凸版印刷、製造DX支援ソリューションにRFID活用の生産実績管理機能を追加
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凸版印刷は、従来提供している製造デジタルトランスフォーメーション(DX)支援ソリューション「NAVINECT」に、RFIDを活用することで生産情報をデジタル化して製造工程の進ちょくをタイムリーに可視化する機能を追加し、提供を開始する。新機能の価格は500万円から(ハードウェアと立ち上げ費用は別途)。
本格提供に先立ち、第一弾として上村エンタープライズの樹脂/精密機械加工工程での実績管理システムに採用されている。
凸版印刷がNAVINECTを提供する中、同社には「現場の基礎情報である生産実績情報を紙ベースからデジタルデータの管理にし、統合基幹業務システム(ERP)と連携して現行運用からスムーズに移行させたい」という要望が数多く寄せられていた。
この課題に対し、今回RFIDを活用して手入力作業を極小化することで、生産実績情報の効率的なデジタル管理が可能となる。それらのデータを用いた製造工程の進ちょく情報の可視化、顧客企業のERPとのデータ連携機能をセットで導入することで、管理業務の省力化・精度向上が期待される。
新機能では、生産の日程計画や生産指示情報を導入企業のERPから受信し、それらの指示情報に対する生産実績情報をERPに送信。各システムへの二重入力作業を不要にする。
また指示書にRFIDを貼付し、製造開始時に指示書を指定ホルダーに挿入することで、生産開始情報を自動で取得する。生産終了時に次工程へ指示書を回すため、指定ホルダーから抜き取ることで終了情報も自動取得する。
さらに、製造指示書など複数の書類を重ねて読むシーンを想定し、積層型RFIDを採用している。これを使用することで、30枚程度の一括読み取りが可能となる。
同社では、今回開発したオンプレミス型のNAVINECT向け生産実績管理機能をより手軽に導入できる「NAVINECTクラウド」に機能展開することを図る。