サイバーエージェント、生成AIなどの開発基盤にIDCフロンティアを採用

今回は「サイバーエージェント、生成AIなどの開発基盤にIDCフロンティアを採用」についてご紹介します。

関連ワード (ITインフラ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 IDCフロンティアは、同社の「高負荷ハウジングサービス」がサイバーエージェントの生成AIなどの開発基盤として採用されたと発表した。サイバーエージェントは、同サービスで「NVIDIA H100 Tensor コアGPU」80基と「NVIDIA DGX H100」を使用する。

 IDCフロンティアによると、サイバーエージェントによるH100の使用は国内最大規模で、DGX H100の使用は国内初になる。サイバーエージェントは、インターネット広告事業でのAIの研究開発を2016年から進め、AIによる効果予測やAI解析を応用した広告関連プロダクトの強化のために当時最新の「NVIDIA DGX A100」を導入、IDCフロンティアの空冷空調のデータセンターで運用していたという。

 さらに同社は、2021年から大規模言語モデル(LLM)にも取り組み、大規模トレーニングのために数週間単位の計算リソースの連続稼働を行う必要性から、今回のH100とDGX H100の構成によるシステム導入に至ったとする。ただ、これでは空冷空調のデータセンターの冷却性能と電力供給能力が不足するといい、「高負荷ハウジングサービス」を採用した。

 このサービスでは、ラック当たり最大20kVAを給電可能で、H100搭載サーバーを1ラックに複数台設置できること、「リアドア型空調機」による高発熱機器の安定冷却が可能なこと、H100搭載サーバーのオンサイトの作業をIDCフロンティアに代行できることが採用理由だとしている。

 サイバーエージェント グループIT推進本部は、「国内でこれらGPU搭載のサーバーを設置できるデータセンターの選択肢は限られ、高い電力供給、水冷方式のリアドア型空調機で安定した冷却性能が得られることが採用理由で最も大きなところ」とコメントしている。

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