反人種差別デモの発端となったミネアポリス市が警察による顔認識技術の使用を禁止

今回は「反人種差別デモの発端となったミネアポリス市が警察による顔認識技術の使用を禁止」についてご紹介します。

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本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


ミネアポリス市議は米国時間2月12日、同市警察による顔認識ソフトウェアの使用を禁止する条例案を可決し、論争を引き起こしているこの技術に地域的な制限を施行する主要都市のリストを増やした。禁止条例案が週初めに承認された後、市議会議員13名は全員が賛成票を投じ、反対票はなかった。

新しい禁止条例は、ミネアポリス警察がClearview AIによるソフトウェアを含む顔認識技術を使用することをブロックすることになる。同社は、多くの場合大手SNSから収集した顔画像の大規模なデータベースへのアクセス権を連邦法執行機関、民間企業、そして米国のたくさんの警察署に販売している。ミネアポリス警察署はClearview AIとの関係があることで知られており、ミネアポリスのあるミネソタ州ヘネピン郡の保安官事務所も同様だが、後者が新しい条例によって制限されることはない。

関連記事:物議を醸したClearview AIが再び米政府機関と顔認識ソフトウェアで契約

今回の議決は、ミネアポリスの警察官が2020年George Floyd(ジョージ・フロイド)氏を死亡させた後、全米各地で反人種差別の抗議デモを巻き起こした同市の画期的な決定といえる。同市はそれ以来、警察改革の渦中に置かれており、全米に先駆けて2020年6月に市の警察部門の予算凍結を誓約した後、同年後半にはその約束を撤回し、より段階的な改革を行っている。

顔認識技術の使用を禁止することは、攻勢的取り締まりに対する新たな懸念を抑えることができる1つのターゲットを絞った措置である。多くのプライバシー擁護者は、AIを搭載した顔認識システムが有色人種のコミュニティを不釣り合いな割合でターゲットにするだけでなく、この技術は白人以外の顔を識別する上で技術的な欠点があることが実証されていると懸念している。

この賛否の分かれる技術を禁止しようとする動きは米国各地の都市で活発化しており、さまざまな方法で制限が実施されている。オレゴン州ポートランドでは、2020年に可決された新しい法律により、市当局が顔認証を使用することを禁止する一方で、民間企業が公共の場で顔認識技術を導入することも禁止している。それ以前のサンフランシスコ、オークランド、ボストンの法律では、市政府が顔認識ツールを使用することを制限していたが、民間企業に対する同様の規定は含まれていなかった。

関連記事
・ポートランド市の顔認識技術禁止条例は民間企業も対象になる
・サンフランシスコが市当局による顔認証技術の使用を禁止する条例案を可決

画像クレジット:Stephen Maturen / Stringer / Getty Images


【原文】

Minneapolis voted Friday to ban the use of facial recognition software for its police department, growing the list of major cities that have implemented local restrictions on the controversial technology. After an ordinance on the ban was approved earlier this week, 13 members of the city council voted in favor of the ban, with no opposition.

The new ban will block the Minneapolis Police Department from using any facial recognition technology, including software by Clearview AI. That company sells access to a large database of facial images, many scraped from major social networks, to federal law enforcement agencies, private companies and a number of U.S. police departments. The Minneapolis Police Department is known to have a relationship with Clearview AI, as is the Hennepin County Sheriff’s Office, which will not be restricted by the new ban.

The vote is a landmark decision in the city that set off racial justice protests around the country after a Minneapolis police officer killed George Floyd last year. The city has been in the throes of police reform ever since, leading the nation by pledging to defund the city’s police department in June before backing away from that commitment into more incremental reforms later that year.

Banning the use of facial recognition is one targeted measure that can rein in emerging concerns about aggressive policing. Many privacy advocates are concerned that the AI-powered face recognition systems would not only disproportionately target communities of color, but that the tech has been demonstrated to have technical shortcomings in discerning non-white faces.

Cities around the country are increasingly looking to ban the controversial technology and have implemented restrictions in many different ways. In Portland, Oregon, new laws passed last year block city bureaus from using facial recognition but also forbid private companies from deploying the technology in public spaces. Previous legislation in San Francisco, Oakland and Boston restricted city governments from using facial recognition systems, though didn’t include a similar provision for private companies.

(文:Taylor Hatmaker、翻訳:Aya Nakazato)

COMMENTS


4307:
2021-02-15 23:54

あれ、顔認証通らない

4308:
2021-02-15 23:47

わたし整形した??最近全然顔認証してくれない( ◜▿◝ )

4312:
2021-02-15 20:09

これ見ると、新しい生活様式ってのは、ウイルスとか感染症とかは全く関係ないんだね。 ただ単に、顔認証しやすいようにひっつくなって事。 その為の茶番劇。

4309:
2021-02-15 15:37

化粧して髪セットしたら顔認証されなくなって草

4306:
2021-02-15 14:39

ふぅ。髭ボーボーなると顔認証が時間かかるなぁ。苦笑

4310:
2021-02-15 10:06

おはようございます。 マスクをしていると、顔認証は本当に意味がないというのをつくづく実感する今日この頃です。

4311:
2021-02-15 05:58

今日になってやっとiPhoneの顔認証が反応するようになった?? 昨日までは腫れで無理だったから、新しく顔認証設定しようかなあと思ってたけど必要なさそう笑

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