富士ソフト、TOTOの「設備管理サポートサービス」事業化を支援–AWSでIoTシステムを構築

今回は「富士ソフト、TOTOの「設備管理サポートサービス」事業化を支援–AWSでIoTシステムを構築」についてご紹介します。

関連ワード (クラウド等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 富士ソフトは、TOTOの「設備管理サポートサービス」の事業化を支援したと発表した。同サービスは2021年6月に提供され、2023年6月現在までトラブルなくスムーズな運用を実現している。また、IoTシステムを構築するクラウドとしてアマゾン ウェブ サービス(AWS)を採用した。

 設備管理サポートサービスでは、施設管理者が器具の状況をIoTシステムを通じてPCやスマートフォンの管理画面からリアルタイムに確認でき、ウォシュレットの温度変更など各種操作が遠隔から実施できる。また、水石けんのタンク残量を知らせる「補充アラート」、器具のエラー内容を伝える「故障・部品交換アラート」といった機能も利用でき、効率的な維持管理ができるという。

 さらに、器具の使用回数をはじめとする各種の累積データを活用することで、現場ごとの利用実績に基づいた清掃計画や警備員の見回り、長期保全計画が策定できるようになるとしている。

 同サービスは、高層のオフィスビルや商業・交通施設などの大型施設が対象のため、契約先が一つ増えるだけで、新たに1000台以上のIoT機器が接続されたシステムを管理することになる。また、トイレ器具は一度導入されると、10年以上使用されることもあり、構築するシステムは、10年以上継続して利用できるように考慮する必要があった。

 富士ソフトは、「AWS Lambda」と「AWS Fargate」を採用し、接続するトイレ器具が膨大な規模で増大しても10年以上先まで大きな負担がなく、スムーズに運用できるサーバーレスコンピューティングを実現。さらに、データの特性によって処理先をAWS LambdaとAWS Fargateに分けて負荷分散させ、スムーズな稼働に貢献している。またAWSのシステム構成や接続するトイレ器具の台数によって運用コストを瞬時に算出するツールを開発した。

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