ソリッドレイ研究所、VRソリューション提供でデル製ワークステーション導入
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国内外の産業向け仮想現実(VR)ソリューション開発をリードするソリッドレイ研究所は、「Dell Precision ワークステーション」と「Dell ProSupport」を採用し、顧客への安定したVRリューションの提供とサポート体制を構築した。デル・テクノロジーズが発表した。
ソリッドレイ研究所は、顧客の要望に合わせたVRソリューションの開発・提供を行うだけでなく、ハードウェアなどの選定や環境構築までを行っており、VRシステムの動作を長期間、安定して保つことができるハードウェアを模索していた。
同社が「Dell Precision ワークステーション」を採用した理由として、同社の3D/VR空間構築・体験ツールである「オメガスペース」で開発したVRソリューションの稼動要件やプロジェクトの予算に合わせて幅広いラインアップからハードウェアを選択できることが挙げられた。またプロジェクトによって求められるワークステーションのスペックなどが異なっても自由にパーツなどをカスタマイズでき、コストパフォーマンスが高いことなども採用ポイントとなった。
さらに、1996年にデルのワークステーション「Dell Precision 610」を初めて採用した際に、5年間程度の使用期間の想定に反して、9年間も活用することができた耐久性の高さと使いやすさも、採用の決め手となったという。
同社は、3D映像で2台、2D映像用で2台、全体の映像のマネジメント用で1台、計5台の「Dell Precision 5000 シリーズ」を活用することで、青森県観光物産館アスパム内にある青い森ホールに360度の3Dデジタル映像を実現している。
この環境は、ねぶた祭や大自然などの青森の美しさを体感できる日本最大級の360度3Dデジタル映像シアターで、天井に設置した1万ルーメン以上の4Kプロジェクター6台を用いて映像を投影し、2D映像と3D映像を組み合わせて表示する難易度の高いプロジェクトだった。
こうした展示施設でVRソリューションを展開する場合は、現地でなければ各種デバイスを調整できないケースもあり、システム構築の納期が短いことも多いため、プロジェクトに適合するスペックのワークステーションを選定した後に、カスタマイズしてから納品までの期間が短いデル・テクノロジーズの体制が重要なポイントとなったという。さらに365日上映することが条件となる常設展示においても、デルのワークステーションが持つ耐久性の高さにより安定した稼動が可能となった。
またソリッドレイ研究所では、納品したシステムに不具合が生じた場合にも、国内外においてスピーディに修理対応ができるサポート体制の構築が課題となっていた。しかし同社所在地から遠く離れた遠隔地の現場についても、デル・テクノロジーズの法人向けサポートサービスである「Dell ProSupport」により、電話でワークステーションのシリアルナンバーを伝えるだけで即座に修理対応を行うことができるようになった。