【インタビュー】年初から話題のゲーム「Wordle」制作者が語る、バイラルでの人気とその先にあるもの

今回は「【インタビュー】年初から話題のゲーム「Wordle」制作者が語る、バイラルでの人気とその先にあるもの」についてご紹介します。

関連ワード (一躍、共有、大勢等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


ネットの世界で人気なのは、あり得ないようなサクセスストーリーだ。新しい年になろうとしていた頃、そのような話が飛び込んできた。シンプルなアイデアで楽しませてくれて、簡単にプレイできるゲーム「Wordle(ワードル)」だ。6回のトライで5文字のワードを言い当て、結果と、試行を図にしたグリッドを他の人と共有して、泣いたり笑ったりする。

テクノロジー業界にとって一服するための清涼剤のようだった。ゲームクリエイターのJosh Wardle(ジョシュ・ウォードル)氏と話したときのことだ。モバイルアプリなし、24時間で1つのワード、広告なし、登録も必要なし。インターネット接続が切断されてもプレイできる。

しかしおそらく、ゲームそのものより喜ばしいのは、その元々の話だ。

簡潔に言えばこうだ。英国育ちでニューヨークに住むジョシュ・ウォードル氏は、かつてReddit(レディット)で働いていたが、今はブルックリンのアート集団Mschf(ミスチーフ)のソフトウェアエンジニアで、元々は2021年、ワードパズルに熱中していたパートナーのために、一緒にプレーするWordleを作った。

ウォードル氏は、長年他の創作活動のホームにしていたウェブサイトでWordleを提供しているが(powerlanguage.co.uk、英国時代のものが復活)、そのゲームを何げなく家族と共有した。その後、何人かの適切な友人に見せた。しかし、よく知られているように、スターが揃っていると人気に火がつくのは簡単だ。瞬く間に大騒ぎになった。

数週間のうちに、ゲームのプレイヤーは1000人未満から200万人に増えた。

「私が(最初に)作ったゲームを、今皆がプレイしているんです」と、氏はTechCrunchとのインタビューで述べた。「それは決して、私が最初に意図していたことではありませんでした」。

急激に成長にウォードル氏は驚いている。ミスチーフ(物議を醸しているLil Nas X[リル・ナズ・X]氏の「血が入った靴」のような大胆な作品で知られる集団)の仕事をしている彼は、自分の作ったものについて人々が言っていることを見て「夢でも見ている」ように感じることがある、とTwitter(ツイッター)で述べている。

しかし、ウォードル氏は主催者ではないし、今の時点で特に起業家精神にあふれているわけでもない(つまり、良い意味で彼のアプローチは自然体なのだ)。そのことが、思いがけない結果につながっている。

人々が疑ってきたことの確認が取れた。ウォードル氏は、Wordleを次のレベルに引き上げようとする投資家のアプローチを受けてきた。(注:ウォードル氏の雇用主であるミスチーフは、Founders FundのようなVCのバックアップを受けている。したがって、これはこれからの1つの方向性を示す興味深い型になる可能性がある)。しかしウォードル氏は、Wordleで利益を得ようとしているわけではない。

「私は、Wordleをフルタイムの仕事にするつもりはありません。Wordleに投資したり、その類のことをしたりするつもりもありません。現状にとても満足しています」と、ウォードル氏はTechCrunchに語った。「もし(ベンチャー基金が)現れるとしても、後援者がいるか、その種の背景を持つアーティストとしての関連においてだと思います」。

ウォードル氏が今後について考えている間に、そのゲームの成功を見て、それほど健全ではない他のタイプの大きな影響が現れている。大勢の開発者がそのゲームをコピーし、Wordleがウェブ上でおとなしくしていることを利用して、アプリを作って利益を得始めている。

ウォードル氏自身は自分のIPをどうやって守るか、あるいは守るかどうかを考える機会もあまりないうちに、他の人が彼を援護している。Apple(アップル)も、Wordleの作成者の要請とは関係なく、Wordleをコピーしたアプリを削除しているようだ。

皮肉なことに、それと同時にウォードル氏も、他の人からWordleのコンセプトを盗んだとして糾弾されている。英国のゲーム番組「Lingo」(リンゴ)のホストは、そのゲームが「我々のゲームのように見えるし、我々のゲームのように動くし、我々のゲームのような匂いがするし、基本的に『我々のゲーム』だ」と考えて、彼がリンゴに誉れを帰していないことを公に非難している。

