災害地域で高速通信回線を確保するための移動基地局車「THOR」をベライゾンが発表

今回は「災害地域で高速通信回線を確保するための移動基地局車「THOR」をベライゾンが発表」についてご紹介します。

関連ワード （5G、Verizon、気候テック、気候変動、自然災害、通信網等） についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。

世界各地を襲う猛烈な暑さが、世界中で災害の数、規模、複雑さを加速させている。この数週間だけで、米国の太平洋岸北西部では、記録的な暑さのために数百人もの死者が出ており、今後もさらなる猛暑が予想されている。

熱波、山火事、ハリケーン、台風をはじめとするさまざまな気象災害は、エネルギー事業や通信事業などのインフラ事業者に大きな難題をもたらしている。これらの事業者は、人類がこれまでに経験したことのないような厳しい環境の中でも、顧客のために稼働率を可能な限り100％に近づけなければならない。

そのために、Verizon（ベライゾン、念の為に書き添えておくと、同社は今のところ、TechCrunchの最上位の親会社だ）は米国時間7月6日「Tactical Humanitarian Operations Response（戦術的人道主義活動対応）」のために作られた「THOR（トール）」と呼ばれる車両の最初のデモ機を発表した。Ford（フォード）の「F650」ピックアップトラックの車台をベースに設計されたTHORは、5G Ultra Wideband（超広帯域無線通信）や衛星アップリンクなどの無線技術を用いて、最前線の緊急対応要員や市民に、機動性と耐障害性に優れた通信回線を提供することを目的としている。

ベライゾンのTHORは、5Gや衛星アップリンクなどの無線技術を展開し、最前線のレスポンダーに通信回線を迅速に提供することができる（画像クレジット：Verizon）

ベライゾンは、国防総省のNavalX（ネーヴァルエックス）およびSoCal Tech Bridge（南カリフォルニア・テック・ブリッジ）と共同でプロトタイプを開発し、先週サンディエゴの北に位置するMarine Corps Air Station Miramar（海兵隊ミラマー空軍基地）で公開した。

THORは、無線通信に加えて、さまざまなドローン機能を展開できる可能性も備えている。例えば、捜索・救助活動のためにドローンを配備したり、時間とともに拡大する山火事の状況を把握して消防士を支援したりすることができるだろう。

数週間前にもご紹介したように、ベライゾン、AT&T、T-Mobile（Tモバイル）などの通信事業者は、モバイルワイヤレス機器の迅速な設置から、AT&TのLTE基地局として機能する飛行船「FirstNet One」のような斬新なソリューションまで、さまざまなレジリエンス（災害復旧力）施策への支出を増やしている。

政府、民間企業、保険会社、そして個人が、世界的に激化する自然災害に直面し、対応を求められる中「DisasterTech（災害テクノロジー）」は規模を問わず多くの投資家や企業から注目を集めている。

関連記事：テクノロジーと災害対応の未来3「接続性、地球が滅びてもインターネットは不滅」

画像クレジット：Verizon

【原文】

The increasingly intense heats bearing down feverishly across the globe are accelerating the number, scale, and complexity of disasters worldwide. Just in the past few weeks, we have seen record heat in the United States Pacific Northwest that has led to hundreds of deaths — with more heat on the way.

Heat waves, wildfires, hurricanes, typhoons and many other types of weather-related disasters create huge challenges for infrastructure providers like energy utilities and telecoms, who have to keep uptime as close to 100% as possible for their customers even in the midst of some of the most challenging environments humans have ever witnessed.

To that end, Verizon (which, as a reminder, is the ultimate parent company for TechCrunch for now) announced today the first demo unit of what it dubs its THOR vehicle, for Tactical Humanitarian Operations Response. Designed on top of a Ford F650 pickup truck chassis, THOR is designed to provide highly mobile and resilient connectivity to frontline responders and citizens through wireless technologies like 5G Ultra Wideband and satellite uplinks.

Verizon’s THOR vehicle can deploy wireless technologies like 5G and satellite uplinks to rapidly deploy connectivity to frontline responders. Image Credits: Verizon

The company developed the prototype in partnership with the Department of Defense’s NavalX and the SoCal Tech Bridge, and unveiled the prototype last week at Marine Corps Air Station Miramar, just north of San Diego.

In addition to wireless connectivity, THOR can also potentially deploy a variety of drone capabilities. For instance, a vehicle could deploy a drone for search and rescue operations, or to help augment firefighters with intelligence on how a wildfire is developing over time.

