猿田彦珈琲、予実管理クラウドを導入–データドリブンな経営判断と現場の意識改革図る
今回は「猿田彦珈琲、予実管理クラウドを導入–データドリブンな経営判断と現場の意識改革図る」についてご紹介します。
関連ワード (マーケティング、流通テック最前線等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
全国で21店舗を展開する猿田彦珈琲は、DIGGLEが提供する予実管理クラウドサービス「DIGGLE(ディグル)」を導入した。DIGGLEが5月21日に発表した。同基盤は、店舗や部門ごとなどユーザーが求める切り口で経営数値を可視化し、意思決定のスピードや質の向上、事業部や店舗従業員を含めた最適な管理体制の構築を支援するという。
DIGGLEは、経営情報の一元化と組織間のコラボレーション促進により、データドリブンな経営の意思決定を支援する。予算策定、予実突合、見込管理、レポートといった経営管理業務全体を一貫して行うことで、予実ギャップの要因把握、アクションの早期化、業績の着地予測精度の向上を実現するという。
猿田彦珈琲では事業が成長する中、経営状況の可視化とデータを生かした経営判断につながる管理体制の構築が急務となり、予実管理のシステム化を検討していた。具体的な要望として、「経営陣が求めるタイミングで瞬時に、さまざまな切り口での経営分析を行い、意思決定のスピードや質を向上させたい」「会計やレジのデータなど、財務指標(売り上げ、収益、人件費)と非財務指標(来店者数、坪数、1時間当たりの平均人件費など)を掛け合わせて予算策定や経営分析を行いたい」「高い精度で予測するため、各店舗の予算/実績データの可視化や特徴の把握が可能な環境をなるべく早く構築したい」などが挙がっていた。
DIGGLEは、これらの要望に応えるほか、ユーザーが求める切り口で経営データを把握・分析する体制の構築、それによるレポート資料作成の工数削減、中長期での出店計画といった事業計画の立案、経営データの可視化による全社的な数値意識の向上、現場が注力すべき指標の設定などを支援する。
猿田彦珈琲は、DIGGLEが使いやすいユーザーインターフェース(UI)である点、自社が必要とする機能が十分に備わっている点などを評価し、選定した。具体的なポイントとして、「コメント機能を活用して、差異が発生した要因など数値だけでは分からない定性情報をDIGGLE上でやりとりできる」「分析軸や表示する勘定科目、粒度などを柔軟に設定したり、作成したレポートを印刷用の形式でダウンロードしたりするなど、相手が求める形でレポートを共有できる」「分析軸をドラッグアンドドロップで設定するだけで、求める損益管理表(PL)をすぐに作成できる」がある。