スーパーボウル2022に登場したテック広告のベストとワースト

今回は「スーパーボウル2022に登場したテック広告のベストとワースト」についてご紹介します。

関連ワード (何事、目的、翻訳等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


米国資本主義を理解するために、スーパーボウル中継で見たCMについて翌日語り合う井戸端会議以上のものがあるだろうか。フード・デリバリー・アプリから、なんとApple製ではないスマホまで、昨日の夜数々のテック企業が視聴者の注目を集め、おかげで我々は、友人たちにNFT(非代替性トークン)は暗号資産と同じではないことを説明しなければならなくなった。

イタさと有効性で測った、2022年のスーパーボウルのベスト(とワースト)テック広告を以下に紹介しよう。

QRコードがDVDのスクリーンセーバーのように黒い画面を跳ね回り、ジェネリックなテクノ・ソングが流れる中、原色を切り替えていく。私はスマートフォンを取り出しQRコードをスキャンした、やらない理由がないから。部屋の向こうから友人が叫んだ「やっちゃだめだ!ウイルスかもしれない!それどころか暗号かも!」。もちろん、そのQRコードは私の端末でCoinbaseのウェブサイトを開き、新規ユーザーには購入義務なしで15ドル(約1733円)のBitcoin(ビットコイン)を提供していた。Coinbaseの最高プロダクト責任者、Surojit Chatterjee(スロジット・チャタージー)氏によると、このCMの人気は絶大で、Coinbaseは過去に類を見ないトラフィックを経験した。

@coinbase just saw more traffic than we've ever encountered, but our teams pulled together and only had to throttle traffic for a few minutes. We are now back and ready for you at https://t.co/ZUJqRlnZPH. Humbled to have been witness to this. #WAGMI

— Surojit (@surojit) February 14, 2022

このCMに効果があったことは明らかだ、なぜなら集中したトラフィックでウェブサイトがダウンしたのだから。ただし、ウェブサイトがダウンしたということは、失ったものもあるはずだ。

「暗号資産について語る代わりに、いくらかプレゼントすることにしました」とい彼らのマーケティング戦術も私は買っていない。どんな投資でも同じだが、自分が何に投資しているかを知っていることが、おそらく良いことだ!状況を把握するためには市場に参加しなければならないのは確かだが、消費者に投資して欲しいものが何であるかを、どの暗号資産CMも説明していないのは実に不可解だ。

このレトロ美は実際どこかクールだ。弾むQRコードはリスキーだが、私は他のどれよりもこのCMを覚えている、ということはうまくいっている。しかしQRコードの行き先は、特典情報が書かれたウェブサイトで、そのウェブサイトが少々イタい。Coinbaseはサイトに「WAGMI」と書いていて、これは暗号資産界のスラングで、「we are gonna make it」(私たちは成功します)のことで「我々は数年のうちに燃え尽きて多くの人々に損をさせるスタートアップではありません」という意味だ。しかし、WAGMIと言っているということは、実はNGMI(not going make it、うまくいくわけない)を恐れていることを暗示しているのかもしれない。

関連記事:CoinbaseがNFT市場参入を発表、OpenSeaに対抗するマーケットプレイスを準備中

 

これもまたもう1つの暗号資産交換プラットフォーム。カリブ諸島、バハマ拠点のFTXは、先月4億ドル(約462億円)の資金調達を完了し、企業価値が320億ドル(約3兆7000万円)に達した。資金のいくらかはマーケティングに使うことになるのだから、著名な気難しいLarry David(ラリー・デヴィッド)監督に初めてのスーパーボウルCM制作を依頼したのも当然だろう。

CMの設定は「Curb Your Enthusiasm(邦題:ラリーのミッドライフ★クライシス)」のスターが何事にも懐疑的なあまり、大きな投資のチャンスを逃したというもの。彼はEdison(エジソン)に、彼の電球はNGMI(直接の引用ではない)だと言い、さらに食洗機なんて使う意味はない、なぜなら食器にシャワーを浴びせればいいのだから、という。

ラリー・デヴィッド監督は暗号資産を理解していないので、それはこの先端産業が実に、実に、実にすばらしいに違いないことを意味している。

The New York Times(ニューヨーク・タイムズ紙)によると、FTXと広告代理店のdentsuMBは、80本の脚本を検討し、分散型金融を電球の発明に位置づけるこのコンセプトに決定したそうだ。そして、「Seifeld」(となりのサインフェルド)の共同クリエイターでもあるデヴィット監督による4日間の撮影と、280時間にわたる編集の結果、7時間半の撮れ高を60秒に凝縮した。そして、さらに200時間を費やしてこのCMのティーザーを制作した。

というわけで、この努力には敬意を払わなくてはならない(加えて、ラリー・デヴィッドは私の問題含みのお気に入り)。でもだめだ。膨大な時間とお金をかけたこの広告は、暗号資産の仕組みを何1つ教えてくれない。

CMにはラリー・デヴィッド氏が登場する。

In his moment of truth, @KingJames called it.