As I discussed a few weeks ago, telcos like Verizon, AT&T and T-Mobile are increasing spending on a variety of resiliency initiatives, ranging from the rapid staging of mobile wireless equipment to novel solutions like AT&T’s FirstNet One, a dirigible capable of flying near a disaster zone to offer wireless services.

DisasterTech, as I have been dubbing it, has been gaining more attention of late from investors and companies both big and small as governments, the private sector, insurers, and individuals have to confront and respond to the intensifying nature of storms globally.

（文：Danny Crichton、翻訳：Hirokazu Kusakabe）a

5Gとは？ - 次世代ネットワーク5G (第5世代移動通信システム) …

5Gの基本的な特徴はもちろん、今後期待される役割や活用事例なども含めて詳しく紹介します。5Gとは次世代ネットワーク「第5世代移動通信システム」のことです。その特徴と利点、IoTとの取り組みをわかりやすく紹介します。

5G | 通信・エリア | NTTドコモ

 · 5Gとは. 開く. 5G（第5世代移動通信システム）とは、PREMIUM 4Gで提供してきた高速・大容量をさらに進化させ、それに加えて低遅延、多数接続の特徴を持った通信です。. ドコモの5Gでは、PREMIUM 4Gを優に超える高速通信を提供いたします。.

5Gとは | NTTドコモ 5G

【docomo 5G】5Gが始まると、今よりタイムラグがなくなり、さらに多くの通信ができ、身の回りのいろいろなものがインターネットにつなげられるようになるんです。

第5世代移動通信システム - Wikipedia

第5世代移動通信システム （だい5せだいいどうつうしんシステム、 英語: 5th Generation Mobile Communication System, 「 5G 」 ）とは、 1G ・ 2G ・ 3G ・ 4G に続く 国際電気通信連合 (ITU) が定める規定「 IMT-2020 」を満足する 無線通信 システムである。. 一般的に英語の" 5 th G eneration"から、「 5G 」（ ファイブジー 、 ごジー ）と略される。.

今更聞けない「5G」とは？第5世代移動通信システムをわかり ...

2020年の春から次々と商業的なサービスが始まると発表されている「5G」。高速化や大容量化などで、日常生活や企業活動が大きく変わっていくという期待感が大々的に報道されています。 その一方で、「正直なところ、5Gにどんなメリットがあるのか知らない」、「セキュリティなどは今まで通りで大丈夫なの？」という人も多いと思います。

5Gとは？ 第5世代移動通信システムで実用化でできることを簡 …

5Gとは「第5世代移動通信システム」のことで、日本では2020年3月から商用サービスがスタート。本記事では「高速大容量」「高信頼・低遅延通信」「多数同時接続」といった特徴や仕組み、実用化でできることをわかりやすく解説します。

5G（第5世代通信）を基礎から解説、通信の速度や用途は今後 ...

2020年のサービスインに向け、「第5世代移動通信システム（以下、5G）」の整備が着々と進んでいる。世界中の期待を集める5Gだが、従来のようなモバイル通信の進化というだけではなく、IoTをはじめとする社会の変化にも対応した通信サービスとなる。現在主流の4Gとは何が違うのか？ どのぐらい高速なのか？ 5Gの特徴や用途、NTTドコモやKDDI（au）、ソフトバンクら通信事業者の動き、事例などを基礎から丁寧に解説する。（2017年9月26日修正）

5Gとは？4Gとの違いやメリットデメリット、セキュリティ対 …

さまざまな場面で「5G」を目にしたり、耳にしたりする機会は多いと思います。5Gは4Gよりも格段に性能が向上した移動通信システムです。5Gは2020年から順次、日本国内でサービス開始を予定しています。 今回は、5Gの概要から4Gとの違い

「ミリ波の5G」って何？ メリットは？ どんなスマホで使える ...

iPhone 12シリーズによって普及の兆しが見えてきた5G。5Gが広がるにつれて「ミリ波」という言葉をよく聞くようになりました。ミリ波とは一体何なのでしょうか。

【まもなく到来】5Gが人体にもたらす影響〜5Gのデメリット …

 · 5Gとは. まずはじめに、良く聞く「4G」や「5G」の "G"の意味はご存知だろうか。. Gとは 「Generation = 時代」のGであり「第5世代移動通信システム」という意味である。. 世代が切り替わると、通信インフラと端末の両方が全くの新しいものなる。. 3G（3時代） は「ガラケー世代」と言われ、4G（4時代）は「スマホ時代」と言われる。. 5Gは現在の4Gの実に100倍は速度が早く ...