B-EN-G、生産管理「mcframe」にCO2排出量計算やSaaS版を導入
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ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)は1月20日、生産管理ソフトウェア製品「mcframe」の新施策を発表した。開発中のSaaS版「mcframe X」を4月から段階的に提供するほか、「mcframe 7」では二酸化炭素(CO2)の排出量計算機能「mcframe 7 CFP」を6月から提供する。mcframe 7 CFPは単品でも購入、利用できる。
mcframeは、製造業向けの生産、販売、原価管理での各種機能を搭載する。B-EN-Gによると、従来の生産管理システムは、業種・業態、製品や企業の固有要件に対応する必要性からパッケージ標準での導入や利用が難しく、SaaSでの導入や利用はさらに難しいとする。しかし、顧客管理システムなどでSaaS利用が増え、生産管理システムのSaaS化要望も増えていることから、mcframe Xを開発中だという。
mcframe Xでは現行製品の豊富な標準機能を備えつつ、APIによる外部システム連携やウェブベースのユーザーインターフェースの採用、ローコード/ノーコード開発機能、画面・帳票・ロジックのカスタマイズなどを4月から段階的に提供していく。
またmcframe 7 CFPでは、まず6月にmcframe 7の原価計算機能を応用した原材料や工程に基づくCO2の排出量計算機能を提供する。2023年後半に生産データから精度の高いカーボンフットプリント(CFP)を算出する機能、CFPの標準値と実績値の差異把握、速報値算出、シミュレーション、分析・評価の機能を追加する。
さらに、2024年から製品の企画設計段階におけるCFPシミュレーション、IoTソリューションによるCFP関連データの実測・モニタリングなどの機能も提供する。将来的に、製造コストとCFTのバランスを定量的に評価できる仕組みを用意するという。