NEC、ジュピターショップチャンネルから「AIリアルタイム字幕システム」を受注
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NECは、ジュピターショップチャンネル(JSC)からAIを用いたリアルタイム字幕システムを受注したことを明らかにした。このシステムは、2024年度にBS放送・右旋帯域での衛星基幹放送(4K放送)の生放送番組で利用される予定となってる。
同システムは、NECが開発した独自のAI音声認識技術「NEC Enhanced Speech Analysis-高性能音声解析-」を活用する。この技術により、雑音環境下や自由会話の精度が高くなるという。
生放送がメインのJSCは、字幕入力の自動化を視野に、「リアルタイム字幕システム」としてこのシステムを採用することを決定した。なお、リアルタイムな字幕入力ソフトウェアは、エル・エス・アイジャパン社を採用している。
放送業界では、聴覚に障がいのある人やテレビの音声が聴こえにくくなった人にも必要な情報が正しく伝わるよう、テレビの字幕放送が求められている。しかし、字幕放送を実現するには、人手による手打ち入力が必要で、音声認識システムを活用する場合でも、字幕内容の正確性を確保するために校正者を複数人配置する必要があった。
NECは、同社のこの技術を耐騒音性が求められるスポーツ中継やパッケージ字幕の制作、番組制作、アーカイブなどの業務に展開していく予定だ。