しかし、ウォードル氏は金銭や名声のためにこのゲームを作ったわけではない。Wordleを作った理由と、それ以降の繰り返しがいかに少ないかを考えれば、こうしたことはすべて的外れのように思える。

「自分で作ったゲームですが、Wordleを手にすると痛みを感じます」と、ウォードル氏は我々に語った。「今日のような日は特に、本当に困惑します。そのことを考えないといけないんです」(我々が話をした日の答えは「疑い」だったが、まったく完全だ)。「気持ちの良い達成感を得ることさえ難しいのです」。

我々はジョシュ・ウォードル氏に、物事をシンプルにしている理由と、次に考えていることについて話を聞いた(以下のインタビューは、わかりやすいように要約されている)。

TC:Wordleで人気があるのは、1日に1回しかプレーできないという点だ。これは、過去に人気に火のついたFlappy Bird(フラッピーバード)のようなゲームとは異なる。Flappy Birdは結局、開発者によって削除された。病みつきになるからだった。1日数分しか時間を取らない性質のゲームを作ることは、どれほど意識していたか?

JW:パートナーと私はNew York Times(ニューヨーク・タイムズ)のワードゲームをたくさんプレイするが、そうしたゲームは、1日に1つという型に従っている。しかし、考えてみるとおもしろいのは、Wordleでプレイできるのは1日に1つだが、同じ日に皆のワードが違っていたら、つまりワードはランダムだがそれでも1回しかプレイできないとしたら、今のように人気が出ることはなかったのではないだろうか。要は、パズルは1つで、それを皆が解こうとするということだ。Flappy Birdのようなゲームだが、際限なく注意を奪うアプリやゲームには少々懐疑的だ。私はSilicon Valley(シリコンバレー)で働いていた。なぜそうなのかはわかっている。Wordleの場合は、実際のところ、拡大目的ならしないであろうことをあえて行った。そして奇妙なことだが、そのことが拡大につながったのだと思う。しかしとても運が良かっただけで、適切な時に適切な場所にいたに過ぎない。人は何も求められないことが明らかなものに対する欲求を持っていると思う。人はそういうものがすごく好きなんじゃないだろうか。

パートナーと一緒にプレーするために作ったゲームが、どうして一躍、センセーションを巻き起こしたのか?

夏に英国に戻っていたとき、そのゲームを家族と共有したところ、家族はとても気に入って、家族のグループチャットの話がそれるようになったので、Wordleのチャンネルを別に作る必要があった。その時は絵文字のグリッドはなかったので、ただチャットに入って「3回でワードをゲットしたよ」とか何とか言っていた。米国の何人かの友人に紹介したところ、Andy Baio(アンディ・バイオ)が自分のブログで共有した。その後、ニューヨーク・タイムズのニュースレター作成者が「ほら、これ楽しいよ」といった感じで感謝祭の補足説明に含めた。それがどういうわけか、ニュージーランドで、それからオーストラリアで大人気になり、オーストラリアのGuardian(ガーディアン)のジャーナリストがそのゲームのことを書いた。私が覚えている限りでは、その時はじめて、次の日にログインして、前日に8万人がプレイしたことを知った。ニュージーランドの初期の利用者の1人が絵文字グリッドのアイデアを思いつき、手作業で入力して、結果をツイッターで共有した。それで私は、それをアプリ自体に統合することにした。明らかに、これには大きなインパクトがあった。

何百万もの人がPower Language(パワーランゲージ)のサイトでプレーしているが、そのトラフィックはどう処理しているのか?

