テック業界における多様性の欠如は「パイプライン問題」が原因ではない、その言い訳の背後にある歴史を分析

今回は「テック業界における多様性の欠如は「パイプライン問題」が原因ではない、その言い訳の背後にある歴史を分析」についてご紹介します。

関連ワード （DEI等） についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。

テック業界は従業員、経営幹部、ベンチャー投資家の支援を受けた創業者、ベンチャーキャピタル企業、取締役における多様性が圧倒的に欠如しているという問題に長い間取り組んできた。そして業界全体でさらなる多様化に向けて努力をしているにもかかわらず、テック業界の大部分は依然として白人と男性が占めている。

長年にわたり、テック業界における多様性の欠如はいわゆるパイプライン問題に起因している、と多くの人が主張してきた。つまり、テック業界で多様性が乏しいのは、多様なバックグラウンドを持つ有能な人材が不足しているからだという主張である。

Uber（ウーバー）のチーフダイバーシティオフィサーであるBo Young Lee（ボー・ヤング・リー）氏がTechCrunchに語ったところによると、テック業界における多様性の欠如はパイプライン問題によるものでないことを証明する十分に確立されたデータがあるとのことだ。

「パイプライン問題だと主張したいのであれば、まずそのパイプラインから人材を採用したと主張しなければなりません」と同氏はいう。「これはパイプラインの問題というより、採用プロセスの問題なのです」。

しかし、パイプライン問題が存在しないことを示す証拠があるにもかかわらず、パイプライン問題は存在するという考えは、少なくともある程度は一般市民の心理に残っている。多様性、公平性、一体性（DEI）のコンサルティング会社Paradigm（パラダイム）のディレクターであるCourri Brady（クーリー・ブレイディ）氏は、パイプライン問題の神話からまだ抜け出せない人々がいることを認めている。

「私が個人的にサポートしている企業の中にも、パイプライン問題が存在するという認識がある程度残っている企業があります。しかし、いくつかの力学が働いています」とブレイディ氏はTechCrunchに語った。

ブレイディ氏によると、これらの力学の1つは、テック企業内で比較的固定化されている採用プロセスに関係しているという。

優秀な人材を輩出するのは、特定の学校やプログラムといった特定の集団だけであり、そうした人材は多様性に欠けると企業が確信しているなら、問題は長期化するだろう、とブレイディ氏はいう。

AI Now Institute（エーアイナウ研究所）で人工知能におけるジェンダー、人種、権力の研究リーダーをしているJoy Lisi Rankin（ジョイ・リージ・ランキン）博士は、パイプライン問題の歴史を積極的に研究している。今後6カ月以内に、その研究をレポートとして出版し、書籍化する予定もある。ランキン氏は親切にも、これまでの研究の一部をTechCrunchに紹介してくれた。

「大局的には、1970年代以来、人々は何らかのかたちでパイプライン問題を語ってきました」とランキン氏はいう。「それ以前は、ある分野で博士号や修士号を取得しているのは誰か、ある分野で一流の仕事に就いているのは誰かなどが重視され、パイプライン問題は多くの場合いわゆるマンパワー問題のようなものでした。重視されるのは常に個人でした。組織や構造ではなく、人を追跡することが重要でした。だからこそ、パイプライン問題が多くの罪の便利な言い訳になり続けるのだと思います。パイプラインの話をすることで、米国ではすべてが平等であるかのように見えるからです。そして、人々がパイプライン問題という考えを持ち続けるようにする方法を見つけさえすればよいのです。一方で私たちがSTEMパイプラインについて考えるとき、米国における教育は生まれた時からずっと平等であったことがないという事実について語ることはありません。これが真実です」。

もちろんBlack Girls Code（ブラック・ガールズ・コード）、Girls Who Code（ガールズ・フー・コード）、Code.org（コード・オルグ）など、子どもたちにテクノロジーを紹介するためのプログラムはある。しかしランキン氏がいうには、こうした問題はSTEM教育よりも深く浸透している。

