NTT東、楽天イーグルスのイベントで人流分析–来場者の快適なスタジアム体験へ
今回は「NTT東、楽天イーグルスのイベントで人流分析–来場者の快適なスタジアム体験へ」についてご紹介します。
関連ワード (ビッグデータ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
NTT東日本 宮城支店(以下、NTT東日本)は11月21日、「楽天イーグルスファン感謝祭2022」において、楽天野球団の協力のもと、NTT東日本の「人流計測AI」を活用し、人流計測の実証実験を実施すると発表した。
楽天イーグルスファン感謝祭2022は11月23日、仙台市宮城野区の「楽天生命パーク宮城」で開催される。同実証では、楽天イーグルスチームショップの店舗内・店舗前、スタジアム内の売店前に、仮設のカメラを計5台設置して映像を取得し、人工知能(AI)で分析する。場所ごとの滞在人数や人の移動状況、来場者の属性などを分析することで、スタジアム内の混雑状況の可視化、来場者の好みに基づいたグッズや飲食物の提供につなげ、来場者が快適かつ高い満足度を得られるスタジアムを目指す。
従来、スタジアム内の各店舗やエリアに関しては、実際にその場所へ行くまで混雑状況が分からなかった。また実際に混雑していた場合、他のどの店舗やエリアが空いているかを知ることもできなかった。
人流計測AIにより、将来的にはスタジアム内の混雑状況を配信したり、それに応じて適切に誘導したりすることで、来場者がより快適にスタジアム内の各施設を周遊できると期待される。また、購入しようとしていたグッズが品切れだったり、飲食売店に行列ができていたりした場合、来場者本人の属性などに基づいて他のお勧めのグッズや飲食店を会場内のサイネージやスマートフォンアプリなどで配信できるという。今回の実証では、その分析の基礎となるデータを取得し、スタジアムでの効果を検証する。取得された映像やデータは個人を特定できないように処理した上で、NTT東日本と楽天野球団が同実証のみに活用するとしている。