とても簡単なことだ。本当に、ただウェブサイトがあって、JavaScript(ジャバスクリプト)をいくつかダウンロードするだけだ。一度ダウンロードすれば、もう何もする必要はない。電話をオフラインにしてプレイを続けることもできる。だから、バックエンドは何もない。自分のやり方に何か不備があれば、すぐにソースコードを見てもらうようにするので、見た人はすべてのワードがあることがわかり、そのことを調べることができる。もしバックエンドをスケーリングしなければならないとすれば、推測が送信されるたびにサーバーに移動しないといけない。もしそうなら、大変な頭痛の種になっただろう。パートナーと自分のためだけに作ったので、できるだけシンプルに作った。解のソースを調べた人がツイッターで、新聞のパズルを解いているようだと言っているのを見るが、それがすごくいい。パズルを上下逆さまにして、答えを見ることができる。自分がカンニングする場合、誰をカンニングすることになるだろうか。本当にそうしたいのなら、匿名のブラウザを開いて、今日もう一度パズルをすることができるじゃないか。リスクはとても小さい。

(最初、サイトは独立した会社によってホスティングされていて)、しばらくの間私はそこで朝起きていた、プレイする人が少なくなることを願っていた、帯域幅が限界に達しないか心配だった。Wordleの人気に火がついた後、12月の終わり頃は、まだ十分な余裕があった、プレイできる帯域幅が100ギガバイトあった。その後、元レディットの親友の1人、Kevin O’Connor(ケビン・オコナー)氏(現在はKickstarter(キックスターター)のエンジニアリング担当VP)が、Cloudflare(クラウドフレア)を私のウェブサイトの前に置くのを助けてくれた。その後、もっと最近では、費用を支払う限り無制限にスケーリングできるAmazon S3(アマゾンS3)にホスティングを移行した。

非常に多くのベンチャーキャピタリストがWordleをプレイし、結果をツイッターに投稿している。VCからの接触はあったか?楽しいゲームではなくビジネスの可能性について考えているVCもあるに違いないが、そのことについてどう思うか?

数人の人が、とてもお世辞のうまい友好的なVCスタイルで接触してきた(笑)。まだ話し合いはしていない。よくわからないんだ。前にこういう状況になったことはないし、これを無料で提供しているときにそういう話し合いがどういうものになるかはわからない。私は無料で提供するのが好きなんだ。大切なのは無料だということだ。

提案に応じて、どうなるか見るつもりは?

応じないのは愚かなことだと思うだろう?めったにないチャンスのように見える。私は、Wordleをフルタイムの仕事にするつもりはない。Wordleに投資したり、その種のことをしたりするつもりもない。現状にとても満足している。しかし、テクノロジーの仕事をするなら、たぶんテクノロジーの仕事を続けると思うけど、そういう人たちと会って少なくとも話をするのはいいことだと思う。

幸い、Wordleを運用するサーバーを維持するのに少しコストはかかるが、そうする余裕はある。

皆がオンラインで作ったものを無料で提供する必要があるとは思わない。ただ私はそういう方法で始めたというだけだ。そうすることで、続けることが容易になった。私は自分が本当に正しいと感じることをしたが、今人は「収益化したいか?なぜあれもそれもこれもしないのか?」などと尋ねてくる。

これは本当のことだ。パートナーと自分だけで一緒にプレイして本当に満足してた。そういう状況には本当に簡単に誘惑されてしまうが、私は自分を変えようとしている。その時は満足だったし、将来もそうなら幸せだと思う。1日の終わりにWordleがあって、また彼女と自分だけでプレイできれば、それで本当に幸せだと思う。

レディットで働いているときに「Button」(ボタン)と「Place」(プレイス)という2つのとてもクールなプロジェクトに携わったが、それらを作った経緯は?

私のバックグラウンドはアートにあって、おもしろいものを作ることに興味がある。ビジネス面はあまり興味がなくて、お金を払ってもらうことは想像もできない。私が作りたいものは、とても風変わりか、伝統的じゃないと思う。ビジネスとしてはあまり意味がない。もし(ベンチャー基金が)現れるとしても、後援者がいるか、その種の背景を持つアーティストとしての関連においてだと思う。

非常に多くの人がネット上でWordleに関連したミームやアートを作っているが、何かお気に入りは?

創造的な絵文字グリッドが本当に気に入っている。最近フォローし始めたアカウントには、緑色や黄色のMicrosoft Paint(マイクロソフト・ペイント)スタイルの絵がある。誰かがWordleの結果をクロスステッチにしているのを見たが、本当にすばらしい。人はインスピレーションを刺激するこういうものに関心を持ち、楽しんで、表現する。そして創造力を発揮して満足する。これは本当に驚くべき賛辞だ。私は自分でものを作ることが好きなので、自分が作ったものに人がこんなふうに反応するのを見るとすばらしい気持ちになる。

but what if i cross stitch every single one of my wordle results pic.twitter.com/g312E8WrCC

— abcdefghijklmnopqrs_uvwxyz ?? (@traceyfanclub) January 8, 2022

特にツイッターでゲームのことが話題になるように思うが、なぜか?