「長い間、どこかの大学に入学するには一定のSATスコアが必要でしたし、大学院に入学するには一定のGREスコアが必要でした」とランキン氏はいう。「しかし文字どおり何十年にもわたる研究によると、SATスコアは大学での過ごし方や学生としての在り方にはまったく相関関係がありません。SATスコアは、人種にも関連する家族の裕福さや、家庭教師などを利用できるかどうかと密接に関連します。一方で、大学生の時に取得した資格認定が必要になる場面は次から次へと登場します」。

ランキン氏によると、教育システム全体は、昔から資格認定を通して知識の門番として機能してきた。

「資格認定は、ある種の門番のようなもので、誰が権限を利用できるか、誰が利用できないかを管理するものです」とランキン氏はいう。「シリコンバレーのテック企業が、いかにして実力ではなく均質性を優先しているかを示すために、数年前にこの言葉が新しく作られたのだと思います。シリコンバレーでは、自分と似たような資格を持ち、同じような学校教育を受けた人を採用します。だからといって、資格認定のある人が必ずしも有能であるとは限りません。あらゆる種類の多様性が、さまざまな状況でより良い仕事とより良い成果をもたらすことはよく知られています。しかし特定のタイプのいわゆる資格や証明書だけを重視すると多様性は生まれません」。

「教育以外にもパイプラインは存在します。私が『もう1つのパイプライン』と呼ぶ『ゆりかごから刑務所までのパイプライン』や、『地位が低く入れ替わりが激しいH1Bビザ労働者のパイプライン』などもあります」とランキン氏は述べている。

「パイプラインは『これらの企業が人種差別主義者、白人至上主義者、女性差別者であり、こういった組織や大規模な社会的・世界的資本主義構造こそが根本から変わる必要がある』と発言するための手段ではなく、あらゆる問題を切り離して『私たちはもっと多くの黒人女性をテック業界に迎える必要がある』と発言するための手段です」。

ランキン氏によると、1950年代から60年代にかけて、しばしば女性が手作業でコンピューティングの仕事をしていたという事実は、このパイプラインという概念で捉えられていないという。当時、多くの人がコーディングは女性の仕事だと考えていた。

「コンピューティングが社会的にも経済的にも政治的にも、いかに重要であるかが明らかになってから10年ほどで、この専門的職業は男性がやるものになりました。特定の種類のコンピューティングやプログラミングが文化的に価値を持ち始めると、給料の高い多くの仕事が男性に移っていったことは確かです。仕事の内容が変わったわけではありません。仕事に対する評判が変化したため、仕事の性差のつけ方が変化したのです」。

これらは、ランキン氏が自身の研究論文の中で概説する考えのほんの一部にすぎない。同氏は、この論文が、多様性、公平性、一体性についてのテック業界の会話を変えるきっかけになることを期待している。ランキン氏は、テック業界がパイプラインを言い訳にするのではなく、不平等、人種差別、女性蔑視や、ミクロの不平等がマクロの問題につながる仕組みをもっと重視することを望んでいると述べた。

ランキン氏の報告書には、教育を真に公平なものにするための努力や監視への取り組み、学校から刑務所へのパイプラインなどに関するいくつかの提言も含まれる。同氏はまた、給与データは公開するべきだと考えている。

「給与に関する透明性が高まれば、より実りある会話ができるようになります」とランキン氏はいう。

先にPinterest（ピンタレスト）の元従業員Ifeoma Ozoma（イフェオマ・オゾマ）氏は、カリフォルニア州上院議員Connie Leyva（コニー・レイバ）氏の後ろ盾を受けて、職場での差別や嫌がらせを経験した人々に権限を持たせる法案を提出した。Silenced No More Act（SB 331）（もう黙っていない法）は、あらゆる形態の差別や嫌がらせのある職場環境において機密保持契約の使用を防止するものだ。