Fortune Favors the Brave #FFTB pic.twitter.com/Snhpit3vnh

— Crypto.com (@cryptocom) February 14, 2022

これまたもう1つの巨額なマーケット予算の暗号資産取引所Crypto.comはFTXとよく似たアプローチをとった。彼らはスターのパワーを使って、暗号資産はテクノロジーの次の段階に過ぎないことを視聴者に信じ込ませようとした。しかし選んだタレントは、どちらかというとスポーツファンの方が馴染みがあるだろう。この30秒のスポットCMで、LeBron James(レブロン・ジェームズ)が若き日の自分に向かって「歴史を作りたかったら自分で指揮を取らなくてはだめだ」という。次にCrypto.comのロゴが画面に現れる。

みんなスポーツ界のスターをテレビで見るのが好きだ。しかしこのCMは暗号資産について、CoinbaseやFTXよりも説明していない。そしてこのCMは、FTXのCMよりはるかに予算が少なく、衣装とセットの切り替えと特殊効果がまん延している。

私はここに関わっている物理学についてもっと知りたい。レブロンはどうやって時間内に戻ったのか? 若き日の自分に我々の時代の暗号ブームについて話しているということは、レビロンはNBAに行けなくて、ということは21世紀にフロリダ州南部で成功したプロスポーツチームは現れなかったといこと?あまりにも疑問が多い。

 

Facebook(フェイスブック)は自らをMeta(メタ)に再ブランドしただけではなく、自社のVRヘッドセットもOculus Quest(オキュラス・クエスト、同社が買収したVR会社の名前)から、単にMeta Questへと変更した。

このCMは、まぎらわしくてうっとうしい。要するに、何人かのアニマトロニックミュージシャン(ピザチェーンのChuck E. Cheese[チャッキーチーズ]風の店で一緒に働いている)が職を失い、一緒に集まることができなくなった。しかしMeta Quest 2を使うことで、人生の苦難を忘れソーシャルVRアプリ、Horizon Worlds(ホライゾンワールド)で足のないアバターとなって集合する。

目的がブランド認知であるならば、まあいいだろう。しかしこのCMは「現実世界に不満ですか? メタバースをやってみましょう」的にやってくる。しかも、Horizon Worldは、CMで見せているものとは程遠い洗練度なので、完成度で減点された。

ラリー・デヴィッド監督を雇うべきだったがそうははしなかった。

関連記事:かつてフェイスブックと呼ばれた会社が「Oculus」ブランドをさりげなく抹殺

同社のスマートフォン、Pixel 6の魅力を披露するために、GoogleはスーパースターのLizzo(リゾ)と組んでReal Tone(リアル・トーン)機能にスポットを当てた。

「子どもの頃から、卒業アルバムの写真は残らずひどいものでした」というナレーションが、卒業衣装をまとった友人たちの写真に重ねられる。顔色が暗く写った人たちが写真の背景に溶け込んでいる。

次にGoogleは、同社のReal Tone機能をつかって撮影した写真を見せる。コンピューター処理写真技術を使ってさまざまな肌の色の人たちの写真を正確に表現する技術だ。華麗な写真が、ラゾの未公開トラックが流れる中で映し出される。

GoogleはCMにリゾの新曲を持ってきた。TechCrunchのAnnie Saunders(アニー・サンダーズ)記者のことばを借りると「私はスーパーボウルを見なかったけれど、リゾのPixelの広告はInstagram(インスタグラム)で見ました。リゾのやっていることはすべてが正しくて善です」。

CMにイタいところはまったくないのだが、スマートフォン・ビジネスにおけるApple(アップル)と比べたGoogleの市場シェアは彼らにとって少々イタいかもしれない。

