マイクロソフト、Linux版SQL Server 2022のリリース候補版を公開。Azure Active Directory対応など
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マイクロソフトは、現在開発中であるLinux版SQL Server 2022のリリース候補版を公開しました。
Windows Server版SQL Server 2022のリリース候補版は8月23日付けで発表されており、そこから約2週間程度でLinux版のリリース候補版が登場していることから、製品版に関してもほぼ同時にリリースされるのではないかと予想されます。
Windows Server版SQL Server 2022の主な新機能では、Amazon S3のREST APIを使用してAmazon S3およびCephやCloudian、NetApp、Nutanix、Pure Storageなどが提供するS3互換のストレージへ接続し、データベースのバックアップ、リストアなどの操作が可能になりました。
それ以外にも、Microsoft Azure上のマネージドサービスであるAzure SQL Managed Instanceとのリンク機能による双方向ディザスターリカバリー機能、Azure上のデータウェアハウス機能であるAzure Synapse AnalyticsとのレプリケーションによってSQL Serverのデータをほぼリアルタイムに分析できる機能、ブロックチェーンの技術をデータベースに組み込むことでデータの改ざん防止などを可能にする機能などをはじめとした様々な新機能が搭載されます。
Linux版SQL Server 2022のリリース候補版では、これらWindows Server版の機能に加えて、Linuxにインストールできないインテグレーションランタイム(IR)の代わりにネットワーク経由でWindowsベースのマシン上でIRを動作させる「Azure Synapse link 」、Azure Active Directoryに対応させるAzure Active Directory authentication機能などが追加されています。
Linux版SQL Server 2022はRed Hat Enterprise LinuxもしくはUbuntuへのインストール方法が公開されています。