私に言えるのは、大部分のプレイヤーは実際には結果をツイッターに投稿していないということだ。Wordle Statsというアカウントがあって、ツイッターを調べて、共有されているグリッドをすべて収集し、それを翌日投稿して、こういうんだ。「よし、30パーセントの人が4回で答えた」。2日前だったと思うが、10万かそこらの集計があったとき、200万近い人がWordleをプレイしていた。

私の家族のグループように、WhatsApp(ワッツアップ)のグループで共有されているWordleもある。ツイッターが家族のワッツアップのグループになっている人もいる。しかし、プレイする人の大部分はツイッターを使わない。友人や家族とプレイしていると思う。新型コロナウイルス感染症のためにお互い会うのが難しい家族もいるし、会話の話題についていくのが難しいこともある。しかし、Wordleを始めるのに努力は要らず、ちょっと自分の結果を投稿したり、他の人の結果に反応したりすることもできる。これは、相手の人のことを考えていることを知らせる本当に励みになる方法だ。体験を共有できるんだ。

ウェブサイトを「パワーランゲージ」と呼んでいるのはなぜ?

それはオンラインで長い間使っているユーザー名で、元々は人の言葉を聞き間違えたことから来ている。若い頃、友人と私はある人にひどく?られた。お互いに悪態をついていたことで?られたんだ。私はその人が「パワーランゲージ」と言ったと思った。思い起こしてみると、その人は「汚い言葉」と言っていたんだが、聞き間違えた。しかし私は、悪態が「パワーランゲージ(強力な言葉)」だという考えをとても気に入って、16歳かそこらのときにするように、それをちょっと引き継いだんだ。

Wordleのコピーがあふれていることをどう思うか?アプリを作りたいと思うか?

アプリのことをよく尋ねられるが、1つの答えとして、私にはそのスキルがない。アプリの作り方を学ぶとすれば時間を投資する必要がある。やればできると思うが、自分の時間を投資することになる。それに、パートナーのためにゲームを作れば、2人で毎日ウェブサイトを使える。それは問題ない。私の目標がWordleを自分のビジネスにしたり、収益化したりすることであれば、そうすることに意味があることはわかる。しかしそうすると、たとえばプッシュ通知を送信するかどうかといった、たくさんのことに取り組まなければならない。間違いなく、プレイヤーと結ぶ契約のことを考えないといけないだろう。通知が欲しいと本当に思うか?これが最善の方法だろうか?少しWordleのことを忘れるのはどうか?

本当にすてきなことがあったので話しておきたい。何年か前に、App Store(アップストア)でWordleというゲームを作った人がいて、突然大量のトラフィックとダウンロードが発生するようになった。その人はGoogle(グーグル)で検索してニューヨーク・タイムズの記事を見つけ、ツイッターで連絡してきた。こんな感じだった。「どうも。あなたのアプローチの仕方がとても気に入りました。アプリがたくさんダウンロードされたのでお金がいくらか手に入りました。寄付したいのですが、どこにすればいいですか?」私は改めてその人に連絡を取る必要があったが、その人はこんなふうに言った。「リテラシーか何かに取り組んでいるチャリティーに寄付したいと思います」。それはすばらしいことだと私は思った。

コピーに関しては、Wordleの実際の機能について微妙な点がいくつかある。私は実際、解のリストにかなり多くの労力を注いだ。実際、かなりの時間を解のリストのフィルタリングに投資した。私にとって大きかったのは、聞いたことのない5文字の言葉がたくさんあるかどうかということだった。もし解がそうした言葉の1つだったら、相手のことを気の毒に思う。

Ringer(リンガー)は「FARTS」(ファーツ)はWordleの解ではないとレポートした。その理由は?

