英警察、ハッキング集団「LAPSUS$」関与の若者逮捕か
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英国の司法当局が、直接名指しはしていないものの、あるハッキンググループに関連する複数の人物を逮捕したという。
ロンドン市警察のMichael O’Sullivan警部は声明で、司法当局と当局のパートナーはサイバー犯罪集団に対する捜査を行ってきており、今回7人の逮捕につながったとしている。逮捕されたのは16~21歳の7人だという。
O’Sullivan氏によると、彼らは「この捜査に関連して身柄を拘束されたが、現在は釈放されており、捜査は継続している」。
ロンドン市警察は、このハッキング集団の名を公にしておらず、捜査に関わるさらなる詳細を明らかにしていない。
英国放送協会(BBC)は先週、「White」「Breachbase」というオンライン名を使用する、オックスフォード在住の16歳の若者が、ハッキンググループ「LAPSUS$」に関与した疑いで告発されたと報じた。この報道によると、Whiteは1年以上にわたって追跡されており、アンダーグラウンドのメンバーとの不和が生じた結果、個人情報をリークされ、追放されたとみられている。
当局は、この若者が逮捕された7人に該当するかという点についてコメントしていない。
OktaとSitelは先週、LAPSUS$が「証拠」とされるスクリーンショットをリークしたことを受け、1月のセキュリティ侵害について認めた。このインシデントは、顧客の約2.5%に相当する最大366社に影響した可能性があることを明らかにした。
Microsoftも先週、LAPSUS$がアクセス制限のあるアカウントの侵害に成功したことを認めた。
このほか、先週のセキュリティ関連ニュースでは、ハッキンググループの「DragonFly」と「Triton」による重要インフラへのサイバー攻撃に参加した容疑で、ロシア国籍を有する4人が米司法当局に起訴されたとの発表もあった。