日立産業制御ソリューションズ、設備統合監視制御システム「Integrate SCADA」提供
今回は「日立産業制御ソリューションズ、設備統合監視制御システム「Integrate SCADA」提供」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
日立産業制御ソリューションズは、「監視制御と履歴データ活用」を実現するシステムである設備統合監視制御システム「Integrate SCADA」の提供を開始した。
同システムはクライアント端末での遠隔監視機能を提供し、現場で移動しながらの監視や他部門からの不定期な状態確認など、監視制御システムを手軽に利用したいというニーズに対応する。
Distributed Control System(DCS)コントローラーの代わりに制御機能を有するProgrammable Logic Controller(PLC)を採用し、導入費用や更新時の費用を抑えた汎用的なシステム導入と保守性を実現する。
DCSは産業用システムにおける、機器ごとに制御装置を分散配置するシステムのこと。PLCは産業機械などの設備について動作順序を記憶して制御する装置。
さらに、蓄積した履歴データを基に監視状態をプレイバック再生表示できる機能を提供する。「あの時、各設備はどのような動きをしていたのか」というように、故障発生時や故障発生前後において、設備がどのような状態だったかを視覚的に確認できる。
また、別途同社のデータ分析サービスを併せて導入することで、蓄積した履歴データを基に設備異常の予兆検知の診断など、ユーザーの課題に合ったデータ分析が提供される。
設備監視制御システムにおいてDCSシステムは、導入や更新時のコストが大きな課題となっていた。また設備監視制御の運用に特化しており、設備データの蓄積および蓄積された履歴データを基にした解析までは手が届かないケースもあるという。そのため汎用的かつ安価な設備監視制御システムの導入と安定運用をめざした保守性のニーズが高まっている。