グーグル、「Chrome」のアップデートサイクルを4週間に短縮へ
今回は「グーグル、「Chrome」のアップデートサイクルを4週間に短縮へ」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Googleは米国時間3月4日、ウェブブラウザ―「Google Chrome」通常版のリリースサイクルを4週間ごとへと短縮すると発表した。2021年第3四半期に予定している「Chrome 94」から適用される。同社はこれまで、6週間ごとにアップデートをリリースしつつ、小規模なパッチを散発的にロールアウトしてきている。
GoogleでChrome運用のテクニカルプログラムマネージャーを務めるAlex Mineer氏はブログ投稿で、リリースサイクルの短縮はChromeのテストやリリースのプロセスが強化されたことによると述べている。
同社は今回の変更の一環として、Extended Stable版を新たに提供するとしている。これは、アップデートを管理するために時間を必要とする企業の管理者や「Chromium」の組み込み開発者に向けたものであり、8週間ごとにマイルストーンアップデートがリリースされる。
Extended Stable版の場合、重要な問題を解決するためのセキュリティアップデートは2週間ごとにリリースされるが、こうしたアップデートには新機能は含まれず、Chrome通常版で4週間ごとに提供されるセキュリティフィックスも含まれない。
Googleは同日、Google Playストアを展開する市場のうちの20市場において、製品に設定できる最低価格の引き下げも発表した。これによりAndroid開発者は10〜30セント(約10〜30円)の幅で製品の価格を設定できるようになった。
Googleはブログ投稿に「こうした超低価格帯、すなわち“1ドル未満”の価格帯によって、(開発者らは)現地の購買力と需要を反映するよう価格を調整することで、新たな潜在顧客にリーチできるようになる」と記している。
こういった最低価格の変更は、有料アプリやアプリ内アイテム、サブスクリプションに適用され、その対象市場はバングラデシュとボリビア、ブルガリア、コスタリカ、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、ハンガリー、ヨルダン、カザフスタン、レバノン、ミャンマー、パキスタン、パラグアイ、ルーマニア、セルビア、スリランカ、タンザニア、タイ、ベトナムとなっている。
さらにGoogleは、地域ターゲティングと価格設定を3月24日以降に変更し、これまで「その他の地域」とされていた一部の地域を再分類するとも述べた。
この再分類により、オーランド諸島はフィンランドと同じ地域に、フランス領ギアナとフランス領ポリネシア、グアドループ、マルティニーク、マヨット、ニューカレドニア、レユニオン、サン・バルテルミー島、サン・マルタン、サン・ピエール島およびミクロン島、ウォリス・フツナはフランスと同じ地域になる。また、スバルバル諸島とヤンマイエン島はノルウェーと同じ地域になり、フェロー諸島とグリーンランドはデンマークと同じ地域になる。