ニチレイロジグループ、IoT活用した冷凍設備の運用・保全効率化ソリューションを実用化
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ニチレイロジグループ本社(ニチレイロジグループ)は、日立製作所(日立)と共同で、IoTを活用した冷凍設備の運用・保全効率化ソリューションを実用化した。
両社は、2018年9月から1年半にわたりニチレイロジグループ船橋物流センターで実施した共同実証において従来と比べて運用/保全コストを約20%削減できることを確認している。
ニチレイロジグループでは、2021年4月から国内の冷凍倉庫に同ソリューションの導入を順次進めていく。日立は、同ソリューションを「Lumada」の冷凍倉庫向けソリューションとして、国内にある8万台を超える冷凍設備を対象に拡販するとともに、グローバルにも展開していく。
このソリューションは、日立グループの運転/音/画像データ解析技術や故障予兆診断技術などを組み合わせることにより、冷凍設備の運用/保全の効率化を図ることができる。
冷凍設備の稼働データ、各所環境データ(倉庫内温度など)、冷凍サイクルデータ(圧力/温度など)をもとに、設備稼働とエネルギー費用などの相関可視化を行い、高効率運用支援を目的とした各種指標情報/業務支援情報を生成する「運用効率化診断」を行う。
また日立独自の診断アルゴリズムを活用した「故障予兆診断」の導入により、冷凍設備および補機類の運転データ、各配管部の温度/圧力データからの冷凍設備全般/冷凍サイクルの異常兆候や、圧縮機稼働音からの圧縮機の異常兆候の検知が可能となる。
各種センシング技術や日立産機システムのIoT対応産業用コントローラー「HXシリーズ」、日立システムズの社会/公共ソリューション「CYDEEN」のメーター自動読み取り技術やフィールド作業支援サービスを活用して、運転状況や稼動音、メーター数値など、分析/診断の高度化に資するさまざまなフィールドデータを収集する。
収集されたデータを、日立の統合エネルギー/設備マネジメントサービス「EMilia」をベースとするクラウドサービス基盤に集積して運用効率化診断をする。同時に、日立グローバルライフソリューションズの「exiida 遠隔監視・予兆診断」で故障予兆診断を行い、ビジネスインテリジェンス(BI)ダッシュボードを通じて拠点管理者/設備管理者が確認する。
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