理由はあるが、私はWordleを見つけ、何度もプレイする喜びを知っている。その言葉が含まれていない理由はわかっているが、それは言いたくない。自分で見つけて欲しいと思う。読者の練習問題だ。(注:我々はその答えを見つけたと考えている)。

画像クレジット:Bryce Durbin/TechCrunch


【原文】

The internet loves an unlikely success story, and as we approached the new year, one came around the corner to delight us with a simple idea, and a short game to play it out: Wordle, where you guess a five-letter word in six tries, and then laugh and cry with others as you share your results and the grid charting your attempts.

It’s a breath of fresh air in the tech industry, as we discussed with the game’s creator, Josh Wardle: no mobile app. Only one word every 24 hours. No advertising. No registration required. And you can even play it if your internet connection drops.

But perhaps, even more delighting than the game itself, is the origin story.

The short version is that British-raised New York resident Josh Wardle, who used to work at Reddit and is now a software engineer at Brooklyn art collective Mschf, originally built Wordle last year for his partner, a word puzzle enthusiast, for them to play together.

Hosting it on a website he’s had for years as a home for his other creative efforts (powerlanguage.co.uk, back from his time in England), Wardle casually shared the game with family. Then he showed it to a few well-placed friends. But virality, as we know, doesn’t take much to get rolling when the stars are aligned. It was in the blink of an eye that all hell broke loose.

Over the space of weeks, the game grew from fewer than 1,000 to 2 million players.

“What I built [at the start] is the game that everyone is playing today,” he said in an interview with TechCrunch. “It was definitely not the intention when I started.”

That rapid growth has surprised Wardle. At his day job at Mschf — the collective known for stunts like Lil Nas X’s controversial “blood shoes” — he says he occasionally finds himself “going down the rabbit hole” on Twitter looking at what people are saying about his creation.

But Wardle’s not an impresario, nor at this point particularly entrepreneurial (we mean that in a good way — he’s just natural in his approach), and that’s leading to some unexpected outcomes.

People have suspected, and we’ve now confirmed, that Wardle has been getting approached by investors who want to take Wordle to the next level. (Sidenote: Wardle’s employer Mschf is backed by VCs like Founders Fund. So that could be an interesting template for one direction to go. Or not.) But Wardle isn’t trying to turn a profit on Wordle.

“I don’t want Wordle to be my full-time job, but I don’t want to invest in it or do any of that stuff. I’m very happy with where it’s at,” Wardle told TechCrunch. “I think that if [venture funding] were to happen, it would be more in the context of being an artist with a patron or something like that.”

While Wardle considers what to do, if anything at all, his runaway game has found a ton of traction with other less salubrious types: numerous developers have started cloning it, taking advantage of Wordle’s static place on the web and building apps to profit off the interest. 

While Wardle himself has not really had much of a chance to consider how or if to defend his IP, others have taken up his cause, and now Apple appears to be taking down Wordle clone apps independently of any appeals from Wordle’s creator.

At the same time, ironically, Wardle’s also getting accused of stealing the Wordle concept from others. The host of Lingo, a gameshow in the U.K., has been publicly railing about how he has given Lingo no credit, considering that the game “looks like ours, works like ours, smells like ours and basically is OURS.”

But Wardle didn’t build the game for money or viral fame. When you consider the impetus for making Wordle, and how few iterations it’s had since then, all of this seems to be missing the point.

“I feel smart when I get a Wordle, even though I made the game,” Wardle told us. “It’s about the journey, especially on days like today where I’m like really stumped and I like have to think about it.” (The answer on the day we talked was “query”, which is quite perfect.) “It’s hard enough that it will hit, like, that sense of accomplishment that feels good.”

We sat down with Josh Wardle to hear more about his reasons for keeping it simple, and what he’s thinking about next.

+++++++++++++

[This interview has been condensed for clarity]

TC: Something that people love about Wordle is that you can only play once a day — it’s not comparable to past viral games like Flappy Bird, which was eventually deleted by its developer because it got too addictive. How intentional were you about building a game that, by nature, can only take up a few minutes of your day?

JW: My partner and I play a lot of The New York Times word games, and they follow that one-a-day model. One thing that is interesting to reflect on, though, is that Wordle could be one a day, but if everybody was getting a different word on that day — if the word was random but you could still only play one — it wouldn’t have caught on the way it has. Right? It’s something about the fact that it’s one puzzle, and everybody is solving it. In terms of games like Flappy Bird, I’m just kind of suspicious of apps and games that want your endless attention — like, I worked in Silicon Valley. I know why they do that. With Wordle, actually, I kind of deliberately did what you’re not meant to do if growth is your goal. And bizarrely, I think, those things have led to growth. But obviously, a ton of it is luck, and being in the right place at the right time. I think people have an appetite for things that transparently don’t want anything from you. I think people quite like it that way, you know?

