滋賀銀行と日立製作所、脱炭素経営に向けた新サービスを開始
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滋賀銀行と日立製作所は、2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向け、中堅・中小企業の脱炭素経営支援を目的に協業を開始した。
具体的には、二酸化炭素(CO2)排出量管理ツール「未来よしサポート」を共同開発し、滋賀銀行が未来よしサポートを活用した新しい銀行サービスを2023年1月に開始する予定だ。このサービスは、脱炭素経営の入口から出口戦略までを一貫してサポートするもの。
銀行がベンダーと共同開発した自社システムを活用し、取引先の脱炭素経営に向けた支援を行うサービスは地銀初の取り組みだという。
未来よしサポートは、日立製作所が大企業を中心に提供している環境情報管理サービス「EcoAssist-Enterprise」をベースに、中堅・中小企業向けに機能や操作性を設計したクラウドサービス。
拠点ごとに専用のExcelシートへ情報を入力することで、容易に会社全体のCO2排出量を可視化し、排出量の推移や削減目標の達成状況の把握、削減計画の管理ができる。関連の補助金活用に向けた情報提供・申請支援(外部機関と連携)や再エネ設備導入支援も行う。
また滋賀銀行は、CO2排出量管理ツールを自ら提供することで、取引先のCO2排出状況の把握がしやすくなる。これにより削減目標の設定や削減計画の立案、その先の実行やモニタリングまで一貫した伴走サポートが可能となる。