両備システムズ、投資運用子会社とCVCファンドを展開–社会実装の支援と地域DXを推進

今回は「両備システムズ、投資運用子会社とCVCファンドを展開–社会実装の支援と地域DXを推進」についてご紹介します。

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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 両備システムズは2月27日、新規事業創出や将来の事業シナジーを見据え、ベンチャー投資運用事業を開始すると発表した。スタートアップの成長段階に合わせ投資する投資運用子会社「Ryobi AlgoTech Capital」を2月に設立するとともに、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド1号「両備システムズイノベーションファンド」を組成し、投資運用を始める。

 両備システムズでは、行政や医療機関などの公共領域、製造、流通、物流、交通などの民間領域を強みとする。ファンド規模は20億円、運用期間は10年間で、両備システムズと協業する国内外のスタートアップ企業を投資対象とする。投資地域は、日本、東南アジア諸国連合(ASEAN)、北米、イスラエル、欧州。

 また、重点領域としてフィンテック、メディカル、ヘルスケア、教育、ロジスティクス、モビリティー、カーボンニュートラルを、技術領域として人工知能(AI)、暗号化、セキュリティ、ブロックチェーン、Web3.0、ペイメント、クレジットを挙げる。

 両備グループは岡山を中心とした中国・四国地域で公共交通、物流、生活産業、不動産、観光、車に関わることなど幅広い事業アセットを有し、同地域の生活に根付いた事業を113年にわたって展開してきた。実証実験などにおいて両備グループが有するリアルな事業アセットを積極的に提供する取り組みは日本国内のIT系CVCでは前例がなく、投資先が有する新しい技術・商品の社会実装や両備グループとの事業シナジーの実現は、地域のデジタル変革(DX)を一段と加速させるものとなる、と同社は話す。

 同社はベンチャー投資運用業務に加えて、2024年からヘッジファンド運用を兼業する予定。両備システムズイノベーションファンドでは2028年に20~30社の投資先を目標とし、2号ファンドの設立も視野に入れて投資活動を行うとしている。

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