Back in the U.K. over the summer, I shared it with my family, and they loved it so much that it derailed the family group chat, so we had to splinter off and create a Wordle channel. There wasn’t the emoji grids at that point, so you’d just come into the chat and say “I got the word in three” or whatever. I introduced it to a few friends in the states, and Andy Baio shared it on his blog. Then, a New York Times newsletter author included it as a footnote around Thanksgiving, like, “Hey, I’ve been enjoying this thing,” and that somehow led to it getting really popular in New Zealand, and then Australia, and then a Guardian journalist in Australia wrote about it, and that’s the first time I remember logging in the next day and seeing that 80,000 people had played the previous day. One of the early adopters in New Zealand came up with the emoji grid idea and was manually typing them out to share her results on Twitter, so I decided to integrate it into the app itself, and obviously that’s had a huge impact.

I think people have an appetite for things that transparently don’t want anything from you. I think people quite like it that way, you know?

You’re now seeing millions of people playing it, all off your Power Language site. How have you handled that traffic?

It’s incredibly simple. It’s literally just a website and some JavaScript that downloads, and once it’s downloaded, it never needs to do anything again, like your phone could go offline and you could continue to play it. So there’s no backend. There’s some shortcomings to the way I did it, like right now, I have people looking at the source code, and they discover all the words are there and they can examine those things. But if I had to be scaling a backend, you know, every time you submitted a guess you had to go to a server, that would have been a huge headache. So because I just built it for my partner and me, I built it as simply as possible. For the people who look in the source for the solution, I’ve seen — which I quite like — on Twitter, people are saying it’s like if you’re doing the puzzle section in the newspaper, you can turn the puzzle upside down and read the answers. It’s more about like, who are you cheating if you’re doing that? You can open an incognito browser and take the puzzle again today if you really want, you know? It’s very low stakes.

[Originally the site was hosted by an independent company] and for a while there, I was waking up in the morning, hoping fewer people would have played because I was worried I was gonna hit my bandwidth limit. After Wordle went viral, close to the end of December, I still had enough breathing room where I had 100 gigabytes of bandwidth to play with. Then one of my good ex-Reddit friends, Kevin O’Connor [now the VP of Engineering at Kickstarter] helped me put Cloudflare in front of my website; then more recently, we migrated the hosting to Amazon S3, which can scale indefinitely as long as I’m happy to pay for it.

So many venture capitalists are playing Wordle and posting their results on Twitter. Have any VCs reached out to you? What do you think about what some of them must be thinking, that this might have potential as an enterprise rather than just a fun game?

I’ve had a few people reach out in that very diplomatic and warm VC style. [Laughs.] I haven’t had any conversations yet. I don’t even know — I’ve never been in this position before, and I don’t know what that conversation would look like when I’m giving this thing away for free. I like giving it away for free — part of the point is it’s free.

Are you going to respond to them and see what happens?

I think I’d be foolish not to, right? It seems like a unique opportunity. I don’t want Wordle to be my full-time job, but I don’t want to invest in it or do any of that stuff. I’m very happy with where it’s at. But given that I work in tech, and I’ll probably continue working in tech, it seems like one of those things where it’s good to meet these people and at least have a discussion.

I’m fortunate enough to be in a position where it does cost me a bit to keep the servers up to run Wordle, but I can afford to do that.

It’s not like I think that everyone needs to give away the things they create online for free, it was just that because that’s how I started this, it’s made it easier for me to continue it this way. I made something that felt really authentic to me, and now when people are asking like, “Do you want to monetize it? Why aren’t you doing X, Y and Z?”

It’s really easy for me to say… No, I was really happy with it when it was just my partner and me playing together. It’s really easy to get seduced by all that stuff, but I try and instead be like… I was happy then, and I think I’ll be happy in the future if that’s where it ends. If at the end of the day with Wordle, it’s just her and me playing again, I think I’ll be totally happy for that to be the outcome.