関連記事:あらゆる肌色の顔を美しく見せるPixel 6カメラのReal Tone、多様性を広げるAI技術

Miley Cyrus(マイリー・サイラス)氏と彼女の名付け親、Dolly Parton(ドリー・パートン)氏が、揃ってT-Mobile(ティー・モービル)の5Gネットワークを2本の30秒スポットで宣伝した。最初の1本でドリー・パートン氏はPSA(公共サービス広告)風に登場し、自分たちの携帯電話のためにAT&T(エーティーアンドティー)やVerizon(ベライゾン)から乗り換えましょう、と人々に推奨する。次に彼女はマイリーを呼び、あなたの声で携帯電話を救うように促す。次のCMでは、マイリーが録音スタジオで「携帯電話たちのために行動しましょう / 彼らはとても多くのことをしてくれました」といった心のこもった歌詞を大きな声で歌っている。彼女はさらに、黒のブレザーと革手袋姿ではっきりと「T-Mobile」の名前も歌った。

私は注目した、なぜならドリー・パートンとマイリー・サイラスは楽しいと思っているからだ。ふたりは他社ネットワークのよくないといわれる5Gカバーエリアを強く叩いたかもしれないが、フットボールの精神に則ってタックルなりなんなりして攻めて欲しい。

Uber Eatsでは、アルミホイルやスポンジ、キャンドルなどの生活必需品も注文できる、食品だけではない。そこでこのCMは、Jeniffer Coolidge(ジェニファー・クーリッジ)氏やGwyneth Paltrow(グウィネス・パルトロー)氏、Trevor Noah(トレバー・ノア)氏、Nicholas Braun(ニコラス・ブラウン)氏といったセレブたちが、何が食べ物で何がそうでないかに困惑するとどうなるかを見せている。

これで困った時にUber Eatsでアルミホイルを変えることがわかった。しかしこれは、この会社のマーケティングのしくじりを覆い隠そうとしているように感じる。おそらく、Uber Eatsをスタートする時「eatsとnot eats」の両方を示す名前を選ぶべきだったことを。

使われている、Capone(カポーン)の「Oh No(オー・ノー)」は、1年ほど前にTikTok(ティックトック)で流行った曲だ。すでに話題性のないトレンドを利用して若い世代にアピールしようとすることは、ある種のイタさだ。

音声コントロールデバイスのSmart Homeを発売して以来、Amazonは消費者の間で繰り返される恐怖を緩和しなければならなくなった。Alexa(アレクサ)は私を見張っているの? 知り過ぎじゃない? 彼女が強くなりすぎたらどうなるの?

しかしAmazonは、もしAlexaが人の心を読めたら何が起きるかを数百万人の視聴者に見せることにした。女優のScarlett Johansson(スカーレット・ヨハンソン)氏が夫で”Saturday Night Live”(サタデー・ナイト・ライブ)のColin Jost(コリン・ジョスト)氏の横で目を覚ました時、Alexaは彼の心を読んでマウスウォッシュのエクストラ・ストロングを注文した。ヨハンソン氏がジョスト氏にしゃべるのをやめて欲しいと思った時、Alexaは大きな音のするブレンダーを動かした。

最終的にジョスト氏とヨハンソン氏は、この心を読むマシンはやっぱり良くないという結論を下すが、私が思うにこのCMの目的は楽しませることであって、製品が何をするかを説明することではない。それでもジョスト氏はスマート・デバイスを使ってテレビをつけることに成功し、Alexaのあまり怖くないスキルを見せた。怖くないのは、Alexaが心を読める「ように」見えて、「実際には」心を読んでいなからだ。

このCMはどこかおもしろい!しかし、Amazonの作った広告を見て笑うことはイタい。イタいものを持ってきてしまったのは、我々の失敗だ。

 

AmazonはPrime Video(プライム・ビデオ)がサーズデー・ナイト・フットボールの独占中継局になることを予告し、AmazonとNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)が結んだ11年契約の始まりを飾った。

9月15日から、フットボールファンは木曜夜のゲームをPrime Video独占中継で見ることができる。わかりやすい!簡潔だ!これはフットボール・ファン視聴者に特化してつくられた広告だが、誰がスーパーボウルを見るのだろう?フットボールファンだ!

「私たちは来シーズンまでずっと、この世界をゲームなしで生きていかなければなりません」というナレーションが、フットボールロスのために巨大なあごひげを伸び放題にしている人物を背景に流される。

画像クレジット:Bryce Durbin/TechCrunch


【原文】

What’s more illustrative of American capitalism than that day-after water cooler chat about the advertisements we saw during the Super Bowl? From food delivery apps to phones that were shockingly not made by Apple, tech companies commanded our attention last night, forcing us to explain to our friends that NFTs aren’t the same thing as cryptocurrency.