関連記事：「もう黙っていない法」で守秘義務合意があっても虐待や嫌がらせを告発可能に

「これは間違いなく正しい方向への第一歩です」とランキン氏はいう。

提案された法案は、レイバ氏が起草し、2019年に施行された「Stand Together Against Non-Disclosures Act」による労働者の保護を拡大するものである。オゾマ氏と元同僚であるAerica Shimizu Banks（エアリカ・シミズ・バンクス）氏は2020年、人種差別と性差別の両方について訴え出た。最終的にはPinterestと和解したが、STAND法は、厳密にいえば、性差別の告発に関して彼女たちを保護したにすぎなかった。この新しい法案は、人種差別の告発についても労働者を保護することを保証している。

「今回の法案はテック業界だけでなく、みなさんの業界にも重要になるでしょう」とオゾマ氏は私に話してくれた。「物事に横断的に取り組まない限り、真の進歩はありません。私たち全員が得た教訓はこのことです。そう私は信じています」。

AI Nowのファカルティディレクターであり、2018年のGoogleストライキの共同主催者でもあるMeredith Whittaker（メレディス・ウィッタカー）氏は、この種の法案は絶対に必要だと述べている。

「構造的な見地から、問題を告発せずに、有害で差別的なテック環境を変えるつもりはありません。それは明らかです」とウィッタカー氏はTechCrunchに語った。「私たちは何十年もDEI（多様性・包括性・平等性）のPRに失敗してきました。何十年もの間、人々はパイプラインを非難してきました。そして、何十年もの間、Ifeoma（イフェオマ）氏、Aerica（アエリカ）氏、Timnit（ティムニット）氏といった優秀な人材は嫌がらせを受け、このような環境から追い出されてきました。そして多くの場合、人々は自分の経験について話すことができないため、差別的環境の深刻な毒性（企業や職場の構造的な業務手順に差別が植え付けられる慣習）が公表されることはありません」。

関連記事：GoogleのAI倫理研究チームの共同リーダーが部下宛てメールが原因で解雇されたと語る

また雇用や企業の採用についても透明性を高める必要がある、とランキン氏は述べた。多様性に関する目標をいち早く掲げた企業の1つであるPinterestは、女性エンジニア、マイノリティのエンジニア、マイノリティの従業員の採用率を2020年に公開した。しかし、学校、コーディングブートキャンプ、その他のプログラムとの提携による新規採用者がどれだけいるかなどを公開し、さらに透明性を高める余地がある。

Uberの多様性に関する最新のレポートでは、大学新卒者採用や、多様化するインターンシッププログラムなどについて言及しているが、同社が報告したデータでは、それらの取り組みから採用につながった人数は明らかにされていない。

Uberのボー・ヤング・リー氏によると、同社はトップ・オブ・ファネルのパイプラインを適切に追跡し、有能な人材が集まっているかどうかを確認しているという。これはマンスフィールド・ルールと呼ばれるもので、ルーニー・ルールをさらに2、3歩進めたものである。ルーニー・ルールは、欠員のある役職に対して少なくとも1人以上の多様性に富む候補者と面接することを企業に求めている。Uberがこれに正しく取り組めば、その採用パイプラインの14%は黒人とヒスパニック系になるだろうと、リー氏は2016年ニューヨークタイムズ紙の工学系卒業生に関する記事を引用して述べている。Uberはマンスフィールド・ルールを導入したばかりだが、データの一部を公開する予定があるという。それがどういうものか、まだはっきりしていないが。

一方、Google（グーグル）の多様性に関する最新のレポートでは、ラテンアメリカで1300人以上の女性が、GoogleボランティアとGoogle.orgからの助成金を利用して、どのようにウェブ開発とUXデザインの訓練を受けたかを紹介している。その結果、参加した女性の75%がテクノロジー関連の仕事に就いたとGoogleは述べている。しかしGoogleに就職した女性の人数には言及しなかった。

