Opera、Web3にフォーカスした「Crypto Browser」ベータ版公開–仮想通貨ウォレット搭載
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Opera Softwareが現地時間1月19日、新しいウェブブラウザー「Crypto Browser Project」を発表した。「Windows」「Mac」「Android」向けにベータ版が公開されている。Web3で新たなウェブエクスペリエンスを実現するという。「iOS」版もまもなく提供される。Web3の機能を中核に据えているため、ブロックチェーンとの連携も容易だ。
Web3を中核に据え、ブロックチェーン技術を理解しやすく、使いやすいものにしようとする意図を持って構築されたウェブブラウジングエクスペリエンスは少なく、 Crypto Browser Projectではそのような状況を変えようとしているとOperaは述べている。「19日より、このミッションに参加するブロックチェーンコミュニティを招待している」(Opera)
OperaはWeb3の分野に取り組んでおり、仮想通貨(暗号資産)ウォレットを搭載したブラウザーを公開している。これまでに、イーサリアム、ビットコイン、セロ、ネルボスなどのブロックチェーンを統合している。
Crypto Browser Projectはネイティブで自己管理型のノンカストディアルな仮想通貨ウォレットを搭載しているため、ユーザーは拡張機能をインストールすることなく、ブラウザーから直接仮想通貨にアクセスしたり、「dApps」にサインインしたりすることができる。これにより、ブラウザーとウォレットの両方でさらなるセキュリティを実現する。近くオープンソースでリリースされるという。また、Operaによると、「Metamask」などのほかのウォレットへの対応も進められている。さらに、この新しいブラウザーはセキュアなクリップボードを備えており、ユーザーはセキュリティの問題を気にせずにコピー&ペースト操作ができる。
この新しいブラウザーでもう1つの特徴的な機能は、インテリジェントなスタートアップページ「Crypto Corner」だ。ブロックチェーン関連の最新ニュースや仮想通貨関連のポッドキャスト、Vlog(動画ブログ)で情報を得ることができる。開催予定のエアドロップなどの仮想通貨イベントをチェックすることも可能だ。
Crypto Browserのサイドバーには、「Twitter」「Telegram」「WhatsApp」のほか、Operaのネイティブな「Crypto Wallet」がある。「Crypto Twitter」「Discord」「Reddit」「DappRadar」などにアクセスすることもできる。
またOperaは、よりエネルギー効率の高い「Ethereum Layer 2」をブラウザーに導入しようと取り組んでいる。