AWS、「Amazon Q Developer」で、社内コードや社内APIにも対応するカスタマイズが可能に

今回は「AWS、「Amazon Q Developer」で、社内コードや社内APIにも対応するカスタマイズが可能に」についてご紹介します。

関連ワード (説明、適切、開始等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


Amazon Web Services(AWS)は、生成AIがコードの生成などをしてくれる「Amazon Q Developer」に、社内コードや社内APIの知識を追加できるカスタマイズ機能の提供を開始したことを発表しました。

Slather on personalization with your order of real-time suggestions.

You can customize #AmazonQ Developer to generate even better code suggestions—based on your internal libraries, APIs, & more. It’s innovation—supersized, with the power of #AI.
https://t.co/e0FHJzOc9f pic.twitter.com/ODJhQMmZK7

— Amazon Web Services (@awscloud) July 11, 2024

Amazon Q DeveloperはGitHub Copilot対抗

Amazon Q Developerは、AWSにおけるシステム設計、コーディング、テスト、トラブルシュートなどの場面で生成AIが開発者を支援してくれるサービスです。

AWSの専門知識を学習済みのため、例えばAWSコンソールで、AWS上にどのような要件のインフラを構築したいのかをチャットでAmazon Q Developerに説明すると、対応するアーキテクチャを提案してくれます。

また、Visual Studio CodeやJetBrainsのコードエディタに対応し、コードエディタ内でコメントやコードに基づいて、リアルタイムにコードの提案を生成してくれ、開発者の生産性向上に役立ちます。

おおむね、GitHub Copilotの競合サービスだと言ってよいと思います。

社内コードやAPIに基づいてコードを生成

今回の新機能は、このコードエディタから利用する際の機能として、Amazon Q Developerに社内のコードやライブラリ、APIなどを学習させることができる、というものです。

これによりコード生成や補完時にこれらを用いた適切なコードが生成されるようになります。例えば、ある機能を実装しようとしてコメントに説明を書くと、すでにその機能が社内コードの関数やライブラリとして実装されていれば、そうした関数やライブラリが提案されるようになります。

また、新たに開発チームにジョインした開発者が、例えば顧客データの取得方法が分からない場合にAmazon Q Developerにチャットで質問すれば、社内の既存のコードに則った回答を得ることができます。

GitリポジトリやS3内の社内コードを参照

Amazon Q Developerのカスタマイズ機能は、RAG(Retrieval Augmented Generation)などの技術に基づいて行われると説明されています。

このとき社内コードはGitHub、GitLab、BitBucketなどのGitリポジトリもしくはAmazon S3のバケット内に保存されているものが対象となります。

また、Amazon Qの管理者はマネジメントコンソールからスケジュールを設定することで定期的にカスタマイズ機能を実行し、つねに最新の社内コードなどがAmazon Q Developerに反映させることが可能です。

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