同じレポートの中でGoogleは、米国内の15のHistorically Black College and Universities（HBCU）、39のヒスパニック系教育機関、9つの女子大学から人材を採用したと述べている。聞こえはいいが、2020年12月に、Googleの元多様性採用担当者であるApril Curley（エイプリル・カーリー）氏は自分が解雇された経緯を明かした。カーリー氏は「黒人やヒスパニック系の学生をパイプラインから締め出すために、あらゆる人種差別的発言が行われていることに気づいた」後、解雇されたという。

「当社には、HBCUと提携して関係強化を図る専用チームを含め、黒人やその他のマイノリティの採用を増やすために、非常に熱心に取り組んでいる大規模な採用担当者チームがあります」とGoogleの広報担当者はTechCrunchに対して述べた。「この取り組みは非常に重要です。2019年には19のHBCUからの卒業生を受け入れ、過去十年間で800以上の学校に採用活動を拡大しました。同時に私たちは、全身全霊を尽くして、開放的で支援的な職場を維持しています。カーリー氏の解雇についての説明には賛同できませんが、同氏の主張へのコメントは差し控えさせていただきます」。

Googleでの出来事であろうと、他のテック企業での出来事であろうと、ランキン氏が問題にしているのは、採用プロセスの透明性が全体的に欠如していることだ。

「独自のパイプラインは問題が多く不公平です。しかし大規模な問題を取り除き、個人だけが注目されないようにするにはどうすればよいでしょう」とランキン氏はいう。

ランキン氏はテック企業の内部で働いているわけではないので、DEI部門の内部事情を語ることはできないが「事態を改善しようとしている優秀な人材がいると信じている」と述べた。

「これは教育と視点の大きな問題です。工学の学位を取得したり、テック企業に就職したりするところまで、どうたどり着けるかが重要であり、深く根ざした歴史的・構造的な問題として人種を考える必要がなかったのです」と彼女はいう。「こうした大きな問題のいくつかを無視すれば都合が良いと思いますが、特にここ数年の出来事を考えると、知らなかったでは済まされません」。

画像クレジット：TechCrunch/Bryce Durbin

【原文】

The tech industry has long grappled with an overwhelming lack of diversity among employees, executives, venture-backed founders, venture capital firms and board members. And despite recent efforts to increase diversity throughout the industry, tech still remains predominantly white and male.

Over the years, many have argued that the lack of diversity in tech is caused by a so-called pipeline problem: that there is little diversity in tech because there is not enough qualified talent from diverse backgrounds.

Today, there is well-established data that proves the lack of diversity in tech cannot be attributed to a pipeline problem, Uber Chief Diversity Officer Bo Young Lee told TechCrunch.

“If we want to claim that it’s a pipeline issue, we would first have to claim that we’ve hired what is available in the pipeline,” she said. “It’s not a pipeline issue as much as it is a recruiting process challenge.”

But the notion that there is a pipeline problem, despite the evidence showing there is not one, at least partly remains in the public psyche. Courri Brady, director at diversity, equity and inclusion consulting firm Paradigm, recognizes there are still some folks who have yet to rid themselves of the myth of the pipeline problem.

“There’s still a perception to some degree that there’s a pipeline problem within some companies that I’m personally supporting,” Brady told TechCrunch. “But there are a couple of dynamics at play. 

One of those dynamics, Brady said, pertains to recruiting processes, which are relatively fixed inside tech companies. 

If companies are convinced only certain schools, programs or other companies are the only places that produce good talent, and those people are not diverse, Brady said, “then those issues are going to perpetuate themselves.”

Dr. Joy Lisi Rankin, a research lead for gender, race and power in artificial intelligence at the AI Now Institute, is actively researching the history of the pipeline problem. In the next six months, the plan is to publish it as a report and potentially turn it into a book. Rankin was kind of enough to give TechCrunch a sneak peek into some of her research so far.