On scales of cringe and effectiveness, here are the Super Bowl’s best (and worst) tech ads.

Coinbase

A QR code bounced around the black screen like a DVD screensaver, cycling through bright colors while a generic techno song played.

I pulled out my phone to scan the QR code, because why not — my friend yelled from across the room, “Don’t do it! It could be a virus! Or worse, crypto!”

Sure enough, the QR code opened the Coinbase website on my phone, offering $15 in free Bitcoin for new users with no purchase necessary. According to Coinbase Chief Product Officer Surojit Chatterjee, the ad was so popular that Coinbase experienced more traffic than it’s ever encountered.

Effectiveness: 6/10

Clearly the ad was effective because their website crashed from all the traffic. But since, you know, the website crashed, they have to lose some points.

I’m also not sold on the “Instead of talking about crypto, we decided to just… give you some” marketing tactic. Like any investment, knowing what you’re investing in is probably a good thing! Sure, you have to engage in the market to get a grasp on it, but also, it’s baffling that none of these crypto commercials actually explained what it is that they want consumers to invest in.

Cringe: 7/10

The retro aesthetic is actually kind of cool. The bouncing QR code was a risk, but I remember this ad more vividly than any others, so it worked. But the QR code directs you to a website with the offer information, and that website is a bit cringe. Coinbase writes “WAGMI” on the site, which is crypto-bro slang for “we are gonna make it,” which means, “we are one of the startups that isn’t going to burn out in a few years and cause many people to lose money.” But maybe saying WAGMI implies a fear that you’re NGMI?

FTX

Yet another cryptocurrency exchange platform, the Bahamas-based FTX reached a $32 billion valuation last month after raising another $400 million in funding. Some of that budget has to go to marketing, so why not hire the famous curmudgeon Larry David to film his first Super Bowl commercial?

The premise of the commercial is that the “Curb Your Enthusiasm” star is so skeptical of everything that he’s missed out on some great investments — he tells Edison that his lightbulb is NGMI (not a direct quote), and that using a dishwasher doesn’t make sense when you can just put the dishes in the shower (gross).

Larry David doesn’t understand crypto, so that means this emerging industry must be pretty, pretty, pretty good.

Effectiveness: 6/10

According to The New York Times, FTX and ad agency dentsuMB considered 80 scripts before deciding on this concept, which positions decentralized finance as a light bulb-like innovation. Then, after four days of filming with the “Seinfeld” co-creator, the ad took 280 hours to edit, condensing 7.5 hours of footage into 60 seconds — then, they spent another 200 hours to create teasers for their ad.

All in all, you gotta respect the effort (plus, Larry David is my problematic fave). But damn. That’s a lot of time and money to go into an ad that doesn’t teach you anything about how crypto works.

Cringe: 10/10

The ad features Larry David.

 

Crypto.com

Yet another crypto exchange with an exorbitant marketing budget, Crypto.com took a similar approach to FTX. They wanted star power, and they wanted to convince viewers that cryptocurrency is just a natural next step for technology. But their choice of talent was maybe more familiar for sports fans. In the 30-second spot, LeBron James tells a younger version of himself that “if you want to make history, you gotta call your own shots.” Then, a Crypto.com logo appears on the screen.

Effectiveness: 7/10

We like to see sports stars on TV. But this ad told us even less about crypto than Coinbase and FTX did. Then again, this ad probably cost way less than FTX’s ad, rife with costumes and set changes and special effects.

Cringe: 8/10

I want to know more about the physics involved here. How did LeBron go back in time? Will telling his younger self about crypto rupture our current timeline so that LeBron never made the NBA, meaning that South Florida never had a successful professional sports team in the twenty-first century? So many questions.

 

Meta Quest 2

Not only did Facebook rebrand to Meta, but they also rebranded their VR headset from the Oculus Quest — the name of the VR company they acquired — to just the Meta Quest.

The ad is confusing and depressing. Basically, some animatronic musicians — who work together at a Chuck E. Cheese-like place — lose their jobs and can’t hang out anymore. But by using their Meta Quest 2, they can forget about life’s challenges and be legless avatars together in Horizon Worlds, the company’s social gathering app.

