衛星通信Viasat、サイバー攻撃の可能性調査–ウクライナなどでインターネットサービスに影響
今回は「衛星通信Viasat、サイバー攻撃の可能性調査–ウクライナなどでインターネットサービスに影響」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
カリフォルニア州に拠点を置く衛星ブロードバンドサービスのViasatは、サイバー攻撃でネットワーク障害が発生し、欧州をカバーする同社の「KA-SAT」ネットワークで、ウクライナをはじめとする欧州の固定ブロードバンド顧客のインターネットサービスに影響が出ていると明らかにした。
同社は米ZDNetに対し、この障害がサイバー攻撃によって引き起こされていると述べた。
Viasatの広報担当バイスプレジデントChristina Phillips氏は、「障害に関する調査は継続しているが、現時点でサイバー事件が原因だとわれわれは確信している。根本原因を洗い出すため、当社の欧州ネットワーク、システムを調査、分析しており、影響を受けた顧客へのサービスを復旧すべく作業を進める一方で、影響が拡大しないよう、ネットワークに対する追加の予防措置を講じているところだ」と述べている。
「法執行機関と政府のパートナーへの報告は済ませている。彼らはサードパーティーのサイバーセキュリティ企業とともに現在も調査を支援している。調査は継続中だが、現時点では顧客データが関連している兆候は見られない」(Phillips氏)
NetBlocksは、このインシデントが2月24日に発生して以降、継続していることを示すデータとグラフを公表している。
このインシデントは、ロシアがウクライナへの侵攻を開始した日に始まっているとの指摘が数多くある。報道機関のPaxEx.Aeroは、今回の障害で影響を受けたISPの1社intv.czの報告として、ウクライナにあるKA-SATの地上インフラが「攻撃」され、影響が広がったと伝えている。
ドイツに拠点を置くISPのEUSANETもPaxEx.Aeroに対し、障害の影響を受けていると報告している。
英国のニュースメディアSky Newsは、関係者の話として、今回の障害は分散型DoS(DDoS)攻撃が原因だと伝えている。