クラウド環境のセキュリティ機能を運用支援–ニューリジェンがAI活用した新サービス
今回は「クラウド環境のセキュリティ機能を運用支援–ニューリジェンがAI活用した新サービス」についてご紹介します。
関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
ニューリジェンセキュリティは4月21日、人工知能(AI)技術を用いたクラウドセキュリティ運用支援サービス「Cloudscort」の提供を開始すると発表した。
同社は、ラックと野村総合研究所(NRI)が3月14日に設立を発表した新会社で、4月1日に事業を開始している。社名の「ニューリジェン」は、フランス語で雲を意味する「nuage」と「intelligence」を組み合わせた造語。「クラウド(雲)のセキュリティ分野においてインテリジェンスを提供する」という思いが込められている。
ニューリジェンセキュリティ 代表取締役社長の大野祐一氏は、「『先端技術』×『俊敏性』×『共創』でクラウドセキュリティの課題を解決する」と自社の特徴を説明する。同社には、ラックとNRIセキュアテクノロジーズからセキュリティ専門家が集まっており、両社が収集する最新のセキュリティ情報や各種ノウハウ、インテリジェンスなどを活用して事業を展開する。
新サービスのCloudscortは「Cloud」と「Escort」を組み合わせた造語で、クラウドサービス事業者が独自に提供するセキュリティ機能の効率的な利用を支援するものになる。大野氏は「従来と異なるアプローチで考えたサービス」と語る。
具体的には、クラウドサービスで提供されるウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)やクラウドセキュリティポスチャ管理(CSPM)、脆弱性評価/脆弱性管理(VA/VM)とおった機能をAI技術を活用して自動運用するという。
サービスの対象となるクラウドは、Amazon Web Services(AWS)、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)などが挙げられている。まずはAWSのWAFを対象にサービスを展開し、上述のクラウドサービスやセキュリティ機能に拡張していく予定となっている。
サービス提供は、ラックとNRIセキュアに加えて、新規パートナーも順次獲得していく計画。大野氏は「2024年にパートナー企業計20社、売り上げ10億円を目指す」としている。