農林中金、全社的な汎用ワークフローのプラットフォームに「ServiceNow」を活用

今回は「農林中金、全社的な汎用ワークフローのプラットフォームに「ServiceNow」を活用」についてご紹介します。

関連ワード (クラウド等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 ServiceNow Japanは、農林中央金庫(農林中金)が「ServiceNow」を活用した汎用ワークフロー(全社利用の共通ワークフロープラットフォーム)をリリースしたと発表した。この汎用ワークフローは、グループ全体で約6000ユーザーが利用している。リリース後、旧システムでは1年半を要していた開発を8カ月で実現できるようになったという。

 構築にあたっては、ユーザーインターフェイス(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)の統一を実施した。またリリース後の運用負荷軽減と開発生産性の向上を目指し、各種機能の部品化・モジュール化に取り組んだ。

 さらにServiceNowの導入を通して、ローコードの視覚的アプリ開発、アジャイル開発を実践している。構築されたシステムでは、ServiceNowを汎用ワークフローとして活用し、通知やコミュニケーションのハブに「Microsoft Teams」を、文書管理に「Box」をそれぞれ連携させている。

 新プラットフォームの稼働を契機として、これまでの開発体制を見直した。IT部門がビジネス部門をけん引していく形で、業務改革(BPR)、要件定義(ストーリー整理)、テストシナリオの作成、実装(インプリメンテーション)までをワンストップで構成するようにした。この新しい開発体制により、年間約40万件のワークフローが移行できた。

 従来のワークフローシステムは、ペーパレス化の実現に寄与したものの、複数のシステムを渡り歩いて業務を行う必要があった。そのため利便性が低く、カスタマイズ率の高さに起因した運用コストの高止まり、モバイル対応ができないなど、多くの課題が存在していたという。

 既存のワークフローシステムの更改期限が迫る中、ServiceNow Japanとの協業を通じてServiceNowへの移行にかかるフィージビリティーの確認ができた。そこでServiceNowを業務フローの全社プラットフォームと位置づけ、他のクラウドサービスとの連携や機能の役割分担を通した一気通貫の業務遂行を実現させることにした。

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