凸版印刷、新入社員研修にメタバースを導入–社員同士の交流促進
今回は「凸版印刷、新入社員研修にメタバースを導入–社員同士の交流促進」についてご紹介します。
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凸版印刷は、2022年度新入社員研修を3年連続で完全オンラインにて実施する。今回は、新入社員同士の新たなコミュニケーションのプラットフォームとして、同社のアプリ「メタパ」をカスタマイズして導入し、メタバース上で新入社員同士の交流を促進する。
同研修では、紙製ヘッドマウントディスプレイ「VRscope」を使用した「危険体感VR」「福島県の被災地視察VR」の映像研修プログラムを継続して実施する。従来実施してきた独自の講義動画によるプログラムのほかに、同社独自のプログラムである日本の伝統文化と企業理念の重要性をテーマにした「文化教養VR研修」を行う。
さらに2018年度から実施しているコンディション教育に活用してきた独自アプリのノウハウを基に、同社アプリ「たまると」と組み合わせて新たなアプリとしてリニューアルし、良好なコンディション維持・管理のための教育を強化する。
バーチャルショッピングモールアプリのメタパでは、仮想空間上に構築した複数の店舗がショッピングモールのように一箇所に集約している。
たまるとは、社員の健康・コミュニケーションの促進、モチベーションケア、総務系業務の効率化を目的としている。社員の健康活動や社内イベント活動の参加に対してポイントを付与し、そのポイントをインセンティブと交換できる。
メタパをカスタマイズしたメタバース上のコミュニケーションプラットフォームでは、メタバース上で会話する相手を自由に選び、リアルでの会話のような物理的距離感を持ちながらコミュニケーションを取ることができる。新入社員同士だけでなく、先輩社員(トレーナー)とのコミュニケーションの場としても活用する。
たまるとにコンディション維持・管理スマートフォンアプリ「みんなのコンディション」でのノウハウを組み込むことで、従来のコンディションの自己管理機能やグループで競い合うゲーミフィケーションの要素に加え、ポイント付与・インセンティブとの交換機能が追加された。これにより、アプリを利用する社員が良好なコンディション維持・管理を習慣化するためのモチベーションアップを強化するとともに、社員同士でメッセージを添えてポイントを送り合う機能を搭載してコミュニケーションを活性化させる。