“The very high-level view is, people have been talking about a pipeline problem in some form since the seventies,” Rankin told me. “And before that, often, it was like a quote, manpower problem, by focusing on who has PhDs or master’s degrees in a field or who has elite jobs in a field. But that focus is always on individuals. It’s on tracking people, not institutions and not structures. So this is why I think it continues to be a convenient excuse for a host of sins, because talking about a pipeline makes it seem as if all things are equal in the United States, and we just have to find a way to keep people in. But the truth is, when we think about a STEM pipeline, we don’t talk about the fact that education in the United States is by no means equal from birth onwards.”

There are, of course, programs like Black Girls Code, Girls Who Code, Code.org and others that aim to step in to help introduce kids to technology. But these issues go deeper than just STEM education, Rankin said.

“For a long time, it was you had to have a certain SAT score to get in somewhere or a certain GRE score for graduate school,” Rankin said. “But we know, literally decades of research have shown SATs correlate in no way with how you’re going to do in college or how you might be as a student, but correlate everything with how wealthy your family is, which also then correlates with race and access to all other sorts of things like tutoring and etc. But that same time of credentialing pops up time and time again.”

The entire education system has historically functioned as a gatekeeper to knowledge through credentialing, she said.

“Credentialing is a form of gatekeeping and protecting who has access to power and who doesn’t,” she said. “There’s this term that I think was coined a few years ago about how Silicon Valley tech companies are not meritocracies, but ‘mirrortocracies,’ so you’re hiring people who have similar credentials to you, had the same sort of schooling, etcetera. But that doesn’t necessarily mean they’re more qualified. We know that all sorts of diversity often yields better work and better outcomes in a variety of situations, but focusing on certain types of quote, qualifications and credentials, don’t reflect that.”

Beyond education, however, there are also other pipelines at play. There’s the cradle to prison pipeline, which I’ve referred to as “the other pipeline,” as well as “the revolving door of H1B visa workers who are treated with lower status,” Rankin said.

“The pipeline is a way to silo all of that out and say, ‘we just need to get more Black women in tech,’ as opposed to saying, ‘actually, these companies are and have been racist and white supremacist and misogynist, and it’s those institutions and larger societal and global capitalist structures that need to change.”

What the idea of the pipeline also doesn’t capture is the fact that women were often tasked with doing manual computing in the 1950s and sixties, Rankin said. Back then, many considered coding to be a woman’s job.

“And it was only as it became clear how socially and economically and politically important that computing would be, that the profession over a decade or so became masculine. […] It clearly shows that as certain types of computing and programming became culturally valuable, more of those jobs that were better paying went to men. And it wasn’t that the work was any different but that because there was a prestige shift, there was also a shift in how it was gendered.”

Those are just some of the ideas Rankin will outline in her research paper, which she hopes will help to change the conversation happening in the tech industry about diversity, equity and inclusion. Instead of relying on the pipeline as an excuse, Rankin said she hopes the tech industry will focus more on inequities, structural racism, misogyny and how micro-inequities can lead to macro problems.

Rankin’s report will also have some recommendations, such as working to make education truly equitable and addressing surveillance, as well as the school to prison pipeline. She also believes salary data should be public information.

“As soon as we have more transparency around salaries, we can have more meaningful conversations,” she said.

Last week, former Pinterest employee Ifeoma Ozoma introduced legislation with the backing of California State Senator Connie Leyva to empower those who experience workplace discrimination and/or harassment. The Silenced No More Act (SB 331) would prevent the use of non-disclosure agreements in workplace situations involving all forms of discrimination and harassment.

“That’s certainly a step in the right direction,” Rankin said.

The proposed bill would expand the current protections workers have through the Stand Together Against Non-Disclosures Act, also authored by Leyva, that went into effect in 2019. Ozoma, along with former co-worker Aerica Shimizu Banks, came forward with claims of both racial and gender discrimination last year. They eventually settled with Pinterest, but the STAND Act technically only protected them for speaking out about gender discrimination. This new bill would ensure workers are also protected when speaking out about racial discrimination.

