IIJ、BLEセンサー用いたIoTスターターパッケージを発売
今回は「IIJ、BLEセンサー用いたIoTスターターパッケージを発売」についてご紹介します。
関連ワード (ネットワーク等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、市場に広く普及している安価なBluetooth Low Energy(BLE)センサーを利用して手軽にIoTシステムを構築できる「BLE IoTスターターパッケージ」の提供を開始した。
BLEは、近距離無線通信技術のBluetoothの拡張仕様の一つで、省電力に特化した通信方式。Bluetooth 4.0規格の一部として2010年7月に策定されている。
同パッケージは、BLEセンサーから収集したデータをクラウドに送るためのゲートウェイ機器(Acty-G3)と専用アプリケーション、データを保存、可視化するクラウドサービス(IoTプラットフォーム)を一括で提供する。
温湿度や二酸化炭素濃度などの環境データ収集、位置情報、設備監視などIoT用途に幅広く利用できる各種BLEセンサーに対応しており、複雑な設定やプログラミングをすることなくすぐに利用できる。クラウドサービスへのデータ送信は、モバイルの閉域網接続で行うため、センサーデータの収集やデバイス管理を安全な通信環境で利用できる。
ゲートウェイ機器の「Acty-G3」(CYBERDYNE Omni Networks製)は、IPX5防水機能に加え、マイナス20~55度の温度に対応し環境を選ばず使用できる。また、eSIM対応のカスタムモデル「Acty-G3e」も選択でき、IIJのeSIMと組み合わせて運用できる。物理的なSIMカードが不要で、接触不良による通信障害などを低減したり、耐久性の向上やSIMカードの盗難抑止にもつながる。
IoTに特化したプラットフォーム「IIJ IoTサービス」とセキュアな通信を保つ閉域ネットワークを提供することで、データの可視化、閲覧、保存のほか、デバイスの監視や遠隔操作などができる。クラウドとゲートウェイ機器間の通信は閉域ネットワークで安全性を確保するため、不正アクセスなど外部からの脅威にさらされるリスクを回避できる。
ゲートウェイアプリケーションは、センサー登録については、デバイス周辺のBLEセンサーをスキャンし、システムで使用可能な状態にする。センサーのデータをIIJ IoTサービスにアップロードし、ゲートウェイ機器の位置情報も同様にアップロードする。
IIJ IoTサービスはセンサーから送信されたデータの値をグラフで可視化し、同データの値がしきい値を超えた場合に、メールやチャットで通知する。ゲートウェイ機器から送信された位置情報を地図にプロットすることもでき、デバイスのゲートウェイアプリケーションの設定、コントロールも可能。また、センサーデータを保存できるクラウドストレージや各種クラウドサービスと連携する機能も用意している。
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