「Windows 11」、「File Explorer」にタブ機能–セキュリティ機能なども複数披露
今回は「「Windows 11」、「File Explorer」にタブ機能–セキュリティ機能なども複数披露」についてご紹介します。
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Microsoftは米国時間4月5日、ハイブリッドワークに焦点を当てたオンラインイベント「Windows Powers the Future of Hybrid Work」(Windowsがハイブリッドワークの未来に力をもたらす)で、「Windows 11」の機能を複数発表した。ビジネスユーザーにとって重要だとMicrosoftが考える機能が複数披露された。デバイス管理サービス「Intune」向けの「リモートヘルプ」アドオンなど、セキュリティや管理を重視した機能などだ。ほかにも、既にテスターに提供されているWindows 11の新機能が紹介された。
同社は、「Windows 10」と「Windows 11」のユーザー14億人のうち、Windows 11を使用しているユーザー数を公表していない。しかし、一部のMicrosoftウォッチャーは、80%が現在もWindows 10を使用中だと推測している。特に、Windows 11の機能が必須でないと考える企業や、CPUと「Trusted Platform Module」(TPM)の要件を満たすPCを持たない企業などが該当するだろう。
エグゼクティブバイスプレジデント兼最高製品責任者(CPO)のPanos Panay氏は、同日のブログ記事で、Windows 11ユーザーに間もなく提供する数々の「エクスペリエンス」を紹介した。同社は、年に1度の機能アップデートに先駆けて提供する機能について、「エクスペリエンス」という言葉を使っているようだ。2022年の機能アップデート「Windows 11 22H2」は10月頃に提供される見通しとみられる。
同社は2022年2月、Windows 11向けにテスト中の複数の新機能を展開し、多数の新しいWindows 11エクスペリエンスを提供した。メインストリームユーザーに次のエクスペリエンスを提供するに時期については明らかにしていなかった。
Panay氏が紹介した、Windows 11のエクスペリエンスには以下がある。
同社はさらに、「Microsoft Endpoint Manager」「Intune」などのシステム管理分野で、既存の機能や今後提供される新機能を紹介した。Intuneで利用可能なリモートヘルプなどだ。この機能を利用して、ヘルプデスクの専門家はユーザーのPCを確認、操作するなどしてサポートを提供できるようになる。
リモートヘルプはEndpoint Managerの管理センターから簡単に開始できる。Microsoft Intuneのライセンスが含まれる「Microsoft 365 Enterprise」などのユーザーにオプションのアドオンとして提供される。「Microsoft 365 E3」「Microsoft 365 E5」プランのライセンスを持つユーザーはアドオンとして購入できる。リモートヘルプのアドオンは1ユーザー当たり月額3.50ドルだ。
ほかにも、特定の従業員宛にメッセージを送信し、Windows 11のデスクトップやタスクバーのすぐ上に表示できるメッセージ機能「organizational messages」がある。また、「Microsoft Edge」のアプリケーション管理で、IT管理者がアクセス許可の条件を管理しながら、従業員が管理されていないデバイスからでも組織のリソースにアクセスできるようになる。
同社はさらに、Windowsや「Microsoft 365」のアップデート管理を容易にする、新しい自動化サービス「Windows Autopatch」について紹介した。「Windows Enterprise E3」の一部として2022年7月に提供される予定だ。