“It would be huge and not just for tech, but for your industry as well,” Ozoma told me earlier this week. “I believe that we don’t have real progress unless we approach things intersectionally and that’s the lesson from all of us.”

Meredith Whittaker, AI Now Faculty Director and co-organizer of the 2018 Google walkout, said this type of legislation absolutely necessary.

“From a structural perspective, it’s really evident we’re not going to change toxic, discriminatory tech environments without naming the problems,” Whittaker told TechCrunch. “We have decades of failed DEI PR, decades of people blaming the pipeline and decades of brilliant people like Ifeoma, Aerica and Timnit being harassed and pushed out of these environments. And oftentimes, people aren’t able to speak about their experiences so that the deep toxicity of these environments — the way it’s built into the structural operating procedures of these companies and workplaces — doesn’t get aired.”

There also needs to be more transparency around hiring and corporate recruiting, Rankin said. Pinterest, which was one of the first companies to set goals around diversity, disclosed last year that its hiring rates for women engineers, underrepresented minority engineers and underrepresented employees. But there’s room for even more transparency, like how many new hires come from partnerships with schools, coding bootcamps and other programs.

In Uber’s most recent diversity report, Uber talks about university recruiting, diversifying internship programs and more but the company’s reported data does not disclose how many hires came from those efforts.

Uber’s Bo Young Lee says the company is working on better tracking its top-of-funnel pipeline to ensure it’s representative of the available talent. This is called the Mansfield rule, which takes the Rooney Rule — which requires companies to interview at least one or more diverse candidate for an open roles —  a couple of steps further. If Uber gets this right, then 14% of its recruiting pipeline would be Black and Hispanic, Lee said, citing a 2016 New York Times article about engineering graduates. It’s early days for Uber’s implementation of the Mansfield Rule, but the plan is to publish some of the data, Lee said. Though, she hasn’t yet decided exactly what that will look like.

Meanwhile, in Google’s latest diversity report, the company outlined how more than 1,300 women in Latin America were trained on web development and UX design with the help of Google volunteers and a Google.org grant. As a result, Google said 75% of the women who participated found jobs in tech. What Google did not mention, however, was how many women found jobs at Google.

In that same report, Google mentioned that it hired from 15 Historically Black College and Universities (HBCUs), 39 Hispanic-serving institutions and nine women’s colleges in the U.S. That all sounds good, but in December, former Google diversity recruiter April Curley came forward about how she was fired after she “became aware of all the racist shit put in place to keep black and brown students out of their pipeline.”

“We have a large team of recruiters who work incredibly hard to increase the hiring of Black+ and other underrepresented talent at Google, including a dedicated team that partners and strengthens our relationships with HBCUs,” a Google spokesperson said in a statement to TechCrunch. “This work is critical – in 2019 we welcomed graduates from 19 HBCUs and over the past decade, we’ve expanded our recruiting efforts to more than 800 schools. At the same time, we are absolutely committed to maintaining an inclusive and supportive workplace.  We don’t agree with the way April describes her termination, but it’s not appropriate for us to provide a commentary about her claims.”

Despite what may have happened at Google or what happens at other tech companies, it’s the overall lack of transparency around recruiting processes with which Rankin takes issue.

“It’s its own form of pipeline that is problematic and inequitable,” Rankin said. “[…] But how do you break down the scale of the problem so that it’s not just focusing on individuals.”

Rankin does not work inside tech companies and can’t speak to the inner workings of DEI departments, but said she does believe there are good people who are trying to make things better.

“I think this is a larger problem of education and perspective and how you can get to a point where you have an engineering degree or you get hired by a tech company and you’ve never had to think about race as a deeply rooted historical, structural problem,” she said. “[…] I think it’s convenient to disregard some of these larger issues and at some point, ignorance isn’t an excuse, especially given the events of the past few years.”

