インテック、災害や障害に強い「最上級レジリエンス」のEDI基盤を提供開始
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インテック(富山市)は5月14日、「最上級のレジリエンス」を実装したという新EDI(電子データ交換)サービス「EDIプラットフォームサービス」を発表した。同日から提供しており、システムの並列、分散、遠隔の稼働によって、万一の災害や障害でも「止まらないEDIサービス」を実現しているという。
EDIプラットフォームサービスは、遠隔地の2拠点で常時並列稼働し、常時データを同期することで、災害時の目標復旧ポイント(RPO)を災害発生の直前に、災害時の目標復旧時間(RTO)を限りなくゼロにしているという。これには、同社独自の技術(特許取得:特許第6583975号)を活用しているとのことだ。
また、無停止のメンテナンスも実現している。万一1つの拠点が被災などに遭っても運用を複数拠点にすることで、「止まらないEDIサービス」を可能にした。
同サービスは、企業間で発生する受発注や出荷、返品、請求、支払いなどのデータ交換をワンストップで行うインターネットEDIで、マルチプロトコルにも対応する。同社の従来のEDIサービスでは、事業継続性のための災害復旧(DR)がオプションだったが、今回のサービスでは極めて高い可用性を標準的に備えているので、DRのオプションを採用する必要がないとしている。
同社は、NTTグループでのPSTN網からIP網への移行に伴い、今後はインターネットEDIなどのサービス展開を推進して、企業顧客のEDI環境向上と顧客の本業での競争力強化を支援するとアピールする。EDIプラットフォームサービスの利用価格は個別見積もりで、従来サービスと同等程度になるとのこと。同社は2026年までに100社の新規利用を見込んでいる。