「Linux」のデータを「Deja Dup」を使ってバックアップするには
今回は「「Linux」のデータを「Deja Dup」を使ってバックアップするには」についてご紹介します。
関連ワード (Linuxノウハウ、特集・解説等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
最も重要なデータのバックアップを取っていない人は、厄介な事態を招いてしまうおそれがある。
コンピューターに何らかの問題が発生したため、取り返しのつかない障害が発生する前に重要なファイルとフォルダーを救い出せることを祈りながら、マシンが動作している間に、それらのデータを外部ドライブにコピーする作業を必死で進めた、という経験は誰しもあるはずだ。誤ってフォルダーを削除してしまったが、それに気づいた頃には、すでにごみ箱が空になっていた、という経験がある人もいるかもしれない。
どのような未来が待ち構えているにせよ、堅実なバックアップ戦略を今すぐ実践する必要がある。少なくとも、最も重要なファイルを災害から守るために、バックアップツールの使用を開始すべきだ。
「Deja Dup」(編集部注:実際には「e」と「a」にはアクセント記号がそれぞれ付きます)は、「deja vu」(既視感)を語源としており、「GNOME」デスクトップの公式バックアップツールとして機能する。このツールは、ほかの多くの「Linux」デスクトップ(「Budgie」など)でも提供されている。Deja Dupは非常に使いやすいので、誰でもバックアップを設定することが可能だ。
本記事では、それがいかに簡単かをお見せする。
必要なもの:これに必要なのは、実行中のLinuxインスタンスだけだ。Deja Dupがデスクトップにプリインストールされていない場合は、おそらく、アプリストアからインストールできるはずだ。
さらに、バックアップの保存先となる外付けドライブをコンピューターに接続するか、コンピューターをクラウドサービスに接続する必要がある。Deja Dupがサポートするクラウドサービスは、「Googleドライブ」とMicrosoftの「OneDrive」だ。
必要なものはそれだけだ。それでは、バックアップに進もう。
外付けドライブをデスクトップ(またはノートPC)にまだ接続していない場合は、今すぐ接続してほしい。ドライブが検出されたら、デスクトップのファイルマネージャーからアクセスできることを確認する。
これに関しては、注意点がある。Deja Dupは、メニュー内で「Backups」(バックアップ)という名前が付けられている場合もあるので、Deja Dup(メニュー検索で「deja dup」と入力しても構わない)かbackups(バックアップ)のいずれかを検索しよう。
「Ubuntu Budgie」では、「Backups」(バックアップ)という名前が付けられている。Ubuntu BudgieのメニューでDeja Dupを検索しても、何もヒットしない。メニューにDeja Dupが見つからない場合は、デスクトップのアプリストアを開いて、そこからインストールしてほしい。
Deja Dupを初めて開くと、「Create Your First Backup」(最初のバックアップを作成)と「Restore From a Previous Backup」(以前のバックアップから復元)という2つのボタンが表示される。「Create Your First Backup」(最初のバックアップを作成)をクリックする。