トッパングループ、人的資本の開示に対応–「期待」と「実感」の差に着目
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凸版印刷をはじめとするトッパングループ23社は、人的資本の開示と従業員エンゲージメントの向上に向けて、従業員エクスペリエンスクラウド「EX Intelligence」を導入した。同サービスを展開するHRBrainが4月20日に発表した。トッパングループの従業員数は、約2万1000人に上る。
近年、ESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:統制)投資への関心が高まっており、社会分野の一環として、企業は人的資本(価値を生み出す従業員個人の能力や資質)の開示が求められている。
トッパングループがEX Intelligenceを採用したポイントは、従業員の採用から定着まで網羅的かつ具体的な組織の課題を把握できること、「期待」と「実感」の差分を基にした課題の優先順位付け、評価データを活用したパフォーマンスとの相関分析だという。
トッパングループは今後、重要業績評価指標(KPI)として、従業員の期待値と実感値を基に算出した組織状態の指標「EXスコア」を定める。HRBrainが開発した同指標は、採用やオンボーディング(入社にまつわる諸手続き)などのエンプロイージャーニーに沿って設計された16の領域において従業員へのアンケートを実施し、組織や属性ごとの働きがいや働きやすさを可視化する。同グループは、人事領域の統合レポートやサステナビリティーレポートへの掲載などを通して、投資家や株主といったステークホルダーへの説明責任に対応する予定だという。