ローコード開発を全社的なソフト開発戦略にどう組み込みべきか
今回は「ローコード開発を全社的なソフト開発戦略にどう組み込みべきか」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
世界的なソフトウェアコンサルティング会社ThoughtWorksで最高技術責任者(CTO)を務めるRebecca Parsons氏によると、ローコード開発における成功の鍵は、ローコードプラットフォームに適したプロジェクトを見つけることだという。問題を完全に理解したうえで、その問題を解決するローコードソリューションの開発を決定することが重要だ、とParsons氏は述べる。
「そこまでの理解度が必要だという考えを、当社は真剣に浸透させようとしている。つまり、『私が最適化したいものの80%は何なのか』『このローコードプラットフォームに適しているのか』といったことだ」(Parsons氏)
ThoughtWorksが年に2回発表している「Technology Radar」レポートによると、ITチームは「Amazon Honeycode」などのプラットフォームをテストして、単純なビジネスアプリケーションを構築すべきだという。明確に定義されたワークフロープロセス、たとえばデータの読み取り専用コピーが必要なプロセスなどは、パイロットプログラムに最適だ。
「それほど簡単に解決できるものなら、従来の方法でソリューションを開発してもあまり時間はかからないだろう」とParsons氏は述べる。「もちろん、われわれが推し進めているのは、もっと複雑なワークフローだ」
多数の決定ポイントがあるプロセスや、複数のシステムからの情報が必要なプロセスは、ローコードプラットフォームにあまり適していない。
企業はローコードプラットフォームを全体的なソフトウェア開発戦略に組み込むべきだ、とParsons氏は語る。アジャイル開発手法の採用はデジタル変革の成功において極めて重要だが、このアプローチの採用に苦労している組織は依然として多い。ビジネスリーダーは、変化のペースが速まっていることの影響を心から受け入れる必要がある、とParsons氏は考えている。
「人々は未だに予測可能性が必要という考えに固執しているが、得られる予測可能性には限度がある」とParsons氏。「現在の変化のペースが影響を及ぼす範囲は拡大しているものの、ビジネスリーダーは3〜9カ月ごとにビジネスモデルを再評価することに慣れていない」
経営幹部が大きな不確実性を苦にせず前進できるようになれば、そうした考え方の変化をきっかけに、他の変化も起きるだろう。
「急に方向転換を迫られる可能性があることを受け入れて、その文脈で意思決定を機能させるために、組織として何をしなければならないかを理解しておく必要がある」。Parsons氏はこのように述べた。
ローコードプラットフォームは必ずしも新しいものではなく、人々が第4世代言語でやろうとしたことが顕在化した現在の姿だ、とParsons氏は語る。
「比較的新しいものは、コンテキストを取り入れて、対象範囲を拡大させ、顧客サービスや顧客関係管理においてより多くのドメインコンテキストを取り入れようとしている」(Parsons氏)
以下では、ローコードプロジェクトの成功に向けたParsons氏の推奨事項を紹介する。
ソフトウェア開発者が事業運営の基本を学んできたように、各部門のリーダーはソフトウェアの大まかな仕組みを理解する必要がある。
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