（文：Megan Rose Dickey、翻訳：Dragonfly）

Zacks: Analysts Expect Douglas Emmett, Inc. (NYSE:DEI) to ...

Brokerages expect that Douglas Emmett, Inc. (NYSE:DEI) will announce earnings of $0.43 per share for the current quarter, Zacks reports. Five analysts have made estimates for Douglas Emmett’s earnings, with the highest EPS estimate coming in at $0.44 and the lowest estimate coming in at $0.41. Douglas Emmett reported earnings of $0.55 per share in […]

Upcoming Booth Library Programs Related To DEI | The ...

Upcoming library programs related to its ongoing diversity, equity, and inclusion (DEI) efforts are listed below, as provided by C. H. Booth Library. "Raise Your Voice for Social Justice!" Wednesday, March 17, 7 pm, via Zoom. The event description reads, "In this presentation Dr Jacqueline ...

Search & Book Instantly Cheap Flights Tickets, Air Tickets ...

Searching & booking cheap flights have never been so easy. Flights Mojo offers a huge array of highly-discounted & low-priced flights to meet your flights need.

EWTN Global Catholic Television Network: Catholic News, TV ...

EWTN is a global, Catholic Television, Catholic Radio, and Catholic News Network that provides catholic programming and news coverage from around the world.

Agnus Dei" (Mass phrase) Crossword Clue Answers, Crossword ...

Here answers to "___ Agnus Dei" (Mass phrase) crossword clue. We everyday update New York Times Crosswords, Daily Themed Crosswords, LA Times Crosswords and more popular crossword clue answers and solutions.

duplex - Wiktionary

Double, made up of two parts.· (telecommunications) Bidirectional (in two directions). duplex telegraphy· (soil science) Having horizons with contrasting textures. 1977, Australian Journal of Botany (volume 25, page 462) Soils are duplex, sandy and solodic. The dominant trees are the stringybark eucalypts […]·(US) A house made up of two dwelling ...

Spain's News - News from Spanish Newspapers in English

Read Spanish news in English. All the main Spanish news outlets in one place in English. Updated hourly with the latest news from Spain and the Canary Islands.

Die Hard - Wikipedia

Die Hard is a 1988 American action film directed by John McTiernan and written by Jeb Stuart and Steven E. de Souza.It stars Bruce Willis, Alan Rickman, Alexander Godunov, and Bonnie Bedelia.Based on the 1979 novel Nothing Lasts Forever by Roderick Thorp, Die Hard follows New York City police detective John McClane (Willis) who is caught up in a terrorist takeover of a Los Angeles skyscraper ...

JOHN DEERE 850 For Sale - 17 Listings | TractorHouse.com ...

Used John Deere 850 Tractor, 1979 (1978-1989), Just had ~$5,000 in parts in labor put in, crank ground with new bearings, 3 new pistons, 3 new cylinder lines, new oil pump, water pump and gaskets, thermostat, all done July and august 2020, 1785 hrs, 2WD, 25 engine HP, 19 draw bar HP, 22 PTO HP, ...

Татарската пустиня - Уикипедия

„Татарската пустиня" (на италиански: Il deserto dei Tartari) е роман на италианския писател Дино Будзати, издаден през 1940 година. Книгата описва офицер, който прекарва живота си в очакване на вражеско нападение в отделечено ...

Things to Do in Portland This Weekend | Eventbrite

Imago Dei Community Eastside • Portland, OR. Share 3/7/21 In-Person Sunday Service - Eastside with your friends. Save 3/7/21 In-Person Sunday Service - Eastside to your collection. Sat, Mar 6, 10:00 AM + 1 more events. One Team Scavenger Hunt Portland Oregon.

13 Hours - The Secret Soldiers of Benghazi (2016) HD 720p ...

La storia dei sei membri del team di sicurezza che hanno combattuto per difendere gli americani di stanza presso l'ambasciata di Bengasi quando questa è finita sotto attacco. Titolo: 13 Hours

Our photographer Jake Dean won't miss the pandemic, but he ...

