1度のフライトで3回の荷物配達が可能な新型ドローンをWingcopterが発表
今回は「1度のフライトで3回の荷物配達が可能な新型ドローンをWingcopterが発表」についてご紹介します。
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本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
ドイツのスタートアップ企業であるWingcopter(ウイングコプター)は、ドローンによる輸送サービスの成長を妨げている技術的なボトルネックを取り除くために設計された、新しい自律飛行型配達用ドローンを発表した。
現地時間4月27日に公開された「Wingcopter 198」は、1度のフライトで3回に分けた配達が可能だという。Wingcopterは、このマルチストップ機能を、コスト効率の高い(そして願わくば利益を生む)ドローンによる配送サービス事業を成長させるための重要な機能としている。
2017年に設立された同社は、ドローンの製造からスタートした。その収益を元に規模を拡大し、現在ではドローンによる配送をサービスとして提供するビジネスモデルを展開している。「ドローンを作るだけでなく、ネットワークを作ること、それが私たちの次のミッションです」と、同社CEOのTom Plümmer(トム・プラマー)氏はTechCrunchに語った。現在、同社のウェブサイトでは、ヘルスケア、eコマース、食料品の配送などを目的としたデリバリー事業を推進している。プラマー氏の声明によると、その究極の目的は「空の物流ハイウェイ」を作ることだという。
それを実現するための鍵となるのが、特許取得済みのティルトローター推進機構だ。同社はこれを、スムーズな垂直離着陸や空中での正確なホバリングを可能にするマルチコプターと、長距離の高速飛行を可能にする固定翼という、2種類のドローンの利点を組み合わせたものと主張している。
新モデルのWingcopter 198は、最高速度が150km/hで、1回のバッテリー充電で最大6kgの荷物を75km以上の距離まで運ぶことが可能だ。荷物を減らせば最大110kmの距離を飛行できるという。
強風などの悪天候にもチルトローターは自動的に対応できると、プラマー氏は説明する。そのアーキテクチャには、冗長性と安全性のために8基のモーターが搭載されている。
画像クレジット:Wingcopter
このドローンは、障害物を回避したり、指定された場所に荷物を投下するためのセンサーとソフトウェアを搭載しており、すべて自動化されている。そのため、人間のオペレーターが1人いれば、世界中のどこからでも、Wingcopterのコントロールステーションソフトウェアを搭載したPCを使って、この新型ドローンを最大10機まで監視・操作することができる。プラマー氏の説明によると、ドローンの操作は、オペレーターがソフトウェアプログラムの「スタート」を押すだけでいいという。
プラマー氏は、チルトローターシステムの拡張性も強調し、(理論的には)より大きな航空機に適用して、貨物や人間の乗客を運ぶことさえ可能だと述べている。
「単にコストの問題です」とプラマー氏は語り、同社にはチルトローター機をスケールアップさせるために必要な航空・航空工学の経験を持つ人材がすでにいると言及した。「しかし私たちは、まずは小さいバージョンから始めて【略】何千時間、何千キロメートルものフライトを行い、その成果を次世代のWingcopterに反映させていくことによって、まずは貨物用から後に人の移動用へと、徐々に大型化していくことができると考えました」。
プラマー氏によると、同社のドローンを軍事目的や監視目的で使用する企業や政府機関と協力関係を築くつもりはないという。その理由は「主にモラルです」と、同氏はいう。「私たちのビジョンにはそぐわないと考えています。私たちのビジョンは、ドローン技術とドローンソリューションを使って人命を救い、生活を向上させることです」。
将来を見据えて、Wingcopterは現在、米国での商業飛行を可能にする連邦航空局の認証取得を目指している。この認証を得られれば、競合の少ない分野で事業を展開する企業の1つとなる。同社は2021年1月に2200万ドル(約24億円)のシリーズA投資ラウンドを実施したばかりだが、新たな資金調達にも目を向けている。現在は約120名の従業員が働いているが、シリーズBで資金を追加投入すれば、AI、操縦、生産などの専門知識を持つ人材を雇用することが可能になるからだ。
関連記事:独Wingcopterが米国に進出し新世代配送用ドローンを展開、4年間の自己資金運営を経て22.8億円調達
画像クレジット:Wingcopter
【原文】
German startup Wingcopter has launched a new autonomous delivery drone designed to remove a technical bottleneck hindering the growth of drone transport services.
The Wingcopter 198, which was revealed Tuesday, is capable of making three separate deliveries per flight, the company said. Wingcopter has couched this multi-stop capability as a critical feature that will allow it to grow a cost-efficient — and hopefully profitable — drone-delivery-as-a-service business.
The company, which was founded in 2017, got its start manufacturing drones. It used the revenue to scale and now expand its business model to include drone-delivery-as-a-service. “That’s actually our next mission, to not just build drones, but to build networks,” CEO Tom Plümmer told TechCrunch. The company’s website is now promoting the delivery business, which aims to provide healthcare, e-commerce and grocery delivery, among other services. Its ultimate aim is to create “logistical highways in the sky,” according to a statement by Plümmer.
The key to this delivery nirvana, the company claims, is its patented tilt-rotor propellant mechanism that combines the advantages of two drone types — the multicopter, which gives drones their smooth vertical takeoff and landing capabilities and the ability to hover precisely in the air, with the fixed wing, which provides fast flight times over long distances.
The new model Wingcopter 198 has a top speed of 93 miles an hour and can carry payloads up to 13 pounds for a distance of about 47 miles from a single battery charge. It can travel up to 68 miles when carrying lighter cargo, the company said.
Plümmer explained that the tilt-rotors can also automatically respond to gusts of wind and other inclement weather conditions. Its architecture includes eight motors for redundancy and safety reasons.
Image Credits: Wingcopter
The drones, which are equipped with sensors and software to avoid obstacles and drop parcels at designated sites, are all automated. This level of automation allows one human operator to monitor and control up to 10 of these new drones from a computer equipped with Wingcopter’s control station software, from anywhere in the world. Plümmer explained that running the drones is as simple as the operator pressing “start” on the software program.
Plümmer also touted the scalability of the tilt-rotor system, noting that it could be applied (theoretically) to a larger aircraft to carry cargo, or even human passengers.
“It’s just a cost factor,” Plümmer said, noting that the company already employs people who have the experience in aviation and aerial engineering required to one day take the tilt-rotor aircraft to scale. “However, we thought, let’s start with the smaller version … get these thousands of [flight] hours, thousands of kilometers, and take these learnings into every next generation of Wingcopter so they will constantly get bigger, first for cargo, later for mobility.”
Plümmer said they’ve drawn a hard line at working with any company or government institution that would use their drones for military or surveillance purposes.
“It’s mainly moral,” he said of the objection. “We believe it would be really not fitting to our vision. Our vision is to save lives and improve life by using drone technology and drone solutions.”
Looking to the future, the company is currently pursuing certification from the Federal Aviation Administration that would allow it to operate commercial flights in the United States. If they receive this certification, they will be one of only a handful of competitors operating in the space. They’ve also set their sights on another funding round, fresh off the heels of a $22 million Series A round in January. The company has around 120 employees, but with an additional injection of capital in a Series B, it could hire people with expertise in AI, piloting and production.
(文:Aria Alamalhodaei、翻訳:Hirokazu Kusakabe)
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