マイクロソフト、ハイブリッドワークの未来に向けた「Windows」関連イベントを4月に
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Microsoftは4月、ハイブリッドワークプラットフォームとしての「Windows」の未来の一端を披露するオンラインイベントを開催する。イベントのサイトによると、「Windows Powers the Future of Hybrid Work」(Windowsがハイブリッドワークの未来に力をもたらす)というタイトルで、米国時間4月5日に開催される。1時間半太平洋標準時間午前8時(東部標準時間午前11時)に開始し、1時間半ほどの予定だ。
エグゼクティブバイスプレジデント兼最高製品責任者(CPO)のPanos Panay氏が登壇する。商用顧客を対象としたイベントのようだ。基調講演のほか、生産性、コラボレーション、マネジメント、セキュリティのためのWindowsツールをデモするブレイクアウトアウトセッションが実施される。
Microsoftは2021年6月に「Windows 11」を正式に発表し、「ハイブリッドワークと学習のためのOS」としてアピールしてきた。ハイブリッド環境に適した新しいエクスペリエンスを実現するため、「慣れ親しんだ操作性」を維持しながら、ユーザーインターフェース全体をモダナイズし、ユーザーの生産性を向上させたいとしていた。Windows 11のセキュリティと管理のしやすさも強調されている。
Microsoftが4月5日のイベントで何を発表する予定かということについて、筆者は内部情報をつかんでいないが、いくつか推測することはできる。
まず、これまで明らかにされていなかったWindows 11の今後の新機能がいくつか披露されるのではないだろうか。2022年内、そして10月頃の機能アップデート「Windows 11 22H2」で提供される機能の両方だ。Microsoftが最近、Windows 11の検索機能の調整に取り組んでいることを考えると、その発表もあるかもしれない。
Microsoftは、「Microsoft 365」/「Office 365」サブスクリプションサービスをWindowsに統合しようとしていることから、Microsoft 365の一部のサービスについても何らかの発表があるかもしれないと筆者は期待している(「Windows 11 Home」だけでなく「Windows 11 Pro」でも「Microsoftアカウント」へのサインインを求める理由を説明する良い機会になりそうだ。そうすることで完全にアクセスできるようになるサービスの種類を示すことができるだろう)。
長くうわさされている「One Outlook」クライアント(開発コード名「Monarch」)についても聞くことができるかもしれないと筆者は考えている。
Windowsのセキュリティサービス「Defender」の改善についても、Microsoftがより詳細を明らかにする機会となるかもしれない。新しい「Microsoft Defender for Windows」セキュリティサービス(開発コード名「Gibraltar」)はデバイスの「ファミリー」グループを保護する狙いがあるとみられている。この新しいDefenderはコンシューマー向けだが、Microsoftはビジネス向けサービスのコンシューマー版を必ず用意し、PCの利用に関して、もはや家と仕事の明確な区別はないとの主張を強く示そうとしているようだ。「Microsoft Teams」のコンシューマープランについても、Defenderと同様の理由で話を聞くことができるかどうかは定かではない。
このWindowsイベントがビジネスにフォーカスしていることから、「Windows 365」とクラウドPCの今後や、「Endpoint Manager」/「Intune」、「System Center」などについて何らかの話があることに筆者は期待している。