小学館、自社ECサイトを刷新–出版社ならではのコンテンツ発信を追求

今回は「小学館、自社ECサイトを刷新–出版社ならではのコンテンツ発信を追求」についてご紹介します。

関連ワード (マーケティング、リテールテック最前線等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 小学館は、同社のモール型ECサイト「LIFETUNES MALL」の刷新に当たり、EC構築プラットフォーム「ecbeing」を採用した。提供元のecbeingが1月15日に発表した。

 ecbeingでは、ECサイトの構築に加え、顧客ロイヤリティーの向上につなげる「ファンマーケティング」、魅力的なコンテンツを発信する「メディアコマース」、会員データを基に複数の顧客接点で最適な購買体験を提供する「オムニチャネル」など、さまざまな機能を用意している。

 LIFETUNES MALLでは、小学館が出版するライフスタイル誌や人気コミック作品のキャラクター商品を取り扱っている。同社は「人生を楽しい方へチューンする!」をテーマに、性別や年齢を問わず、多くの人々が買い物を楽しめるECサイトの提供を目指している。同社は、商品の購入だけでなく、自社が発信するコンテンツもユーザーに楽しんでもらうことを図っており、今回はそのコンセプトを具現化すべく、サイト全体のデザインを一新した。

 LIFETUNES MALLの刷新では、「モールinモール」の形で複数ショップの商品を横断して購入できるようにした。同ECサイトには4つのモールが入っており、さらにその中に複数のショップがある。これにより、サイト内でモールやショップをシームレスに横断し、ユーザーは自身に合った商品に出会えるとecbeingは説明する。『サライ』など、小学館の雑誌ブランド別のショップもある(図1)。

 加えて、これまで紙面で発信していたコラムやエッセイ、インタビューなどの記事コンテンツをモールの一つ「小学館百貨店」でも発信し、出版社ならではのメディアコマースサイトを構築したとしている(図2)。

 メディアコマースサイトの構築では、ecbeingのメディアコマースサイト構築ツール「UNITE」を活用し、コラムやエッセイなどの読み物ページに加え、ECサイト側の特集ページや商品詳細ページなども充実させている。顧客関係管理(CRM)システムも活用して各ユーザーに合わせたマーケティングや情報提供を行い、ユーザーが定期的にサイトを訪れたくなる環境を作ることでロイヤリティーの向上を図る。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
ネットスコープとマクニカ、SD-WANの国内展開で協業–ゼロトラスト具体化も
IT関連
2023-05-11 23:14
NEC、25万台のIT資産を「Tanium Cloud」で一括管理–現場の作業負荷を大幅に軽減
IT関連
2023-10-28 12:12
a16zによる次の気候テック投資がカーボンオフセットAPIのPatchになる可能性
EnviroTech
2021-02-08 14:56
AWS、Redisをフォークした「Valkey」を、同社サービスのElastiCacheとMemoryDBで採用すると明らかに
AWS
2024-04-08 19:56
NEC、新周波数チャネルとVLAN対応のプライベートLTEシステムを発売
IT関連
2021-05-07 05:09
CTCテクノロジー、AIを活用したマネージドサービスを提供
IT関連
2024-02-04 03:34
Redditの多くの掲示板で抗議のブラックアウト、API有料化で
IT関連
2023-06-15 05:11
NISC、サイバー攻撃対応の訓練情報が流出 富士通ツールへの不正アクセスで
セキュリティ
2021-06-05 14:00
マイクロソフト、Copilotの有料版「Copilot Pro」を発表
IT関連
2024-01-17 03:26
急拡大・多様化するオブジェクトストレージの活用事例
IT関連
2021-05-06 10:50
就活生にも強い味方、「個室型オフィス」需要増
IT関連
2021-02-19 08:08
今週の記事ランキング(2021.5.30〜6.3)
IT関連
2021-06-05 01:58
SaaS企業に新規顧客の呼び込みスピードと内容の向上を提案するOnboard
ソフトウェア
2021-02-18 11:14
多要素認証やパスワードレスなどの強力なソリューション採用率低く–マイクロソフト指摘
IT関連
2022-02-10 17:47