NEC、AIで商品棚の在庫量を可視化する新サービス–東急ストアで先行採用
今回は「NEC、AIで商品棚の在庫量を可視化する新サービス–東急ストアで先行採用」についてご紹介します。
関連ワード (ビッグデータ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
NECは、商品棚に着目して小売店舗のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するクラウドサービス「NEC棚定点観測サービス」の提供を開始した。2023年度末までに1000契約を目指す。他社に先駆けて東急ストアに採用され、6月から本稼動を予定している。税別の利用価格は、カメラ込みの初期費用が7万4800円、月額3980円から。
同サービスはカメラ映像から人工知能(AI)がリアルタイムに商品棚の在庫量を可視化し、商品の補充や前出しが必要な棚の情報を従業員に通知する。第一弾として、商品棚の状況を可視化する「売り場チェック機能」の提供を開始し、今後品出しが必要な棚を知らせる「品出しアラート機能」などの機能強化を進める。
NEC独自のAIを活用した画像認識技術によって、事前学習用に商品棚の画像を1枚登録するだけで、AIがリアルタイムに自動で商品棚の在庫量を可視化する。また、専用のモバイルアプリにより、店内カメラで撮影した画像から商品棚部分のみを抽出し、歪みを補正してスマートフォンで簡単に確認できる。商品補充が必要な商品棚優先表示やアプリへの通知も可能で、手書きメモ機能の活用により作業指示などの情報共有にも活用できる。
同サービスでは、独自技術で人物消去機能を基本機能として搭載している。人の映り込みを消去することで商品棚の状態を安定して確認でき、プライバシーに配慮したカメラ映像の管理ができる。
同サービスは、カメラ機材も含めた映像クラウドサービスとして提供される。IPカメラのため複雑な工事をすることなく導入が可能で、店舗内のカメラ映像をクラウド上に保存することにより、本部や店舗外から状況把握・一元管理が可能となる。