アマゾン、時価総額が1兆ドル下落
今回は「アマゾン、時価総額が1兆ドル下落」についてご紹介します。
関連ワード (経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Amazonの時価総額が米国時間11月9日、8790億ドル(約120兆円)になった。2021年7月の最も高い時は1兆8800億ドル(約270兆円)だったため、時価総額が1兆ドル下落した初めての株式公開企業という、不運な世界初の称号を手にしたと、Bloombergが報じている。
景気の低迷と、新型コロナウイルスの感染拡大当初のロックダウンを経て人々が自宅の外での活動に復帰している影響を受けている企業は、Amazonだけではない。Microsoftの時価総額は、ピーク時は約2兆5000億ドル(約350兆円)だったが、本記事執筆時点で1兆7800億ドル(約250兆円)になっている。Facebookから社名を変更したMetaは、2021年8月に時価総額が1兆ドル(約140兆円)を超えたが、現在は約2850億ドル(約40兆円)となっている。ダウ・ジョーンズ工業株価平均は年初から7%以上下落しているが、その間さらに下落していた時期もあった。
他の業界も影響を受けている。ビデオゲームの売上高は、2022年は全般的に減少すると予想されている。2021年に急成長した動画配信サービス業界も同様だが、Netflixなどの大手企業は、経済不安の中でも売上高の増加を見込んでいる。
Amazonの最高経営責任者(CEO)であるAndy Jassy氏は最近、コスト削減を目的とした事業の見直しに着手したと、The Wall Street Journal(WSJ)が10日に報じている。収益性の低いプロジェクトの中断または廃止や、従業員の再配置などがあるとみられる。Amazonは「Alexa」対応スマートスピーカーなど、デバイス事業について慎重に検討しているとも、WSJは報じている。