DBMSの市場規模、DBaaSがオンプレミスに並ぶ。シェア1位はマイクロソフト、AWSがオラクルを抜いて2位に。ガートナーによる2021年の調査結果
今回は「DBMSの市場規模、DBaaSがオンプレミスに並ぶ。シェア1位はマイクロソフト、AWSがオラクルを抜いて2位に。ガートナーによる2021年の調査結果」についてご紹介します。
関連ワード (上回、凡例、管理等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
調査会社のガートナーはデータベース管理システム(DBMS)市場における2021年の調査結果「DBMS Market Transformation 2021: The Big Picture」を明らかにしました。
DBMS市場は長らくオンプレミス向けのデータベース製品が市場の大半を占めていましたが、今回の調査によると2021年にはついにクラウド上でマネージドサービスとして提供されるデータベース、いわゆるDatabase as a Service(DBaaS、ガートナーはdbPaaSと表記)がDBMS市場の49%を占めることとなり、市場規模においてDBaaSとオンプレミスはほぼ横並びとなりました。
2021年のDBMS市場全体の規模は約800億ドル(1ドル120円換算で9兆6000億円)。DBaaS市場の急成長により成長率は前年比22.3%と押し上げられています。
急成長しているDBaaS市場規模は、2022年にオンプレミス市場規模を上回ることは確実であると言えます。DBMSの主戦場がDBaaSへと切り替わることは誰の目にも明らかです。
シェアの1位はマイクロソフト、2位AWS、オラクルは3位
DBaaS市場の急成長は、DBMSベンダの順位にもこれまでにない大きな変動を引き起こしました。
かつてトップのDBMSベンダーとしてのオラクルに次いで2位だったマイクロソフトはじわじわとシェアを拡大し続け、2020年にわずか0.5%の僅差でオラクルを抜いて1位に。その翌年、2021年には急拡大してきたAWSが1位のマイクロソフトに1%差まで迫って2位となり、オラクルは3位となりました。
DBMS市場におけるAWSの成長率はマイクロソフトを上回っているように見えるため、2022年にはAWSがマイクロソフトを抜いてDBMS市場において1位になる可能性が高いと思われます。