When Doug Garner, Head Wheelchair Basketball Coach for the Movin' Mavs, showed me the upstairs gym at the University of Texas at Arlington, I knew I would have a rewarding time photographing and ...

Piasa dei Siuri (Vicensa) - Wikipèdia Vèneta, ła ...

Ła Piasa dei Siuri de Viçensa ła xe ła piasa prinçipałe del çentro stòrego de Viçensa. Orixenariamente ła jera on foro roman e łogo de marcà, ła piasa, de tradision, ła cuèrxe on roło da croxevia dei afari e del tenpo lìbaro de ła çità.. Ła piasa ła xe a forma retangołare e longo on lato majore, se leva ła Baxéłega del Palladio e ła Tore Bisara, intel contenpo, so ...

Come hanno vissuto i piloti l'inizio dei Test ... - MotoGP

Ascolta le reazioni dei protagonisti della classe regina al termine del primo giorno al Losail International Circuit

Highlights: Central vs Harrison basketball

Boston Steers hit a game-winner at the buzzer to give Central a 54-51 victory over Harrison in the sectional semifinal

Everbridge ottiene un nuovo e rivoluzionario brevetto di ...

Everbridge serve 8 delle 10 principali città statunitensi, 9 delle 10 maggiori banche di investimento USA, 47 dei 50 aeroporti nordamericani più trafficati, 9 delle 10 maggiori società di ...

tmiy.org Home - Paradisus Dei

Becoming A Man After God's Own Heart! That Man is You! is transforming men, families and society as it presents the vision of man fully alive! Combining the teachings of the Church and wisdom of the saints with the best research from modern science in an interactive, multimedia format, That Man is You! puts this vision within the grasp of every man.

NEW IDEA Dry Manure Spreaders For Sale - 89 Listings ...

Browse our inventory of new and used NEW IDEA Dry Manure Spreaders For Sale near you at TractorHouse.com. Models include 3622, 3632, 217, 213, 212, 3618, 12A, 19, 3626, and 3732. Page 1 of 4.

Papa Pio XII - Wikipédia, a enciclopédia livre

Provas escritas de ordem direta de Pio XII para proteger os judeus foram encontradas no Memorial das Religiosas Agustinas do mosteiro romano "Dei Santissimi Quattro Coronati" onde se lê: "O Santo Padre quer salvar os seus filhos, também os Judeus, e ordena que em todos os Mosteiros se dê hospitalidade a estes perseguidos".

| MyLO

Diversity Equity and Inclusion (DEI) Issues. Climate Change; Early Learning; Economic Opportunities and Issues in Lee County; Juvenile Justice; Contribute/Donate. Education Fund; MEMBERSHIP Join or Renew; Sign Up for Email Notices; Voting. 100th Anniversary of Women's Suffrage; Studies; Action Alerts; Calendar

TEACHING AND CELEBRATE SUNDAY/ EPICENTER — Missio Dei ...

TEACHING AND CELEBRATE SUNDAY/ EPICENTER — Missio Dei ... ... rsvp

Worship Watch Party via Zoom - Desert Spring United ...

"Gloria Dei vivens homo." The glory of God is a human being fully alive. - St. Irenaeus. x . Voltaire Verzosa Voltaire Verzosa, pianist/countertenor, received his Bachelor of Music in Piano Performance degree from the University of Montana and his Master of Music in Voice Performance degree from the University of Colorado. He pursued ...

British designer Shanna Bent, adolescent psychologists ...

Fresh on the heels of debuting her Fall/Winter 2021 collection at London Fashion Week last month, Jamaican-blooded British designer Shanna Bent talks about food, family and fashion on this Sunday’s episode of Rolling with Deiwght Peters on...

Songs of Solace with Melanie DeMore | Chorus America

Containing any of the words. Containing the phrase. Containing none of the words