データ駆動型のビジネス変革に注目–「Google Cloud Day: Digital'21」基調講演(1)
今回は「データ駆動型のビジネス変革に注目–「Google Cloud Day: Digital'21」基調講演(1)」についてご紹介します。
関連ワード (ビッグデータ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
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グーグル・クラウド・ジャパンが主催するオンラインデジタルカンファレンス「Google Cloud Day: Digital’21」が5月25日に開幕した。同イベントは2段構えの構成で、25~27日に基調講演とブレイクアウトセッションが開催されて「Google Cloud」の最新動向や開発事例などが発表された後に、6月1~3日にかけて、セッションで発表されたGoogle Cloudサービスに触れることができる「ハンズオン祭」が開催される。ここでは、データ活用を中心に据えた1本目の基調講演「Data-powered innovation」の様子をお届けする。
講演の冒頭に登場したのは、Google Cloud 日本代表の平手智行氏。まず、クラウド市場動向の歴史を振り返り、2000年代から2010年代の「仮想化をベースとしたIaaSの世界」、2010年代から現在の「PaaS/SaaSとしてのクラウド活用」という2つの段階を経て、現在は昨今のデジタルトランスフォーメーション(DX)志向に合わせ、クラウドテクノロジーの新時代に入っていると解説した。Google Cloudではその新時代を、「トランスフォーメーションクラウド」と表現する。
「これまで多くのサービスが提供され、ユーザーもクラウドを取り入れるようになってきたが、クラウドのメリットを生かした変革までを成し遂げられたわけではなかった。トランスフォーメーションクラウドは、データ駆動型のビジネス変革を実現するもの」と、平手氏はトランスフォーメーションクラウドの重要性を説く。
またトランスフォーメーションクラウドの4つの構成要素として、「データクラウド」「オープンクラウド」「ピープルクラウド」「トラステッドクラウド」を提示した。
データクラウドは、データ収集と分析を可能とするもので、代表的なソリューションとしてクラウドデータウェアハウスの「BigQuery」、グローバル分散データベースの「Cloud Spanner」、統合機械学習(ML)プラットフォームの「Vertex AI」などが相当する。
オープンクラウドは、オープン技術を活用し、ビジネスの成長に合わせて柔軟にシステムを構築するためのアーキテクチャー群で、パートナーとの連携ソリューションも含まれる。Google Cloudが提供するのは、マルチクラウド管理ツールの「Anthos」、コンテナー環境の「Google Kubernetes Engine(GKE)」、サーバーレス基盤の「Cloud Run」など。
ピープルクラウドは、「Google Workspace(旧G Suite)」に統合された分散就労やコラボレーションなどの働き方を支援する仕組みを提供するもの。トラステッドクラウドは、セキュリティ領域のアプローチであり、政府情報システムのためのセキュリティ評価制度である「ISMAP」を取得し、包括的なゼロトラストアーキテクチャーを提供するとしている。
データクラウドについて、Google Cloud 技術部長(アナリティクス/機械学習、データベース)の寳野雄太氏が説明。データクラウドが求められる背景として、「現在ビジネスの状況は変化しており、予測不可能で非連続的になっている。この不確実性にどう対応するかがビジネスやITにとって鍵になっている」ことを指摘する。
それを解決するのはアジャイルな意思決定であり、鍵を握るのがデータであるとする。そして、データを利用して下したビジネスの意思決定の結果を戦略に反映するためには、戦略の変化をITのアーキテクチャーに迅速に反映し続けることが重要であり、そのためには3つの要素が不可欠と寳野氏は言う。
「1つ目は、データに基づいた意思決定をあらゆるユーザーができるようになること。2つ目は、集めたデータをMLで活用することでイノベーションを起こすこと。そして3つ目は、知見をもとにビジネス戦略を修正しITのアーキテクチャーに反映し続けること」(寳野氏)
この3つを実現するためには、それらを支えるデータクラウドが重要であり、「Googleのデータクラウドでは、『アナリティクス』『AI/機械学習』『トランザクション』の3つの要素を兼ね備え、シームレスにデータ活用ができる」(寳野氏)とする。
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