ニュータニックス、「Nutanix Kubernetes Platform」「GPT-in-a-Box 2.0」など発表–「.NEXT 2024」基調講演

今回は「ニュータニックス、「Nutanix Kubernetes Platform」「GPT-in-a-Box 2.0」など発表–「.NEXT 2024」基調講演」についてご紹介します。

関連ワード (ITインフラ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 Nutanixは年次カンファレンス「.NEXT 2024」をスペイン・バルセロナで開催している。現地時間5月20日にはプレジデント 兼 最高経営責任者(CEO)のRajiv Ramaswami氏が基調講演に登壇した。講演では、Dell Technologiesとの協業強化や「Nutanix Kubernetes Platform(NKP)」を発表。また、新たに「GPT-in-a-Box 2.0」とAIパートナープログラムなども明らかにした。

 2024年は「Run everywhere. Letʼs make big things possible」をテーマに、最新の技術動向や世界各国のユーザー事例、同社のビジョンやストラテジーなど、さまざまな情報が披露される場となっている。

 Ramaswami氏は講演の始めに、「われわれはエンジニアの会社であり、イノベーションと顧客の成功に焦点を当てている。オンプレミス、パブリッククラウド、エッジのあらゆる場所で使用できる単一のプラットフォームを構築し、ハードウェアから始まり、スタックの各レイヤーで常に選択の自由を提供し、コンシューマーライクなシンプルさをエンタープライズに提供してきた」と語った。

 続いて、同氏は「Modernize Infrastructure to a State-of-the-Art Hybrid Cloud」「Build Modern Apps Onece and Run Anywhere」「Enable Your Enterprise AI」の切り口で、同社の最新の取り組みを紹介した。

 「Modernize Infrastructure to a State-of-the-Art Hybrid Cloud」ではまず、「Nutanix AHV」の新たな導入オプションとプログラムを発表した。Nutanix AHVに新たな導入オプションが追加され、既存の導入済みサーバーを再利用し、Nutanix AHVハイパーバイザーを実行できるようになる。これにより、従来のサーバーハードウェアの投資を再利用しつつ、より柔軟な導入を可能にすることで、ワークロードとコスト管理のさまざまなニーズに対応する。また、Ciscoとの戦略的パートナーシップの一環として、Nutanixは既存の「Cisco UCSブレードサーバー」の認証を開始している。

 もう一つの発表は、Dell Technologiesとの新たな共同ソリューションでの協業になる。「Nutanix Cloud Platform(NCP)」と「Dell PowerEdge」を組み合わせたターンキー型の統合ハイパーコンバージドアプライアンスの提供を開始するとともに、NCPと「Dell PowerFlex」を組み合わせ、コンピュートとストレージを個別に拡張できる。

 続いて話題は「Build Modern Apps Once and Run Anywhere」に移り、「Kubernetes」を使用したコンテナーベースのモダンアプリケーションの管理を簡素化する「Nutanix Kubernetes Platform(NKP)」を発表した。

 Nutanixは、2023年に発表した「Project Beacon」の一環として、どの環境でも実行可能な、クラウドネイティブなコンテナー化アプリケーションの導入拡大を目指している。NKPもこうした取り組みに基づくもので、同社が2023年に買収したD2iQのKubernetes管理技術がベースとなる。例えば、オンプレミスでNutanix上のコンテナーを実行するクラスターと、パブリッククラウドで実行されるクラスターを一つの管理画面で管理することが可能になる。

 Cloud Native Computing Foundation(CNCF)準拠の包括的なクラウドネイティブスタックにより、オンプレミス、ハイブリッド、マルチクラウドの環境でKubernetesクラスターをセキュアに管理するための一貫した運用モデルをプラットフォームエンジニアリングチームに提供する。NKPの具体的な特徴は次の通り。

 NKPの提供開始は2024年夏を予定している。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
DXグランプリは中外製薬と日本瓦斯–経産省が選出
IT関連
2022-06-10 16:51
シスコ、米国防総省専用の「Webex for Defense」提供
IT関連
2021-07-09 14:10
ISID、静岡市の脱炭素先行地域づくり事業に参画–デジタルツイン技術を活用
IT関連
2022-12-28 12:17
ヴィーム、日本MS、JBS、国内企業のデータレジリエンス強化図る
IT関連
2024-10-05 07:38
モルテン、国内全13拠点に経費精算SaaSを導入–ペーパーレス、キャッシュレスを実現へ
IT関連
2022-08-05 12:48
SAS日本法人社長が説く「AI時代の人の意志決定力の磨き方」
IT関連
2024-07-27 18:44
強みと弱みを知り日本と世界をつなぐ架け橋に–Colt APAC社長の水谷氏
IT関連
2024-03-22 02:29
日本でもSaaSが当たり前に–日本オラクルのSaaS責任者が語る顧客実態
IT関連
2022-03-31 09:54
スタンドアロンなWebAssemblyランタイム「Wasmer 2.0」正式リリース、Win/Mac/Linux対応。SIMDに対応、実行速度が約50%改善、参照型対応など
WebAssembly
2021-06-22 00:37
3Dプリントとロボットアームで住宅建設の工期を短縮するDiamond Age
IT関連
2021-08-21 03:13
大規模会場でのワクチン予約はネットとLINEで 防衛省が明らかに
企業・業界動向
2021-05-13 10:24
GitLabとGoogle Cloudの統合がパブリックベータに。GitLabの認証からソースコード管理、ランナーの実行、デプロイまですべてGoogle Cloud上で
CI/CD
2024-06-26 19:54
Instagramに地図検索機能 近隣の人気スポットを検索可能
ネットトピック
2021-06-18 03:16
汎用人工知能(AGI)の可能性–実現までの道のりと規制などの課題
IT関連
2023-10-24 07:46