Effectiveness: 3/10 

If the goal is brand recognition, well okay then. But the ad comes off kind of like, “Are you unsatisfied with the real world? Try the metaverse!” Also, Horizon Worlds is nowhere near as polished as the ad makes it seem, so minus points for ingenuity.

Cringe: 9/10

They could have tried to hire Larry David, but they did not.

 

Google Pixel 6

To showcase its Pixel 6 phone, Google collaborated with superstar Lizzo to highlight its Real Tone feature.

“Every single yearbook photo of mine has been terribly shot since I was a kid,” a voice narrates over a picture of friends in graduation garb — those with the darkest complexions blend into the background of the photo.

Then, Google shows photos taken with its Real Tone feature, which uses computational photography technology to properly expose photos of people with varying skin tones. The photos are gorgeous, displayed while Lizzo sings an unreleased track.

Effectiveness: 10/10

They got a new Lizzo song in their commercial. To quote TechCrunch’s own Annie Saunders, “I did not watch the Super Bowl, but I did see Lizzo’s Pixel ad on Instagram, and everything Lizzo does is Right and Good.”

Cringe: 2/10

There’s really nothing cringe here, but you could say Google’s market share in the smart phone business compared to Apple is a little cringe for them.

T-Mobile

Miley Cyrus and her godmother Dolly Parton teamed up to advertise T-Mobile’s 5G network in a series of two 30-second spots. In the first ad, Dolly Parton appears in a PSA, urging people to switch over from AT&T or Verizon for the sake of their phones. Then, she calls Miley, urging her to use her voice to save the phones. In the next ad, we see Miley belting out heartfelt lyrics like “let’s do it for the phones/they do so much for you” in a recording studio. She even belts, quote, “T-Mobile” while wearing a black blazer and leather gloves.

Effectiveness: 7/10

I paid attention, because I think Dolly Parton and Miley Cyrus are fun. They might have punched down at other networks’ allegedly worse 5G coverage, but hey, in the spirit of football, go for that tackle or something.

Cringe: 9/10

It’s giving cheugy, not camp.

 

Uber Eats

On Uber Eats, you can order home essentials like tinfoil, sponges and candles — not just food. So, the ad shows us what happens when celebrities like Jennifer Coolidge, Gwyneth Paltrow, Trevor Noah and Nicholas Braun get confused about what is or is not food.

Effectiveness: 8/10

I now know that I can get tinfoil in a pinch on Uber Eats. But this feels like it’s covering up a marketing “oopsie,” like maybe when they launched Uber Eats, they should’ve chosen a name that would encompass what they refer to as both “eats and not eats.”

Cringe: 8/10

They used the song “Oh No” by Capone, which went viral on TikTok about a year ago. It’s kind of cringe to appeal to a younger audience by leveraging a trend that is no longer relevant.

 

Amazon

Since the release of smart home, voice-controlled devices, Amazon has had to mitigate a recurring fear among consumers: is Alexa watching me? Does she know too much? What if she becomes too powerful?

But, Amazon decided to show an audience of millions of viewers what would happen if Alexa could read your mind. When actress Scarlett Johansson wakes up next to her husband, Colin Jost from “Saturday Night Live”, Alexa reads his mind and places an order for extra-strength mouth wash. When Johansson wants Jost to stop talking, Alexa activates their loud blender.

Effectiveness: 6/10

Ultimately, Jost and Johansson decide that mind-reading devices would ultimately be bad, but… I guess the point of the commercial is to entertain, not to explain what the product does? Jost does successfully ask his smart device to turn on the TV, though, which does display some of Alexa’s less-terrifying skills. It’s because it’s like she can read your mind, she doesn’t actually read your mind … right?

Cringe: 7/10

The ad was kind of funny! But laughing at an advertisement made by Amazon is cringe. We are bringing the cringe here, it’s our fault.

Amazon teased that Prime Video will become the exclusive home for Thursday night football, marking the first year of an 11-year deal between Amazon and the NFL.

Effectiveness: 9/10

Starting September 15, fans can watch Thursday night football games exclusively on Prime Video. It’s clear! It’s short! It’s an advertisement specifically geared toward the audience of football fans, and guess who watches the Super Bowl? Football fans!

Cringe: 5/10 

“We have to live in this world without games all the way until next season,” the voiceover tells us while someone grows a huge, unruly beard due to his post-football depression. Bestie, other sports exist!

(文:Amanda Silberling、翻訳:Nob Takahashi / facebook )

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