We noticed you did two pretty cool projects when you worked at Reddit, “The Button” and “Place.” What drives you to create these?

My background is in art, and I’m just interested in making interesting things. The business side of things is not super interesting to me at all, and I can’t imagine anyone paying… like, the things that I’m interested in making are very weird or like not conventional, I think, and don’t really make sense as businesses. I think that if [venture funding] were to happen, it would be more in the context of being an artist with a patron or something like that.

So many people on the internet are making memes and art around Wordle — do you have any favorites?

I really like the creative interpretations of the emoji grids. There’s an account I started following recently that does green and yellow Microsoft Paint style pictures. I saw someone who cross-stitches her Wordle results, which is quite awesome. So it’s those things — that people enjoy and care enough about this thing that it gives them inspiration, and they want to express it, and it makes them feel good creatively. That’s really an amazing compliment. I like to create things myself, so seeing people respond to something I’ve made in that way feels amazing.

It feels like chatter about the game is especially big on Twitter. Why?

One thing I will say is that the majority of players are not actually posting their results on Twitter. There’s an account called Wordle Stats that looks at Twitter, then collects all the grids people share, then posts it the next day and says, “Okay, 30% of people got it in four,” and I think it was two days ago that it collected 100,000-something, whereas at that time, close to 2 million people played Wordle.

There are Wordles being shared in WhatsApp groups, like my family group. For some people, Twitter is that family WhatsApp group. But the vast majority of people playing are off Twitter. I think they’re playing it with their friends and family. It’s hard for some families to see each other because of COVID, and sometimes it’s hard to come up with a topic of conversation. But Wordle is just such a low-effort way to check in, and sometimes you just post your result, sometimes you can respond to others’, but it’s this really comforting way of letting other people know that you’re thinking about them. It’s a shared experience.

Why is your website called “powerlanguage”?

That’s just a username I’ve used online for a long time, which originates from mishearing someone. Someone was berating my friends and me in my youth. We were being told off for swearing at each other. I thought he said, “power language.” In retrospect, he was saying “foul language,” and I misheard it, but I was so delighted by the idea of swearing being called “power language” and just kind of ran with it in a way you do when you’re 16 or whatever.

I was really happy with it when it was just my partner and me playing together. […] If at the end of the day with Wordle, it’s just her and me playing again, I think I’ll be totally happy for that to be the outcome.

What do you think of all the Wordle clones? Would you ever want to make an app?

People have asked me about the app thing a lot — one response is I don’t have the skills, and I’d have to invest the time to learn how to do it, which I could do, but it would be an investment of my time. And again, if I’m building a game for my partner… We can use a website every day. It’s not a problem. If my goal was to make Wordle my business or to monetize it, I can see why it would make sense, but then I would have to wrestle with a bunch of things like… Would I send you a push notification? I would definitely have to think about the contract I’m establishing with the player. Do you really want me to notify you? Is this the best way? Why don’t you just forget about Wordle for a little bit?

I will say, I did have one really nice thing happen to me where there was someone who built a game called Wordle on the App Store years ago, and it suddenly started getting a lot of traffic and downloads. He Googled it, found The New York Times article, and reached out to me on Twitter and was like, “Hey, I really like how you’re approaching this. I got some money from people downloading the app and I want to donate it, where should I donate it?” I need to get back to him, but he was like, “I think I would want it to go to a charity focused on literacy or something,” which I thought was amazing.

As far as the clones, I mean, there are some subtle things with Wordle that actually make it work. I actually put quite a lot of effort in — the solutions list, I actually invested a fair amount of time filtering those. A big one for me was if there were a bunch of five-letter words you’ve never heard of, and if the solution was one of those words, I think that feels bad for people.

The Ringer reported that “FARTS” will never be a Wordle solution. Is there a reason for that? 

There is a reason for that, but I know part of the joy of discovering Wordle and playing it over a number of times… I know why it’s not included, but I don’t want to state that. I want to let people kind of discover it themselves. It’s an exercise to the reader. (Note: We think we figured it out.)

(文:Ingrid Lunden、Amanda Silberling、翻訳:Dragonfly)

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AWS Backupの新機能、Amazon RDSのデータベースを任意の時点に戻せる「継続的バックアップ」と「Point-in-timeリカバリ」が登場
AWS
2021-03-12 07:15