ほとんどの人が、アレルギーの治療法として注射と、毎日、抗ヒスタミン剤を服用することしか知りません。うちではみんなにこんなにすばらしい、そして簡単便利な治療法があることを伝えています」とシャー博士はいう。
Wyndlyはまず、患者のアレルギーを評価する。患者は最近のアレルギー検査の結果をWyndlyに提出してもいいし、Wyndlyの患者が自宅でやる指さし検査を利用してもよい。その後、Wyndlyは患者のためそれぞれに合わせてアレルギー滴剤を作って患者の自宅に送る。滴剤は1日に1回、舌の下に5滴垂らす。シャー博士によると、滴剤を毎日6カ月間、滴下するとほとんどの患者の症状が軽くなるという。
Wyndlyの滴剤治療は1カ月99ドル(約1万400円)で、6カ月では合計594ドル(約6万2300円)になる。治療を受ければアレルギー検査は無料だが、Wyndlyの患者にならず、検査だけだと200ドル(約2万1000円)となる。
アレルギー滴剤治療は簡単だが、アレルギー注射と違い保険の対象にならない場合が多い。Wyndlyは、保険でカバーされた場合のアレルギー注射と関連治療での費用と同額程度にしたいという。
なお、このアレルギー滴剤はFDA(米食品医薬品局)の承認まだ下りていない。使っている薬剤はFDAがアレルギー注射で承認しているものと同様だが、それらの複合剤としての薬剤は未承認だという。
Wyndlyは将来的に、食べ物アレルギーも治療したいが、シャー博士によると、まだその安全性に関する十分なデータがないそうとのことだ。
「研究を進めて、食べ物アレルギーの分野でも安全性のコンセンサスに到達したいと考えています」とシャー博士はいう。
WyndlyはY Combinatorに在籍してから1カ月ほどで、現在、サービスを徐々に拡大している。医師とのパートナーシップを通じてWyndlyは全米38州でサービスを提供しているが、2022年末までに同社は50州すべてに進出したいと考えている。
画像クレジット:Wyndly
【原文】
Chronic allergy sufferers know well the daily discomfort of seasonal allergies and environmental allergies. They also likely know about allergy shots — the treatment that requires you to go into an office to get shots on a weekly or monthly basis. But there is a lesser-known treatment, allergy drops, that requires a bit less effort. Wyndly, a startup participating in Y Combinator’s current batch, aims to make allergy drops more accessible to people.
Before the pandemic, Dr. Manan Shah, an otolaryngologist (an ear, nose, throat doctor), would have his patients come in for an evaluation and then prescribe them personalized allergy drops to train their immune system to fight off allergy triggers. When the COVID-19 pandemic hit, Shah, began treating his patients suffering from allergies via telemedicine. That went well so Dr. Shah and his cousin, Aakash Shah, took their idea to Y Combinator. They showed their idea was working well in Denver, Colorado but wanted help taking it nationwide.
Through Wyndly, Dr. Shah can conduct both allergy testing and treatment via telemedicine. Unlike allergy shots, allergy drops can be taken at home. Wyndly aims to treat environmental allergies, like cats, dogs, dust mites, mold, pollen, trees, grasses and weeds.
“Most people don’t realize there is this other option,” Dr. Shah said. “I think most people think the only option for allergies are shots or taking antihistamines every day. we educate people there is this wonderful therapy and we can make it available to you in the most convenient way.”
Wyndly works by first evaluating a patient’s allergies. Patients can either submit a recent allergy test to Wyndly, or take Wyndly’s at-home finger prick test. Next, Wyndly prepares personalized allergy drops for the patient and sends a vial to the patient’s home. Then, at some point during the day, patients take five drops under the tongue. Dr. Shah said most patients see a decrease in their symptoms after taking these drops daily for six months.
Wyndly costs $99 per month for allergy drop treatment, which could come out to around $594 in total, if a patient takes them for six months. If you become a patient, the allergy test costs $0 but if you don’t become a patient, the test costs $200.
While allergy drops are easy to take, there’s a caveat. Insurance companies typically do not cover the cost of the treatment, while they generally do for allergy shots. But Wyndly says it aims to be the same cost as what someone would pay for insurance-covered allergy shots plus co-pays.
It’s also worth noting that these allergy drops are not approved by the Food and Drug Administration. While they are made using the same medications that are FDA-approved for allergy shots, the compounded medication is not itself approved and regulated by the FDA, Dr. Shah said.
Down the road, Wyndly may look to treat food allergies but Shah says there’s not enough data about its safety.
“I just want to see a little more research and for the field to reach a consensus on safety,” Shah said. “We hope to do food in the future if it ends up being proven to be really effective.”
Wyndly is has been in Y Combinator for a little over a month now and has been slowly expanding its offerings. Through partnerships with physicians, Wyndly is able to offer its services in 38 states throughout the country. By the end of 2022, Wyndly hopes to be in all 50 states.
(文:Megan Rose Dickey、翻訳:Hiroshi Iwatani)
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