SSHを使用してリモートの「Linux」マシンに接続するには
今回は「SSHを使用してリモートの「Linux」マシンに接続するには」についてご紹介します。
関連ワード (Linuxノウハウ、特集・解説等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
リモート管理を実行しなければならなくなった場合、ある時点で、「Linux」サーバーにログインして、作業を開始する必要が生じるはずだ。その際は、「Secure Shell」(SSH)を使用する必要がある。SSHを一度も使用したことのない人は、このツールを歓迎するはずだ。SSHは、リモートシステムへのログインを容易にするだけでなく、強固なセキュリティも備えているからだ。
SSHは、リモートマシンに安全にログインするための手段である。ログインすると、サーバーを操作するのに必要なコマンドの実行が可能になる。SSHを使用するのは難しいのではないかと心配している人もいるかもしれないが、そんなことはない。SSHはとても使いやすいだけでなく、非常に強力でもある。
必要なもの:本記事では、SSHを使用する最初の手順を説明する。「Pop!_OS Linux」を使って説明を進めるが、本記事で紹介する手順は、SSHをサポートするすべてのLinuxディストリビューション(つまり、ほとんどのディストリビューション)で有効なはずだ。このチュートリアルの手順に必要なのは、2つの実行中のLinuxインスタンスだけである。それ以外のものは不要だ。それでは、SSHを実際に使ってみよう。
SSHを使用すると、ローカルマシンからリモートマシンにログインできる。両方のマシンでユーザーアカウントが必要だ。それらのアカウントはマシンごとに違っていても構わないが(これについては、後で説明する)、両方のマシンのログイン認証情報が必要である。
ログインしたいサーバーのIPアドレス(またはドメイン)も必要だ。例えば、リモートサーバーのIPアドレスは192.168.1.11で、ユーザーアカウントは両方のマシンで同じであるとしよう。デスクトップコンピューターにログインして、ターミナルウィンドウを開き、以下のコマンドでリモートマシンにログインする。
リモートマシン上でユーザー名の入力を求められる。パスワードでの認証に成功すると、リモートマシンにログインして、作業を開始できるようになる。
リモートマシンがwww.example.comというドメインに関連付けられているとしよう。その場合、以下のコマンドでログインできる。
それでは、リモートマシン上のユーザー名がデスクトップ上のユーザー名と異なる場合は、どうすればいいのだろうか。リモートマシンのユーザー名がoliviaの場合、以下のコマンドでログインすることが可能だ。
oliviaのパスワード(ローカルユーザーのパスワードではない)の入力を求められる。
通常、SSHは22番ポートを使用する。管理者によっては、そのポートを(セキュリティ上の理由から)変更することもある。サーバー管理者が2022番ポートをリッスンするようにSSHを設定している場合、標準のSSHコマンドを入力するだけではログインできない。代わりに、以下のように-p(portのp)オプションを追加する必要がある。